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《『宮澤賢治』(國分一太郎著、福村書店)》
ところで、この本『宮沢賢治』國分一太郎著、福村書店)の表紙を見直していて、今まで見逃していた部分があったことに気付いた。それは、「国語と文学の教室」という文字にである。
そこで「国語と文学の教室」とはどういうことかと思ってこの本のページを捲ってみたならば、巻末に次のようなページがあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/e4/1051842e91d52dfc8b8d8f30e3da75fc.jpg)
〈『宮沢賢治』國分一太郎著福村書店)》〉
そこでは、「国語と文学の教室」について次のように説明をしていた。
中学生にもわかる文章で平易に新しく書き下された全27冊の画期的シリーズ。教材単元との連携を密接にとることは勿論、教師を初め一般読者に対しても国語と文学の最新の成果を提供する。
と。そしてこの『賢治の周辺』の発行は1952(昭和27)年2月20日であった。ということは、もう戦中のしがらみ、つまり「戦意高揚に利用された賢治」に囚われない賢治を自由に論ずることができる時代になったからこそ書かれた本であったということになりそうだ。なおちょっと横道に逸れてしまうが、「現代」の8名中に石川啄木と宮澤賢治の岩手県人2名が入っていることが岩手県人の私としてはとても嬉しかった。最後まで自分の社会主義思想を捨てず、巷間女とお金にだらしなかったと云われているが周りから愛されて亡くなった啄木。凄まじい「アカ狩り」によって下根子桜から撤退せざるを得なかった、葬儀の際は「2000人が参列し」その後は「聖人・君子」と云われてきた賢治。さてこの二人、歴史は今後どのように評価してゆくのだろうか。
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賢治の甥の教え子である著者が、本当の宮澤賢治を私たちの手に取り戻したいと願って、賢治の真実を明らかにした『本統の賢治と本当の露』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/c8/22d7287548711cb2a83b757841c5c0c6.jpg)
〈平成30年6月231日付『岩手日報』一面〉
を先頃出版いたしましたのでご案内申し上げます。
その約一ヶ月後に、著者の実名「鈴木守」が使われている、個人攻撃ともとれそうな内容の「賢治学会代表理事名の文書」が全学会員に送付されました。
そこで、本当の賢治が明らかにされてしまったので賢治学会は困ってしまい、慌ててこのようなことをしたのではないか、と今話題になっている本です。
現在、岩手県内の書店での店頭販売やアマゾン等でネット販売がなされおりますのでどうぞお買い求め下さい。
あるいは、葉書か電話にて、『本統の賢治と本当の露』を入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金分として1,620円(本体価格1,500円+税120円、送料無料)分の郵便切手をお送り下さい。
〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
電話 0198-24-9813
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