みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

久遠実成を明かす

2018-07-24 10:00:00 | 法華経と賢治
《『100分de名著『法華経』』(植木雅俊著、NHK出版)の表紙》
 さて、釈尊が四十数年間でどうやってこれだけの菩薩を教化したのか、という弥勒菩薩の疑問に対して、釈尊は第十五章「如来寿量品」で答えていて、実は
 釈尊は四十数年間ではなく、はるか遠い昔にすでに覚っていたというのです(久遠実成)。そしてその久遠の時間を「五百〔千万億那由多阿僧祇三千〕塵点劫」と表現します。…(投稿者略)…想像を絶するくらい昔に私は仏になっていたというのです。
             〈『100分de名著『法華経』』(植木雅俊著、NHK出版)84p~〉
と植木氏は教えてくれる。さらに、同氏は次のように解説を続ける。
 私に授記したと皆さんが思っている燃燈仏をはじめとして、いろいろな如来が出てきては次々にいなくなっていったが、それらは私が教えを説くために作り出したものであり、実はそれらはすべて私なのだ、というのですね。
            〈〃85p〉
 
 一方の私は、釈尊の話の持って行き方がますます分からなくなってきた。キリスト教における「神」と仏教の「仏」は基本的に違うものだとついつい思い込んでいた。特に、私は今まで「仏」とは人間だと思っていた。ところが、第十四章「従地涌出品」やこの第十五章「如来寿量品」について少し知ったならば、「仏」とはそういうわけでもないのかと悩み始めているからだ。しかしここはしばらく我慢しよう。植木氏は新たに「仏の統一」という項を立ててさらに解説を続けているからだ。それゆえ、今回はこの辺で私の投稿は終えたい。

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