すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

昨夜のくろべえ、今日のキヨちゃん。

2020-06-30 20:51:25 | うちのキヨちゃん
 昨夜、今朝早く出る予定だったので早めに寝ようと思っていたが、くろべえがおしっこをしていないのが気になった。
 天気予報ではこれから大雨になると言う時間帯だったし、とりあえずくろべえと一緒に外に出た。畑に連れて行っても座らず、少し歩いて、そのまま車の下に。ちょっと待ったが移動しそうにもなかったので、そのまま連れて入った。
 その後、少ししてくろべえは水を飲みに行った。今水は風呂の脱衣所に置いてあるので、様子見がてらお風呂に入ろうと行ってみると、カーペットや足ふきマットの上に失禁していた。
 急いでくりりんを呼んで、汚れた敷物をみんな片づける。廊下にも転々とあったので、それから拭き掃除と敷物の洗濯にかかった。そして、くろべえも清拭。
 そんなこんなでくろべえも疲れたのか、それからはぐったりしていた。勿論、私もくりりんも・・・である。

     

 朝5時起き。くりりんは、キヨちゃんの希望通り「仕事にならない」お天気の日で、仕事は休みになっていたが、用事もあったのでとりあえずは出かけた。ただし、お昼過ぎには帰宅して、キヨちゃんが心細くないようにはなった。(とは言え、お昼ちょっとすぎには携帯に着信があったらしい(笑))
 今日の雨は結構激しく、キヨちゃんはすることもないので、リュウにおやつを沢山あげたり(多分ね・・・、欲しがらないから)、くろべえにかまったりしていた。
 「くろべえ」
と声をかけたら、ベッドから飛び降りてキヨちゃんのところに、
 「にゃお~ん」
と行ったらしく、それはもう飛び上がらんばかりに喜んだらしい。
 明日はキヨちゃんは3カ月ぶりのデイサービスだ。ソーシャルデイスタンスを保つのは難しいので、苦肉の策でテーブルの真ん中に透明シートのガードを作った。そうでもしないと許可が出ない。
 それでも、きっといい気分転換になる。くろべえは私とくりりんが守りをすることにした。
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リセット力

2020-06-29 20:06:34 | うちのキヨちゃん
 今朝起きると、キヨちゃんはすっかりリセットされていた。お粥を炊いておくと、
 「ありがとう。」
と普通に返した。
 仕事から帰ると、今日はキャベツときゅうりのアッサリ漬けを作っていた。久しぶりである。また、買ったもののなかなか取りかかれなかった花の苗も植えたようだった。
 「母ちゃんも、もう何にも出来んわ。ようや百合だけは植えた。ほんでも、くりちゃんが帰ってきてくれて、さ~っと全部片付けてくれて助かった。本当にありがとう。」
と言った。
 いったい何がさ~っとなのか分からなかったが、後でくりりんに聞くと、花は植えたがカーポートのセメントの上に土がいっぱいで、それを掃除したり花のプランターを並べたりしたらしい。くりりんからしたら、それほど大した作業ではなかったが、キヨちゃんにとっては大助かりだったということだ。
 
 くろべえは朝少し遠い場所まで歩いておしっこしたらしい。くりりんがつきそった。帰りはへたり込んだので、抱いて強制帰還。
 昼間はキヨちゃんが3度様子を見に来て、ちゅ~るも飲ませてくれた。本当は何か食べてくれると良いのだが・・・。

 夜、夕飯は穏やかだった。話をしながら笑い声もあった。くりりんが離れに移動した後、テレビのニュースを見ながら明日は大雨だとキヨちゃんが言った。
 「お前仕事気をつけえよ。」
そして、
 「くりちゃんは仕事だろうか?雨でも仕事になるんだろうか?」
と言うので、
 「どうかなあ」
と曖昧に答えた。すると、
 「母ちゃん大雨に一人は怖い。なるべく早く帰ってと言うて。」
と言った。
 昨日の今日、何事もなかったように仕事を手伝ってくれるくりりん。何事もなかったようにくりりんに甘えてみるキヨちゃん。二人のリセット力に脱帽・・・・。

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どくれたら、どくれかえす?色々私も疲れた。

2020-06-28 19:42:05 | うちのキヨちゃん
 土曜日、さっそくカラオケに誘ってくれ、キヨちゃんは楽しいひと時を過ごした。皆さん大事にしてくれるし、上手な歌を沢山聞かせてもらい大満足だった。しかも、焼酎もちょっと呑んだようで、
 「1週間で一升飲むと言ったら、皆がへ~って驚いて、ほなけんキヨちゃんは元気なんじゃなあって褒められた。」
と大笑いしていた。えっと、良かったのだろうか??(笑)
 ま、とにかくカラオケは大成功で、逆に興奮しすぎて夜眠れなかったようだが、これからも月に何度か誘って貰う事にした。
 夜、ベッドに入ったキヨちゃんは口腔体操をしていた。珍しいな・・・と思っていたら、誘ってくださった奥さんが食事が詰まらないように教えてくれたと言うのだ。有難い話である。ただ、これについてはデイサービスでも訪問看護でも指導してきているのだが本人は忘れている。
 今朝、いつものようにおにぎりを用意していた。最近はおにぎりでないと食べない。で、おにぎりだと結構食べるのだ。本人は詰まるくせに硬めのご飯が好きだが、当然柔らかめに炊いている。
 ところが、観るとそのおにぎりを自分でお粥に炊き直していた。聞くとその奥さんが詰まるのならお粥の方がいいのでは?と提案してくれたのだと言う。これまた有難い話だが、娘の言う事は全く聞かないのに他人様の言葉は絶大である。ちょっとイラッとする。
 朝早くから今日は道つくり(草刈り、枯葉集めなど)だった。うちの地区でも3軒空き家となり、子供さんが戻って手伝ってくれてようやく7人。それでも私を含め女性は二人だけなので、男手があるのでとても助かった。朝7時半から初めて、休憩を2度挟んで12時前までかかったが、少し上の地区は13時半までかかったと言うから、結構ハードな道つくりだった。
 帰ってシャワーを浴びてから休憩しながらくろべえを観ていた。実は昨日は丸一日排尿も排便も無かったのだ。便はともかく、おしっこがずっと出ないようなら病院へ連れていかなくては・・・と考えていたら、今朝5時半に花畑に自分の足でぴょんと上がって排泄した。
 ひとまず安心し、固形物は相変わらず食べないが、ちゅ~るは一日3本程度は食べてくれているので、とりあえずそばにいて様子を観ている。

     

 リュウが吠えるなあと思ったら、夕方親戚の子が子供を連れて寄ってくれたのだった。四国内ではあったが、県をまたいでの異動が自粛されていたので長らく会っていなかったのだ。久しぶりの子供の姿にキヨちゃんも大喜びでお小遣いをあげていた。
 ここまで書くと、昨日からず~っとキヨちゃんは良い事づくめである。ご機嫌のはずだ。夕飯もキヨちゃんが当分お粥が良いと言うので粥を炊いたのだ。実際上機嫌だった。ところが、親戚のおばさんがきゅうりをくれると言うので、くりりんの運転で貰いに行って戻ったところから、何だかスイッチが入る。
 とりあえずは今日の作業が大変だったと話し、他の地区と比べて男手があって助かると話した。ここまでは良いのだが、見栄っ張りのキヨちゃんは、そこにくりりんがいないのが面白くない。
 くりりんだって休みなら私の代わりに出てくれるが、日曜日は仕事である。しかも、コロナ騒ぎで殆ど仕事が無い中、貴重な就労日である。キヨちゃんは他の人はわざわざ来てくれると話しているが、日曜日が休みな人と定年退職した人ばかりである。一緒にはいかない。そもそも、私がいなくてキヨちゃんが出なくてはならない状態なら話は別だが、私がいるのである。
 で、嫌味な感じで他の人をほめるのを黙って聞いていたが、その内に、
 「すずが倒れたらどうなるんじゃ。」
 「母ちゃんが死んだらお仕舞じゃ。」
 「近所の人も皆言いよる。」
など大ウソも交えながら言うもんだから、私のイライラがどんどん強くなる。
 そして、キヨちゃんの悪いところは人をほめるのと人をくさす(けなす)のがセットになる事だ。奥さんが口腔体操を教えてくれた話にしても、
 「デイサービスではそんな丁寧に教えてくれん。」
など言いだした。で、ついに私がキレた。
 「なあ、ご飯の時くらい楽しく食事出来んの?それに、デイサービスではちゃんと指導しよるよ。母さんは月に1回や2回じゃけど、毎週来よる人は『デイで体操を始めて食事に咽る人がいなくなったな。』って言うてくれよる。それはそこだけでなくてみんな家でもちゃんと気を付けよるけんじゃ。」
 すると、途端にどくれた。
 「母ちゃんデイにもう行かん!〇〇さんみたいに行かん!」
と言い出した。この余計な後の一言がさらにイラッとさせた。と言うのも、〇〇さんとは今認知症の初期で、ご本人も不安定であり、気持ちが二転三転しているのである。その事を分かった上で言っているのだ。それも、多分周囲が心配したり家族が気にかけていることへの嫉妬もある。本当に良い事も悪い事もなんでも「せらう」から困る。
 「ええ加減にしないよ。こうやって母さん中心の生活をしよるのに、何が気に入らんので!」
と言い放って私は退室した。
 寝室に戻るとくろべえが水を飲んでいた。本日2回目のおしっこの訴えがあり、そっと付き添った。今日はゆっくりだが、下の畑まで歩いて行っておしっこした。うんちくんは暫く出ていないが、あまり食べていないからな。
 くろべえを見守っているとくりりんが心配してきてくれた。
 「親子だからね、心配もするから怒るんだよ。僕はその点冷たいから平気だよ。」
と言ってくれた。
 「色々・・・ごめんね。」
 「うん、嫌味もひしひしと伝わって来たけど、聞かないようにした。」
 くりりんには本当に申し訳ない。よく我慢してくれていると思う。世間の「嫁」はこういう思いをしているのだろうな・・・と思うが、配偶者もきついのは女の場合だけだろうか?世の「息子」は「嫁」の辛さを分かっているのかな?
 庇えば庇うほどキヨちゃんの焼き餅に拍車がかかると分かっていても、私しか庇う人間はいないのだから。いっそ、認知症になったようなもんだと思えば我慢できることなのかもしれないが、そこをクリア出来ないことも、娘としての心情ではある。

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思惑通り

2020-06-26 19:53:28 | うちのキヨちゃん
 くろべえの心配も重なって、キヨちゃんのお酒とクゼツはさらに拍車がかかっている。ここ最近の状態と言い、心配もあるので、この前ご近所のよくお世話してくださるご夫婦の奥さんの方に話をした。奥さんも介護の経験があるので「あるある」である。
 「ねえ、キヨちゃんはカラオケは嫌いかな?」
と奥さん。
 「昔はよく歌ったけど、今は声が出ないと言って絶対歌わないです。」
 「そっかあ、なら誘ってもつまらんよね。」
あ、その手があった。
 「いえ、デイでも他の人の歌を聞くのが好きで、誰々が上手かったと帰ったら話します。」
 「ほんなら、誘ってみようか。」
と言うことになった。
 実はカラオケと言ってもカラオケボックスやスナックではない。月に何度か地元の集会所でご近所の何人かが集まってしているのだ。今のご時世なので、当然ソーシャルディスタンスである。
 ではあるが、私たちが勧めるよりは、ご近所が誘ってくれるというのが嬉しいはずだから、私たち夫婦は知らないということにした。
 さて、今日帰るとキヨちゃんから報告。
 「今日な、〇〇ちゃん(ご主人の方)が来てな、キヨちゃん一人で退屈だろう。明日車で迎えに来るけん、一緒にカラオケ行こうって誘ってくれたん。もう、その優しさが嬉しくてうれしくて、涙が出た。」
 「そうなん。ほれは良かったな。行ってきたらええわ。」
と私とくりりんは返事をした。
 ありがたい話である。これで少しは気も紛れる。
 実は昨夜お好み焼きをしたのだが、焼いているホットプレートを見ながら、
 「これ何?」
と聞いたのである。
 「お好み焼き。」
と答えても、
 「ああ、お好み焼きかあ。」
ではなく、
 「へ~?」
と言い、その後も3回ほど「これ何?」が続いた。
 頼むぞキヨちゃん。まだまだもうちょっとしっかりをキープしてほしい。



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31度無風状態の部屋は・・・。

2020-06-24 19:01:44 | うちのキヨちゃん
 今日は調整の御休み。くりりんはお仕事。
 キヨちゃんはここ最近は夜明けが速いので、早朝から畑に出て、朝昼兼用のご飯になることが多い。
 くろべえは相変わらずだ。大体真夜中か4時や5時の早朝に起こされる。色々試すが、ちゅ~ると水以外飲まない。ミルクも飲まない。

 朝から良いお天気だったので、洗濯機を何度もまわして、キヨちゃんのトイレの敷物から履物、リネンなど大物を洗った。それから掃除をして、掃除機のフィルターなども洗って干した。キヨちゃんのリハビリさんが来るまでにと、大急ぎで拭き掃除。畑にいたキヨちゃんに声をかけて、遅い朝御飯を食べてもらっていたら、一番お気に入りの理学療法士さんが来た。
 みっちり1時間リハビリしたが、思ったよりも足が動かないと凹むキヨちゃん。それはまあ仕方ないことではあるが、ここ最近親戚の人の認知症や、くろべえの衰えなど、自分とオーバーラップさせて、気分まで同調してしまい不安定になる時もある。困ったもんだ。
 昨日デイサービスで折りヅルの折り方を教えてほしいと言われて、数人に教えたのだが、
 「あの時は出来たのに、家に帰って折ってみたら出来なかった。」
と言うので、工程表を作ってみた。

     

 絵で描くより、これからめくってみたりもできるのでより分かりやすいと思うのだが、さてどうだろう。

 昼から少し仮眠をとった。私はソファーで寝ていたのだが、くろべえはベッド。そのくろべえがベッドを下りて寄り添ってきて目が覚めたのだが、くろべえが来たからではなく、とても蒸し暑い。いつの間にか全開の窓からも風はなく、室温は31度となっていた。だからくろべえは起こしたかったのだろう。玄関を開けると涼しい木の下と車の下で過ごしていた。
 最近リュウも涼しい時間でないと外に出ない。裏山の木を伐採してしまったので、木陰が極端に減ってしまったのだ。なので、夕方から少しの間外に出る。
 今夜はキヨちゃんはあまりご飯を食べなかったので、おにぎりを枕元に置いた。くろべえも今日はまだちゅ~る1本だけなので、もう少ししたら飲ませてみよう。

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昨夜から今日にかけて

2020-06-21 19:07:26 | うちのキヨちゃん
 昨夜、遅い時間にちゅ~るを飲んだくろべえだが、外に出たいと鳴いた後、外で2回嘔吐した。トイレもあるかと花畑に座らせたが出ず。その後、車の下で座り込んだ。しばらく声をかけていたが、心配だったので抱いて部屋に戻る。嘔吐していたので、脱衣所の水のある場所に連れていくと、いきなり脱糞した。
 くりりんを呼んで、ゴム手袋やアルコールティッシュを持ってきてもらい処理。
 「くろべえにはくろべえのタイミングがあるんじゃない。もう少し外でいさせてあげたらよかったのに。」
とくりりんに言われる。そうなんだろうけど・・・ついつい心配で。
 その後は落ち着いて眠った。
 朝、キヨちゃんに報告すると、
 「そっか、うんち出たんか。きれいなウンチだったか?」
と安心したように言った。
 今日はほとんど寝ていたくろべえ。キヨちゃんが畑の草を抜いている間に、私は出来る範囲の草刈をした。

     

     

 昼からキヨちゃんとお買い物に。ようやく1日からデイサービスが再開される。なので、キヨちゃんは服を買いに行きたいと言ったのだ。太ったわけでも痩せたわけでもない。腰が曲がり体は小さいのにLサイズやそれ以上じゃないと窮屈なのだ。
 買い物はくろべえがする番しているので気になって、大急ぎで済ませて戻る。幸いすやすや寝ていた。
 二人して2時間ほど休息を取って、それからジャガイモを選別した。

     

 コンテナは戻ってからくりりんに運んでもらう。

 夜は昨日ご近所からイサキをもらったので、フライと煮付けにした。私は上手に魚をさばけないので、ここはキヨちゃんにお願いした。昔飯場で魚担当だっただけのことはある。ほとんど調理をしなくなった今でも、とてもきれいに切ってくれた。

     

 くろべえが、あんまり食事を取らないので猫用にミルクも買ってきた。今まで飲んではいないので飲まない可能性も高いが、少しでも飲んでくれたらいいと。
 お風呂に向かう前キヨちゃんが、
 「牛乳お前飲んでおけよ。母ちゃんはいらん。」
とくろべえのミルクを差し出した。
 危ない危ない・・・・。
 「母ちゃん、猫ちゃんの~と書いてるやろ?猫の絵も描いとる。」
 「まあ!母ちゃん飲むところだった。」
 介護老人・・・1人と1匹・・・。

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キヨちゃんとくろべえ

2020-06-20 15:57:47 | うちのキヨちゃん
 昨日の朝はくろべえの泣き声で朝4時半に起きた。付き添って外に出ると、長い時間をかけておしっこした。昨日は早い出勤だったので、そのまま起きてキヨちゃんの食事の用意をした。
 ここしばらく私たちの部屋か脱衣所で寝ていたくろべえが、何故か昨日はキヨちゃんと一緒だった。久しぶりである。なので、昼間はキヨちゃんが付ききりで、畑におしっこに行った時は早く戻っていたくりりんが見守ったらしい。
 そのまま、夜は居間で眠っていたので、くろべえに任せて私たちは寝室に引き上げた。くろべえは、訴えがあると私たちの寝室に鳴きながら来るからである。それでももし来なければ様子を見に行けばいいと。
 夜中、脱衣所にくろべえの姿はなくそのまま居間でいるようだったが、電気が付いている。キヨちゃんが様子を見に行っているのだろうと見に行くと、何とキヨちゃんは掛け布団を引っ張って行って、畳の上に添い寝していた。
 「母さん、こんなところで寝たらあちこち痛くなるけん。くろべえは心配ないけん、布団で寝て。」
と揺り起した。そうでなくてもあちこち痛いキヨちゃんである。
 それからキヨちゃんが心配しないように私たちの部屋に連れて行った。
 食事は大好きだったカリカリもイリコも鰹節も食べない。ちゅ~るだけは食べるが、それもこちらが口元に持って行って初めて認識する。水はかなり多めに入れておかないと、よく見えない、においが分からないのだろうか、随分飲むまでに時間がかかる。いったん飲み始めるとこれも時間をかけて結構飲む。
 とにかくよく眠る。あんまり眠りすぎて、死んでしまっているのではと心配したキヨちゃんが揺り起してちょっと噛まれた時もあった。私にしてもくりりんにしても、身体が呼吸で上下するのを確認せずにはいられない。寝返りを打つととても安心する。

     

 昨夜からはずっと私たちの部屋だ。シャワーの間は交代で見ていた。おぼつかない足で畑まで歩いて行ったくろべえ。2度しゃがみこんだ。

     

 おしっこには違いないが、もしかしたら2度目は排便がしたかったのかもしれない。随分頑張ったが出なかった。
 今日はほんの少しだが鰹節を食べた。また固形のフードが食べられるくらいに、いやせめて缶詰くらいが食べられるようになればいいのだが。ちゅ~るだけでは心もとない。
 頑張れくろべえ。がんばりすぎるな、キヨちゃん。

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高齢者ドライバー2

2020-06-19 20:08:13 | ひとりごと
 以前に立ち寄った店で高齢者ドライバーの事故に遭遇した話は書いた。結局あのお爺ちゃんはちゃんと店に戻ったのか、警察に突き出されたりして無いか、はたまたそれ以外の気になるポイントも沢山あった出来事だったが、先日も高齢者ドライバーの怖い運転に遭遇した。
 丁度くりりんの運転で買いものに出ている時だった。後ろから軽自動車に追い越された。
 それ自体は別にどうという事は無かったのだが、急いでいるのか、その車は私の前の車も追い越そうと右に出て、対向車に気付いて慌てて引き返したのだ。
 「全部抜く気だったのか?前に3台はおるよ。」
とくりりん。そうなのだ、お爺ちゃんが(多分お爺ちゃん)抜こうとした車は3台か4台連なっていたのだ。それを全部のつもりだったのか、1台ずつ抜こうとしたのかは分からないが、飛びだし方や戻り方が危なっかしい感じだった。
 その後は抜くでもなく走っていたが、イライラしているのかちょっと車が左右するなあ・・・と思った途端、その車はいきなり左にぶれて、縁石に乗り上げたのだ。
 焦ったように車線に戻った後、中央線をはみ出すほど左右にぐらぐら揺れた。
 「えええ!怖いよ。お爺ちゃん、事故せんだろうか?距離置こう。」
と私。お爺ちゃんも気になるが、事故になるかもしれない方が怖くて、ルートを変えた。
 結局、そのお爺ちゃんが無事に走ったかは分からないが、本当にヒヤヒヤする運転だった。まあ、他人事では無い。私たちも高齢者ドライバーになるまでにも十分気を付けよう。

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キヨちゃんの3日坊主

2020-06-18 21:02:16 | うちのキヨちゃん
 デイサービスがお休みになって、キヨちゃんの酒量が増えていたが、荒療治でくりりんが一度に2パック渡した時、
 「母ちゃん、もう飲まん。お前ら呑めや。」
と言っていた。
 それから焼酎は減る様子が無かったが、3日もするとあったはずのパックが減っている。ん?と思ううちに、あれよあれよと無くなって言った。はい、きっちり三日坊主である。
 あんまり飲むのも良くないが、注意して隠れてキッチンドリンカーみたいになっても困る。また、無くなればリュックを背負って買いに出るのも目に見えているので、ここはやはりタイミングを観ながら渡すことにした。
 昨日もう一口・・・というタイミングで、くりりんが1パック渡した。
 「まあ!ありがとう。」
と満面の笑顔で受け取ったキヨちゃん。
 「どうせなら2~3本買ってくれば良かったのに。」
と言い放った。おいおい・・・。
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今日のくろべえ

2020-06-15 21:04:38 | ひとりごと
 いつものように、お気に入りの屋上へ上がろうとしていたくろべえだが、日に日に足取りが悪くなる。勿論、むらがあって、日によって調子のいい時もあるが、今日は見ているとかなり危なっかしく、途中でくりりんが、
 「くろべえ、危ないからやめときな。」
と声をかけた。
 それでも登ろうとしていて、くろべえは後ろ足を踏み外した。幸い、足を踏み外しただけで、転落や滑落には至らなかったが、自分で降りるのも危ないだろうと、くりりんが抱いておろした。
 それを聞いたキヨちゃんは、何とか階段を封鎖しないと・・・と、とりあえず板を置いてみたり、袋を巻いてみたりしているが、果たして効果があるのやら・・・。
 とにかく、一日脱衣所の洗濯機の前で寝ていることが多い。

     

 この場所が気に入っているのか、はたまた丁度キヨちゃんの寝室と、私たちの部屋の中間地点にあるので、何かの時にはどちらにでも行けるからか?おそらくキヨちゃんでは、鳴いても聞こえない事もあるので、外に出たい時は私たちに訴えに来る。そんな都合もあるのだろうか?
 昨夜はキヨちゃんは心配で眠れなかったらしい。夜中に水を運んで、くろべえにタオルで枕をしてやっていた。
 食事がどの程度なのかキヨちゃんでないと分からないが、少ないのは間違いない。大好きなちゅ~るも、1本は食べられない。キヨちゃんのあげた残りがあったので、さっきあげてみると、案外しっかりと食べてくれたので、抱いて居間に連れて行き、水を勧めた。
 くろべえは元々腎臓が悪いので、水はかなり飲む方だが、最近はそれも少ない気がする。それでもしばらく水を飲んで、自分の足でまた洗濯機のところに行った。

     

 夏場が怖いな・・・。一度病院へ連れて行こうかな?ただ、くろべえは病院が大嫌いで、車の中で鳴き通しだったり、ストレスになると思うと、それも気になる。どうしたもんかなあ・・・。


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