旅の準備５

　鹿児島行まであと４日である。昨日は私も少しは準備しなくちゃと、朝から洋服を引っ張り出しては並べてみた。しかし、どうにも決めかねて親友ナースに電話した。
　「今から服持ってっていい？」
すると、
　「持ってくるの大変でしょ。今から行こうか？」
と言ってくれた。
　彼女が来て、色々アドバイスを貰いようやく服が決定。初日と帰りは移動距離が長い。しかも二人分の荷物と、キヨちゃんの手を引く事を考えると、パンツが良いだろうという事になった。
　家にある物をチョイスして、後は隣町に出掛ける。春っぽいピンクのボーダーのカットソーと白い地模様のパンツがどちらもリーズナブルな値段であったので、買い足して何とか形になった。
　戻ってから久しぶりに餃子を作った。

　　　

　春キャベツたっぷりの餃子は、キヨちゃんにもくりりんにも好評だった。２０個の内ほとんどを夫婦で平らげたので、キヨちゃんに、
　「よう食うのお！」
と驚かれる。
　「こんだけ食べたら作り甲斐があるだろ。」
と私に言いつつ、
　「父ちゃんはほんまに（病気で）食べなんだけんなあ・・・。」
と少ししみじみした。
　今日は仕事。当然今度の休みは出発の日なので、キヨちゃんは明日自力でカットに行く。今日だったら、くりりんが休みだったのだが、月曜なので店が閉まっている。
　私も少しずつ準備しなくては間に合わないので、今日ちょっとだけ荷づくりした。一人で行くより大変なのは目に見えているが、ここは「ネタの宝庫」と出掛けるのだから、旅の後は書く事がいっぱいだろう・・・と楽しみに考えることにした。

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フィギュア世界選手権～女子３枠、男子２枠～

　楽しみにしていた世界フィギュアが終わった。正確にはまだエキシビションがあるのだが、試合は終わってしまった。今回も色々とドラマのあった試合だった。
　まず女子。ショートプログラムでは佳菜ちゃんの演技にウルっとした。今まで本当に素晴らしい演技をしてきたのだが、いつも回転不足に泣かされた。失敗が分かる演技はともかく、自分が成功と信じて疑わない演技を全否定されるのはきつかろうと思う。そこを見直し修正する事はもっと大変だったろうと思う。それを乗り越えての演技に感動を覚えた。
　そして宮原知子ちゃんの２位は快挙である。１９０点越えのハイスコア。頼もしい限りだ。本郷選手、佳菜ちゃんともに入賞圏内で、無事来年の３枠を勝ち取った。
　正直、真央ちゃん、あっこちゃんの不在を考えると、３枠獲得は大変だろうと思っていた。勿論、次々素晴らしい逸材が育っている事は知っていたが、同じだけ世界には素晴らしい選手がいる。ロシア勢も昔の勢いを取り戻してきた。
　観ている方は、いい選手が多い方が面白いが、やっぱり日本人に頑張って欲しいと思うわけで、それだからこそ今回は嬉しかった。
　海外の選手では、ラジオノワがＳＰの時に３８度あったと聞いてびっくりした。それは安静にする体温であり、間違っても跳んだり回ったりしてはいけない気がする。それでメダルなのだから凄い子である。
　優勝したトゥクタミシェアはＳＰからトリプルアクセルを跳び、２００点以上を叩きだした。フリーは今一つ精彩を欠いたが、他に大きく差をつけての優勝である。
　「私のように努力して諦めなければ、私のように強くなれるわ。」
とは１８歳、怖いもの知らずでちょっと鼻に付くコメントだが、それに見合う十分な貫禄がある。
　そして男子。今回無良選手は残念だった。何よりも得意のトリプルアクセルが決まらなかったのは悔しい。フリーでも挽回しきれず。
　小塚選手は、全日本の復活を考えると、ＳＰでの出遅れはまさかだった。自己ベストから１５点程低いということで、無良くん同様予選落ちギリギリではないかとヒヤヒヤした。
　フリーでは挽回してシーズンベストを１７点上回ったとか。４回転２回入れ、１度は転倒したものの、良く頑張ったと思う。ＳＰの出遅れが無ければ十分戦える位置にいたと思われるが、結果は１２位。
　そしてゆづ君。昨年から一体彼はどれほどの苦難を乗り越えてきただろう。あの事故の後、言い訳せず、ひたすら頑張ってきた彼なのに、続いてお腹の手術、足首のねん挫、その度に出来る事をやりぬいて結果も出してきた。
　今回フリーでミスがあり惜しい２位。悔しいと何度も言い、それでもライバルへの拍手や称賛は本当に素直な笑顔で、本当に彼が悔しいのは自分自身だけなのだな・・・と、これまた感動した。
　残念なのは小塚選手の１２位とゆづ君の２位で合計14となり３枠は取れなかった。ここしばらく日本は３枠をキープしてきていたので、悔しい思いもあるが、まあ、これも仕方ないかな。
　さて、明日はエキシビションだ。

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旅の準備４

　今回の旅で、キヨちゃんにはもう一つ故郷でしたい事があった。それは、実家のご近所回りである。と言ってもキヨちゃんの生家は既になく、ご近所も様変わりしているだろう。ただ、名前を継いだ伯母（故人）が生前世話になったであろうご近所に、その息子が不義理をしたのではないかと気にしているのだ。
　と言うのも、伯母は施設に入っていたが、その間一番近くに住んでいた長女（伯母）がずっと面倒を見、その伯母が亡くなってからは、先日亡くなった従兄夫婦がずっと世話をしてくれていたのだ。
　それなのに、その息子は施設から県外の自宅に母親を引き取る際、一番世話になった従兄にも内緒で出てしまっている。それなら、ご近所など挨拶しているはずもない。
　と言う事で、キヨちゃんは妹としてご近所に菓子折りの一つも持って回りたいと言うのだ。菓子折り１ダースを２日必着で親戚に送る段取りをしたが、たかが菓子、されど菓子・・・のお値段である。まあ、数が数・・・。
　そして、キヨちゃんのために注文したカナナリュックも届いた。私が注文し、私の名前で着いたにもかかわらず、今日着くよとも言ってなかったにもかかわらず、子供みたいに待ち焦がれていたのか、仕事から帰ると既にリュックは包装が解かれて部屋にあった。しかも、リハビリの看護師さんに背負って見せびらかしたらしい。
　本当はプレゼントしようと決めていたのだが、どうしても出すと言うので、きりのいい金額だけ出してもらった。
　今日はお休みだったので、朝から病院へ行って追加のお薬を貰って来た。キヨちゃんはデイで、くりりんはお仕事。その足でリュウの餌などを買って（ポイント５倍だよ～と朝くりりんに言われたので）、急いで戻って美容院へ。久しぶりのカットとパーマである。
　いいお天気だったので、早く戻って換気したいと気が気でなかった。終わってから、特急券などネットで押さえた切符を受け取りに行った。
　前回くりりんと東京に行った際、乗車券は地元の駅で出せたが、新幹線の切符は新幹線の泊る駅でしか出せないと言う事で、当日岡山で出したのだが、何故か今回は最寄りの駅で全部出せた。
　本当はネットの分は出してしまうと変更が効かないので、ギリまで待った方が良いのだろうが、おそらく変更もないだろうし、キヨちゃんと私ではバタバタして当日は大変なので、出せるものは出してもらった。
　買い物をして戻ってから、家中の窓を開けて換気。花粉症のくりりんが影響なければいいけど・・・。洗濯物を畳んでから、キヨちゃんがデイから戻るまで少しだけ草むしりをした。掃除機はまだなのだが、今夜はフィギュアだしなあ・・・。
　パエリアを作ってみたが、どんなもんだろう？？

　　　　　
　
さて、後はお花の準備、そして着て行く服・・・かな？

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旅の準備３

　昨日仕事中に、先日亡くなった従兄の奥さんから電話があった。
　「お母さんから来るって電話あったけど、一人で来る？」
という内容だった。
　「ううん。私が一緒に行く。母さん一人ではとても無理やから。」
そう答えると、
　「良かった。一緒なら安心。」
と言う。まだ話があったようだが、仕事中なのでごめんなさいして切った。
　今回の旅行では、まず亡くなった従兄のお仏壇を拝む事、キヨちゃんの実家の墓を参る事などに始まり、福岡に移動してキヨちゃんの姉を訪ねる事が目的だ。
　移動については既に調べてもらった通りにチケットも手配した。福岡については伯母の家に泊る。しかし、鹿児島は親戚に泊めてもらう算段だが、ここはキヨちゃんからお願いして貰わないと、私がほとんど面識もないのに「泊めて」とは言いにくい。
　ホテルを取る事を私は提案したが、キヨちゃんは水臭いと言われるからと泊めてもらうつもりだ。確かに葬儀の時も、その親戚は、
　「泊る所はいくらもあるから来てね。」
と言ってくれていた。
　そこで、その親戚に電話をしたらしいが留守だったので、まずは従兄の家に電話してお悔やみと行く事の連絡をキヨちゃんがしたようだった。
　さて、その日の午後、携帯に着信と留守録。
　「どこにいるの？危なくない所で電話ください。」
と先ほど電話があった親戚からだ。
　おかしな内容だな・・・と思いつつ電話をすると、
　「今どこ？何時頃着くの？」
と聞かれた。
　「えっと、仕事中です。」
と答えると、
　「今日来るんじゃないの？」
と言う。
　「いえいえ、４月の３日からです。」
　どうやら、耳の遠いキヨちゃんの事、相手の話は聞こえないので上手く伝えられなかったようだ。とにかく訂正しておいて、キヨちゃんに連絡した。
　「今電話があって、今日行くと勘違いしたみたいで。」
私がそう言うと、キヨちゃんはびっくりして、
　「まあ！母ちゃんちゃんと４月の１,２,３って言うたのに。」
と笑った。
　いや、そもそもそこから間違ってますから・・・。

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旅の準備２

　今日はくりりんがお休みだった。
　昨夜の内に、ネットで特急券と座席指定は予約した。計算してみると通常よりキヨちゃんと二人で6700円ほど安い。早く知っていたら便利だったのに・・・と思うが、最初に東京行きが決まった時に初めて利用したので、まあ遠出する事はそんなに無いのでいいとする。流石に前回の葬儀で行った時は、事前に予約できるものでもなかったし。
　今日はくりりんがキヨちゃんとお墓参りに行き、そのままキヨちゃんを町内のＪＡに送り届け、くりりんは自分の用事がてら乗車券を買いに行ってくれた。
　今回、度はキヨちゃんと二人だ。連れていく・・・と言っても、私がおごるほど余裕もないので、とりあえず半分出してもらう事になった。それこそキヨちゃんは３人で行くと思っていたようで、
　「ええ？くりちゃんは行ってくれんの？二人がおったら安心じゃと思いよったのに・・・。」
と朝辛そうに言ったが、
　「リュウやくろべえはどうするんで？」
と言うと、
　「そうじゃわな。人に頼むのも悪いしな・・・。」
と納得はしていた。
　そりゃあ、３人で行けば私も楽だし楽しい。でも、くりりんもこの前休みを貰ったばかりだし、旅費も大変だ。そして勿論うちの子たちも困る。
　「ほんでもくりちゃんご飯よう作るかえ？」
と心配する。
　そこは心配するところだが、今は店もあるし、ある程度作っておけば大丈夫だろう。たかが３日である。それより、一人も気が楽かもしれない。
　さて、着る服が無いと言っていたキヨちゃんだが、カバンが無いと言い出した。そこで、私のカナナリュックを見せると同じようなものが欲しいと言う。
　過去にヨリちゃん母さんには、茶色の少し小さめのをプレゼントしたが、色を聞くとキヨちゃんも茶色が良いと言う。ということで、誕生日でも何でもないが結局プレゼントする事になった。
　そんな私に、今夜はくりりんからのホワイトデーケーキが。

　　　　

　残業、準備と色々あるが、ちょっと頑張れそうだ。

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旅の準備

　うちのキヨちゃんは鹿児島生まれだ。生家はもうないが、鹿児島と福岡には親戚がある。元々は1男６女の兄妹だったらしいが、今は米寿のお姉さんと妹とキヨちゃんの３人となってしまった。先日私が葬式に行ったのは、一番上のお姉さん（故人）の息子さんである。
　福岡の伯母さんは、元々はフットワークの軽い人で、よく私やキヨちゃんを訪ねてくれていた。だが、年齢的にも足腰が弱くなり、それに加えてメンタルも弱くなったので、今度はキヨちゃんが励ましに行かなくちゃと思っていたのだ。
　前にブログで、早く行っていればキヨちゃんの甥にも「生前に」会えたのに・・・と書いたが、当初鹿児島を訪ねて墓参りをし、今度亡くなった従兄を訪ね、福岡の伯母を訪ねて戻ると言う計画だった。
　本当は４月は忙しい月ではあるのだが、仕事に支障の出ないと思われる月初の土日を挟んで、３日間休みを取った。年齢的にも体力的にも、季節的にも「今でしょ」である。
　伯母にしても来客をもてなすのはしんどい歳である。キヨちゃんはリハビリを頑張っているが、長旅で歩く事は結構厳しい。だから、頑張ってもらうとしたら今しかないかもしれない。
　福岡の従兄に色々調べてもらい準備を始めた。まずは新幹線などの切符を押さえる。
　それから髪も何とかしたいし、行く前にはキヨちゃんの薬を貰いに病院へも行かなくてはだし、留守中のくりりんの食事の事なども考えなくちゃだし・・・。
　そしてキヨちゃんはキヨちゃんで、向こうでの段取り（泊めてもらう親戚とかご近所への挨拶とか墓参りの段取りとか）を相談して貰わなくてはならない。こればっかりは私ではダメだ。
　そんなこんなを相談していたら、キヨちゃんが、
　「行く前に一回草むしりをしてくれ。」
と言い出した。出来る日があればしないでもないが、
　「こらえてや。私も髪もしたいし、母さんの薬も貰わないかんし。切符も取りに・・・。」
と言うと、
　「え？行くのいつ？」
と呑気に言う。
　「２週間後（言った時はそうだった）。」
　するとびっくりしたキヨちゃん。
　「いかん！着て行くものが無い！」
・・・。私もである。これは、服を買いに行く・・・という予定も必要か？って、休みがないんですけど・・・。

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今年はよく降るのだ

　しかし、この春は良く雨が降る。キヨちゃんじゃないが、せっかく植えた（・・・って、キヨちゃんがだが）ジャガイモが腐るのではないかと思うほどである。
　せっかく咲いたしだれ梅も、かなり散ってしまった。

　　　　　　

　一昨日は午前中の晴れ間を狙って、いつもお願いしている人に、松の木などの木の剪定をしてもらった。一昨日は午後から雨で、昨日は一日雨だった。

　　　　　

　今日は晴れるような事を言っていたが、何となく風のある曇り。くりりんを送り出してから、結露が酷くなって新聞紙を敷いて対処したトイレの掃除にかかる。新聞がぐっしょりな状態で、もしかしたら水漏れかも・・・と、敷きつめた新聞を外して洗面台の蓋も開けて拭いたが結局結露らしかった。
　掃除機をかけようかと思ったが、こんな日でなければ草も取れないので、来客のあるまでの僅か３０分ほどだが庭の草むしりをした。芽が出始めた芝生だが、この雨で苔むしている。草むしりなのか苔むしりなのか分からない。
　キヨちゃんは午前中に山菜おこわを作り、リハビリし、私は洗濯と掃除の後来客があり、昼を済ませてから先日行けなかったお彼岸の墓参りに出掛けた。くりりんはまだ仕事の休みが無く、早めに終わった時か朝が遅い時に行く予定だ。
　親戚の墓参りとお仏壇を拝ませてもらうのだが、その前にちょっと用事があって、ほぼ山頂の家に行った。キヨちゃんは行った事がほとんどなく、勿論歩いて行ける所でもないので大喜び。長く会っていなかった知り合いにも会えたのでご機嫌だった。
　もっとも、畑に向かって手を振って叫びあっていたが、お互い耳が遠いのでどっちもが言いたい事を言っただけである。

　　　　　

　墓参りなどを済ませて、一旦家に戻り洗濯物を取り込んでから買い物に。久しぶりにリュウも一緒に出掛けた。夕飯はキヨちゃんの山菜おこわがあるので、吸い物でも作ればいいと分かっていたので、急がず買い物して帰った。
　夕飯はキヨちゃんのおこわに、豆腐とえのきの吸い物。ちょっとハマりつつある「大根餅」にした。今日はサクラエビがあったので、満足のいく味だった。
　さて、明日からは５連続勤務。頑張らなくちゃ。

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神様の言うとおり

　キヨちゃんのお薬については、結構量も多いので、今までカレンダー式のお薬入れに、私やくりりんが２週間からひと月単位で配薬していた。そうすれば、キヨちゃんも分かりやすい上に、私たちも一目で飲み忘れなどが無いか確認出来る。
　もっとも、カレンダーの日付を間違えたり、何故か縦に薬を取ったりする事もあったり、またついつい飲み忘れもあった。
　それが、今まで朝夕だけだった薬が昼も増え、また種類も増えた。そうなるとカレンダー式のポケットでは入れにくく取り出しにくい。また昼飲む習慣もなかったので絶対飲み忘れや飲み間違いが出ると思われた。
　今月の受診の後、くりりんと車中であ～だこ～だと薬の管理について揉め、結果薬は毎晩翌日の分をケースに入れる事に決めた。
　つまり朝、昼、夕、寝る前と仕切りをつけたケースに、日付を書いた薬を１日分ずつ入れると言うものだ。基本Ａ型のくりりんが配薬する。私はくりりんの不在時担当と決まった。
　薬を貰った日に、ふたりでチマチマと日付入れと１包化出来ない薬のシール止めを行った。日付は前もって頼めば調剤薬局でもしてくれるはずなので、方法が決まったからは次回からはしてもらおう。
　ただお薬は朝から夕までは私たちが一緒の内なのだが、安定剤は別れてからなので、配薬する時には当日の安定剤が残っている。だから、それを手渡ししておいて入れたケースはテレビの前に別にするようにした。
　しかし、
　「くろべえが落とすかもしれない。」
とキヨちゃんはすぐに手元に置き直す。それでも、間違わずにはいたので油断していた。
　今朝、薬のケースを見ると安定剤だけが無い。これは間違いなく２錠飲んだということだ。キヨちゃんに聞くと、
　「ほんでかあ・・・。ゆうべはふらついてふらついて、何でこんなにふらつくんだろうと、恐々トイレに行った。チュウブになったんじゃないかと思うた。」
と呑気に言う。
　幸い今飲んでいる安定剤はあまり強くはないのだと思う。何故なら、以前下剤と間違えて２錠飲んだ時は救急車騒ぎになったのだから。
　昨夜は飲んだ事を忘れて、追加で飲んでしまったのだが、日付を書いた他の朝からの薬がある事にも全く違和感を感じないのだから困ったものだ。
　で、お薬はやはりキヨちゃんが何と言っても当日まで手元に置かない事にした。またどうしてもテレビの所はキヨちゃんが気にするので、いっそのこと・・・と神棚に上げることにした。これなら手も届かないし、毎朝神棚の水を換えるので、私が下ろし忘れる事もない。
　「こうしておくと、よく効くかも知れませんよ。」
とくりりんが言えば、
　「ほんまじゃ。神様のおかげでよう効くかもしれん。」
とキヨちゃんも笑った。
　ま～え～わあである。
　余談であるが、神様の話をした後、子供の頃、
　「ど～れ～にしようかな？神様の言うとり～」
という遊びをした事を思い出した。くりりんに、
　「滋賀ではどう言ってた？」
と聞くと、
　「どれにしようかな、神様の言うとおり～の神様の前に何かあった気がするけど。」
と言う事だった。
　ちなみに私の所は、
　「どれにしようかな、神様の言うとおりにしましようね、鉄砲撃ってどんどんどん、柿の種。」
というものだった。皆さんは？

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何だか、解決の糸口が見えない事件

　免震装置のデータ改ざんのニュースが騒がしい。耐震偽装のニュースが騒がれたのは何年前だろう。こういうことは無くならないものだろうか・・・。
　今回、その数と物が物だけに、不正が分かってお詫びして「ハイ解決」とはいかない。すでに恐ろしいほどの数の建物に、その装置は使われている。病院、学校、消防署、マンションなどなど、どれも被害があればその大きさは想像するに難くない。
　素人なので、どう解決していくのか分からないが、調べて問題があれば交換していくというような話を昼の番組で聞いたが、どうやって交換するのだろう？果たしてそんな事が出来るのだろうか？
　確かな情報か分からないが、この会社は以前にも『偽装』したとかしないとか？もしそうだとしたら、周囲は２度騙されたことになる。また真面目に働く社員も、厳しい世間の目に晒されながら、何とか汚名返上に努めていただろうに、これでは真面目な社員が可哀想だ。
　どう解決できるのか想像も出来ないが、とにかく沢山の建物が、地震で倒壊しないように、何とか手を打って欲しい。

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流星ワゴン～後１回～

　楽しみにしているドラマが後１回で終わってしまう。「流星ワゴン」である。
　これは重松清さんのベストセラーであり、私もくりりんも本を持っている。作品としては結構前の作品で、私は文庫本で読んだ。そして舞台も観ている。
　そのくせ、ドラマを観る前にストーリーを二人でおさらいしたら、結構覚えていないという体たらく。ただ、凄く泣いたこと、すごく感動した事は覚えていたので、始まる前から二人で楽しみにしていたのだ。
　毎週、
　「始まるよ！」
と急いでテレビの前に並んで集中して観る。チュウさんの行動に大笑いし、展開に感動し、目頭を熱くする日曜日。
　そして、少しずつストーリーを思い出しては、
　「そうだった。で、こうなって。」
と語り合った。
　そのドラマも後１回である。今夜はくりりんは滋賀で、私は一人部屋で観た。ＣＭ中に、
　「観てる？」
とメール。
　「観てるよ。」
　今夜も号泣だった。くりりんはどうだったかな？
　来週感動の最終回は、二人で観ようね。

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