すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

世間はゴールデンウィークらしいですねえ・・・

2007-04-29 12:30:38 | ひとりごと
 当然の事ながら、うちの職場に盆も暮れも正月も、ましてやゴールデンウィークなどない。だから、ついうっかりその事を忘れて、観光客の車の波に慌てることもある。そう、うちの周りは観光スポットなのである。寝過ごして、お弁当を作れなくても、観光客目当てのコンビニが出来てからは、大助かりだった。でも、この季節はコンビニにはお弁当はおろか、おにぎりもパンも無くなる。田舎に一件のコンビニは大盛況なのである。
 その上、この辺りは兼業農家が多い。今の時期、どの家庭も「ぜんまい」「茶」に忙しい。かつてはわたしもそうだった。自宅だけでなく、田舎は「手間替え」制度がある。つまり、近所や親戚が交替でみんなのお茶を摘むのである。となると、毎日お茶摘みだ。ゴールデンウィークは学生の頃から「茶摘み」であった。
 しかし、田舎も年寄りが増え、人が減り、「手間替え」できない所も多くなってきた。うちも私が休めないので、手間替えは無理。そこで自宅だけふたりでしていたが、これも最近は母がしんどくなてきており、ここ数年は「業者」にお任せしている。高くつくんだよなあ・・・。買った方が安いのだけど、もったいなくて止められない。
 話をもどすと、こういう環境であるので、この時期は職員も忙しいが、地域の人も忙しい。「ぜんまいの時期」「お茶摘みの時期」は家で介護が出来なくなるので、ショートステイを利用する方もいる。そして、この時期「帰省」されるご家族もいるので、面会者も多い。総じて、この時期は、と~っても忙しいのだ!
 ゴールデンウィーク・・・何が「黄金週間」だよ~。


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不機嫌の連鎖

2007-04-27 21:33:09 | じいとんばあ
  キーボードの音が カラカラと鳴る
  不機嫌の連鎖 また 今日もフリーズ

  話したいことが 山ほどある
  不機嫌の連鎖 また あなたは留守

  上司の吐き気がするような自慢話
  自慢にもならない話 恥ずべき話
  何をそんなに得意そうに語るの

  また 社員が辞めました
  仕事が嫌いな訳じゃないのに
  なぜ こうなるのか 考えてはみないの?
 
  また 新人が入りました
  育てなければ すぐにまた折れてしまいますよ
  育ちそうもない人材でも ありがたがらなければならないほど
  この仕事は 人材不足

  吐き気がして トイレに走る
  不機嫌の連鎖 また 油を吐きました
  心のなかの 毒でしょうか
  
  心ない 暴言の数々
  気づいていないのは ベテランばかり
  耳にする度 私の心が壊れてく
  いさめられない 自分が嫌いで また壊れてく

  死にたいほど 悩んでる 職員がいることを
  あなたがたは 知らない
  否 そこへ 追いつめたのは
  他ならない あなた方
  そして 助ける事もできない私

  「ここにいたら、私スキルアップ出来ない」
  叩きつけて辞めていった 若い子
  あの子の言葉は 間違ってなかった

  不機嫌の連鎖
  嫌なときは 嫌なことばかり起きる
  不機嫌なときは 不機嫌にさせることばかり起きる

  でも それでもね
  頑張れるのは この人たちの笑顔が見たいから
  でも それでもね
  頑張れない日が もしも私に来たらね
  不機嫌の連鎖 止められたって 自分を許してもいい・・・?

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質問(バックナンバー)

2007-04-24 19:04:48 | うちのキヨちゃん
 子供が物心付くと「何故何故どうして?」と質問責めにして、親を困らせるものらしい。けれど、大人になると往々にして知らないことがあっても、聞けなくなる物である。私なども友人の話に「知ったかぶり」で参加して、後でこっそり調べたりすることが良くある。
 しかしうちのキヨちゃんは今でも分からないことはすぐ聞くから素晴らしい。
 昔、冬のある日、父と三人でドライブに出掛けた。フロントガラスがどうしても曇ってしまうので、父はエアコンを調節したり、拭いてみたりしていた。
 「なあなあ父ちゃん。なんで(どうして)曇るん?」
 「ん?そりゃあ、外が寒うて中がぬくい(暖かい)からじゃ。」
 「へえ。外が寒うて中が暖かかったら曇るん?」
ほほえましいこんなやりとりの後、キヨちゃんはこう結論づけた。
 「だったら、中も寒うしたら曇らんのとちがう?」
・・・間違ってはいないぞ!確かにその通りだ。しかし、凍えながらのドライブは勘弁して欲しい。
 又思わぬ質問に「知ったかぶり」の私たちの化けの皮が剥がれてしまう場合もある。
 ある日、私は父にカシミヤのセーターをプレゼントした。大喜びの父は
 「おお、カシミヤじゃ。軽いのう」
と彼女に話していた。そこでキヨちゃん。
 「なあなあ父ちゃん、カシミヤって何?」
すると父は
 「うん。インドの上の方にな、カシミール地方ってのがあってな・・・」
素晴らしい!!さすがは父。
 「そこに育つ蚕じゃ。」
・・・・惜しい。カシミールまで出たのに・・・。
 「ほんならこれは絹と同じなん?」
キヨちゃんの質問に間違いに気づいた父だが、「大人」は後に引けないのである。
 「・・・うん。似たようなもんじゃ。」
たぶん、似てないと思うのである。


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まったく転勤の多い病院ったらありゃしない

2007-04-23 16:00:01 | ひとりごと
 転勤の季節はまだ続く。そのせいか、今日はやたらと病院が混んでいて、滅茶苦茶時間がかかった。そして本日通院すると、また、主治医が変わっていた。この前書いたのは「泌尿器科」のドクター。今回は内科。
 前の内科のドクターは、初めは「前のドクターに負けるもんか!!」という気負いがあふれていて、ちょっと引いてしまった。しかし頼りない彼ではあったが、彼なりにすごくいろいろ考えてくれて、父にとってはいいドクターであった。
 今度は女医さん。患者さんの前評判は上々である。優しいし、物腰が柔らかくて話しやすいと。
 なるほどふくよかで、声も柔らかい。「うん、大丈夫ですよ~」というのも、大変優しい言い回しである。待ったわりには受診は5分なので、どんなドクターかはまだ分からない。
 「はい、いいですよ~。お大事に。」
柔らかな声に送り出されようとした時、父の腕に血圧計が巻き付いたままなのを発見。
 「せんせい、血圧計りました?」
するどいナースの突っ込み。
 「あ・・・」
そうは言ったが慌てず血圧測定。笑顔で
 「はい。いい血圧ですね~。」
とドクター。
 天然なのか、いい人なのか?ちょっと心配ではある。


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訪問入浴の意外な効果

2007-04-21 19:09:42 | ひとりごと
 先日二回目の訪問入浴を終えた。温泉に入る快適さ、清潔以外に、このサービスはいい効果を我が家にもたらしてくれている。
 父が寝込みがちになってから、私が入浴させていても、リネンの清潔がなかなか出来なかった。普段、体調不良を言い訳に、父はリネン交換することを嫌がったからだ。また、洗面台に立つことも、体力的に無理だったので、洗面道具をベッドに持ち込み、歯磨きなどを行っていたが、これも、体調が悪いと負担になるらしく、出来ない日が多かった。歩行に到っては、立位の不安定さに加えて足腰の力が弱ったこともあり、なかなか出来なかった。動かないから食欲がない。食べないから貧血が治らない。貧血がひどいからふらつて転倒する・・・。こんな悪循環だった。
 ところが、他人が世話をしにやってくる、というのは思わぬ刺激になった。
 まず、「お客さんに恥ずかしい」から、清潔に気を付ける。リネンもまめに交換する。頑張って歯磨きする。浴槽までふらつくのも格好悪いから、少し歩行練習してみる。思ったより歩けたら、欲が出る。何だか、ご飯も食べられるようになった。食べれば体力がつくから、目に見えて快復しているように思える。
 母にしても、他人が来ていろいろ話をすることで、気が紛れる。介護を楽に考えられる。また、「恥ずかしくないように」母もいろいろ気を使うから、父に対して前以上に気配りしているし、「お客」が来ることで、最近とみに明るくなった。(もともと明るい母ではあるのだが・・・。)
 中でも食欲が出てきたのは、私たちにとってとても大きい。うすいお粥を半分も食べない日があり、ミキサーにしてみた時期もあった。最近はましになっていたが、それでも小食だった。でも、ここ数週間は「ご飯」が食べられるのだ。粥ではなくご飯。しかも「何々が食べたい」と言う日が出てきた。食べたい物を聞いても「別に」と答え、あれこれ工夫しても手を付けず、買い物袋をさげて、涙ぐんだ日もあった。母に到っては泣いたり、怒ったり・・・。それがますます父を追いつめそうで恐かった。
 しかし、今、父は大変前向きで、母も私も明るい。家族の食事時間は毎回おばかな話で盛り上がって笑いが絶えない。幸せで涙ぐみそうになる。
 うちのスタッフに心から感謝したい。明るく細やかな介護のお陰で、私たちはこころも身体も軽やかになっている。勿論病気が治ったわけではなく、これからも老いと病気と闘わなくてはならないのは事実だ。けれど、確実に効果は出ているのだ。
 今一番心配なのは、調子づいた父が、歩行器を使わずに歩いてやろうと狙っていることだ。まだまだ、ふらつきがあるのだし、転倒したらまた元の木阿弥だ。痛み分け・・・ではあるが、意欲が出てきたのは良いことではある。

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大改装!

2007-04-19 22:37:52 | ひとりごと
 今日から自宅の大改装が始まった。父のために、ちまちまと手すりをつけたり、段差を無くしたりしていたのだが、いっそのこと、お風呂もバリアフリーに・・・ということになった。
 残念ながら、もろもろの工事は福祉の「住宅改修」対象とはならなかったが、少しでも使いやすい住宅になるのだから、楽しみでもある。
 ところが、今のお風呂を改修するのは無理ということになった。壁が頑強で抜けないのだ。だから、いっそのこと他の場所に移すことにした。そうすれば、広くて明るいバリアフリーのバスとなる。そうなると、大工さんもいろいろ欲が出る。(お金に・・・という意味でなく、プロの意識)
 「ここの廊下も広げようか」
 「水回りはここにもいるなあ」
楽しみでもあるけれど、これは、結構たいへんかなあ・・・。母は使えなくなるドアを私の部屋に無理矢理つけようと算段している(もったいないから)が、私は却下。ついでだから、こっそり大工さんに
 「猫用のドアを・・・」
と相談してみようかと、真剣に考えた。却下だよなあ・・・。

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医者様Ⅱ(バックナンバー)

2007-04-17 21:25:20 | じいとんばあ
   医者様Ⅱ

「うちは救急病院やからね
たびたび連れて来られても 困るんだよね
お宅で 看取るって決めてんでしょ
だったら きっちりターミナルケアすれば?
はっきり言って 迷惑だよね」

あなたの言うことは 分かります
私たちだって 最後までお世話したいです
でも 家族の事情も 私たちの事情もあるのです
無医村に近い田舎で 唯一頼れるこの病院だから
くやしくても 我慢しているのです

かつて 友人の父親は あなた方に
殺されかけました
「苦しんで死ぬか 楽に死ぬかなら 
楽に死なせたいでしょ」 医師はそう言った
正直なインターンが 
「実は方法が分からないんです」
お陰で 転院して 助かったのです

かつて 友人は父親が急変した時
長時間待たされた上に
駆けつけたのは 酒臭い当直医でした
誤診があったのでは と思っても
家族が頼れるのは ここだけだから
震えるこぶしを おさめたのです

いいえ 勿論 いいお医者様もいるのです
感謝しているお医者様もいるのです
でも 不思議ですよね
そんな医師(せんせい)は すぐ転勤してしまう

私たちのふがいなさを あなたの不徳に
すりかえるつもりは ありません
私たちの不徳は あくまでも私たちのものです
でも 言葉の暴力は私たちだけにしてください
患者や家族には 酷すぎまず
その一言で 希望もなにも 奪うのですよ

「長生きしたから もういいでしょ」
だれが 寿命を決めるのですか?
「安心しないでね これで死んだ患者山ほど診てるよ」
何の・・・自慢なのでしょう
「早く転院先探してね うち救急やし」
搬送された その日に言わなくても・・・

この世の中には 神の手と心を持つ
そんなお医者様が 確かにいます
でも 私たちは知っています
そんな医師と出会うのは 奇跡だと
悪魔だって 山ほどいるのだと
そして もっと悪いことに
ご自分がそうとは 気づいてらっしゃらないのです  


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恐るべし、狩人

2007-04-16 15:07:43 | ひとりごと
 うちの狩りをする猫は、ここ数日調子が悪かった。丸二日飲まず食わずで、泣き声も元気なく、屋外から戻ろうとしない。
 ふと、前のことが頭をよぎる。以前腎臓が悪くなった時も、こんな感じだった。ただ、あの時は脱水から、やたらと水を飲んでいたし、腹部に触ると悲鳴をあげるほど痛みがあった。今回は腹部を触ると「楽になる」らしかった。
 おなかが張っている感じがする。さては、また何か「狩り」をして、よからぬものを食べたか?とにかく動物病院に電話した。生憎診療時間を過ぎていたので、翌日朝連れていくことにした。
 しかしその夜、彼は久々に屋外から戻ってきた。「開けて~」と鳴く声に力がある。ほんの少し水を飲んだ。
 そして翌朝はしっかりとご飯を食べたのだ。
 結局何が原因だったのか分からないが、とりあえず元気そうなので安心している。通院も見合わせた。しばらく様子を見ても、悪いようではない。何にしても良かった。
 そして、今朝・・・。私は母の大声に起こされた。母が指さす庭には、うちの猫の戦利品であるらしい「いたち」の亡骸が横たわっていた。
 恐るべし狩人猫!いたちさん!ごめんなさい~!


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転勤の多い病院

2007-04-15 11:57:52 | ひとりごと
 父の主治医がまた変わった。かかりつけの県立病院は実に転勤が多い。前任のドクターは若いけれど、非常に信頼できる人であったから、残念でならない。今度のドクターはまだどんな人なのか、つかめずにいる。父にとっての「いい医者」であってほしい。
 こんなことを言ってはいけないのかもしれないが、腕がいいのか要領がいいのか、いつまでも転勤しないドクターもいる。だいたい「いてほしいなあ」と思う人ほど、すぐいなくなる。実は腕も良いわけでなく、患者に優しいわけでもないドクターが居座ると、私の身勝手だが、ひどく不愉快になる。父の担当でないことがせめてもの救いだ。 
 個人の病院のように、同じドクターがいるわけでないと、まず、信頼関係を含めすべてをやり直ししなければならない。これはお互いにしんどいものである。方針も違うだろうし、「前の先生は・・・」なんて言うのも、気が引ける。といいつつ、最初が肝心と初めての時に言いたいことを言うことにしてはいる。
 転勤はどういう基準でするのだろう?ころころ変わるのは困るのだけど。
 今度のドクターがどういう人物か、手探り状態であるが、何にしても「安心」と「信頼」をくださる医師であってほしい。


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医者様(バックナンバー)

2007-04-14 10:20:50 | じいとんばあ
    医者様

 病人を運ぶたび 「またか」って顔するの
 家族にも 私たちにも
 冷たい言葉を浴びせるの
 ドクター あなたはそんなに偉いのですか

 私たちは構わない 病院じゃないのだもの
 十分出来なかった事や判断を
 あなたに責められても仕方ない
 甘んじて 暴言は受け止める

 だけど
 あなたは あなた方は
 本当にそんなに“すごい”のですか

 私たちは 大切に心を込めて
 介護していたつもりです
 その大切な人を
 あなたのその“神の手”にゆだねたのに
 「こんなに」なるまで 気づかなかったのは
 「こんなに」なるまで 手をこまねいていたのは
 他でもない あなた方ではないですか

 あなたの職場に
 「ホウ・レン・ソウ」は無いのですか

 あんなにたくさんのドクターがいても
 互いに意見は求めないのですか
 家族の声は 無視するのですか
 素人の言う事と・・・
 誰よりもそばにいて 観察している人の言葉を

 そして
 決して認めないのですよね
 自分に非があるなんて

 だってあなたは
 医者様なのだから


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