みちのくの山野草

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「なり振り構わず」送付したのさ、と言う人もいる文書

2018-10-05 10:00:00 | 「賢治学会」におけるハラスメント
《花巻の円万寺境内から見た鍋倉のみのり》(平成29年年9月21日撮影)
方十里 稗貫のみかも 稲熟れて み祭三日 そらはれわたる
 病のゆゑにもくちんいのちなり みのりに棄てば うれしからまし

〔「なり振り構わず」送付したのさ、と言う人もいる文書〕
 そこで私は
    なり振り構わずと仰いますのは……
とお訊きしてみた。すると先輩は、
 あんな奇妙な文書を学会員全員にわざわざ送付したことさ。言い換えれば、あんな大人げない文書をわざわざ学会員に送ったという事であり、そのような事をしてあまりにも大人げない、ということだわな。
 今回、『本統の賢治と本当の露』が全国に向けて出版された。これでますます鈴木さんの主張がいよいよ無視できなくなってきた。だが、それを認めれば今まで築き上げてきたものが一気に崩れ始めてしまう。それは困るわな。とりわけ、「仮説検証型研究」という手法によって実証されたものだからそれを否定するためには反例を突きつけねばならぬのだがそれは見つからないのだから困っているはずだ。というよりは、反例を何とか見つけ出さねばならないと四苦八苦しているのならばまだマシな方で、おそらく、そもそも少なからぬ賢治研究家はこの「仮説検証型研究」が何たるものかを殆どわかっていない。だから、論理では敵わないものだからこんな奇妙な文書で個人攻撃をやって来るのだよ。
 しかも、鈴木さん自身がしばしば表現する「田舎の老いぼれ、しかも理系のできそこない」によって、つまり正統派ではなくて異端によってそれが為されたのでおそらく歯ぎしりして悔しがっているんだろう。だから、こんな「らしからぬ事」をなり振り構わずやってくる、そう解釈すれば多くのことがすんなりと腑に落ちるってわけだ。
 だから鈴木さん、もうそろそろあの文書公にした方がいいよ。鈴木さん達は何度か妥協してきたのに、「賢治学会」の代表理事側は一切妥協せずに執拗に無理難題をふっかけてきているのだから、もう武士の情けは要らんよ。
と仰った。そこで私はその公開をやっと決意したのだった。

 最初は嫌がらせ程度だったが、それがなかなか後に引かず繰り返されるものだから言い掛かりと感じたし、その後も力関係の非対称性を使って一方的に無茶振りしてくるからまさにいじめそのものだと私は感じた、そんな代表理事側からの「三陸支援に関わる」仕打ちであった。しかも今でもそれが継続されている、と私には見えてならない。
 だが、一寸の虫にも五分の魂はある、いつまでも黙っていじめ続けられるわけにはいかない。そこでそのようなハラスメントを止めてもらう切っ掛けになればと思って、この文書(下に再掲してある)を包み隠さずに公にしたという次第だ。

 なおこの文書に関しては、先に
 この資料「賢治学会の代表理事名の文書」の内容そのものに関する私のコメントは今後はしないつもりです。ご判断は読者の皆さんにお願いいたします。ただし、関連する事柄を少しだけ後で述べたいと思っております。
と述べておいた。
 そこで次に、その「少しだけ」について述べたい。それは取り敢えず以下の4点である。
 まず第一点目は、この「賢治学会の代表理事名の文書」の学会員への送付については、直接的のみならず間接的にも私は事前に一切打診等を受けていないということである。
 次に第二点目は、この送付文書を見たある知人は、心配して下さって直ぐに、
 あの文書は問題ですよ。あれは鈴木さんに対する個人攻撃であって、代表理事が責任を取って辞任せねばならないようなやり方です。鈴木さんはこのままだとこれによって殺されますよ。
という電話を下さったということだ。まさにそのとおりで、私自身もこの文書を受け取って直ぐにこれは個人攻撃だと受け止めたし、まさか命までは奪われないだろうが、かなりのことを奪われるだろうという怖さは感じた。
 そして第三点目は、この6pにある「以下の文章」を事務局長から手渡された記憶は私にはないということだ。また、よしんば仮に受け取ったとしても、『はっきりさせてほしい』とお願いしていたのだからその回答としては不十分だということで到底納得できないものである。
 最後に第四点目としては、この文書送付はおかしいという意見が、私以外の学会員からも「理事会」に正式に提出されているという事実があるということである。ただし、それに対して「理事会」がどう対処したのかということも含めて、このことは現時点では私たち一般会員には一切知らされていないということである。

【再掲:資料「賢治学会の代表理事名の文書」】 
1p

2p

3p

4p

5p

6p


*********************************************《三陸支援の呼びかけ》*******************************************
 東日本大震災によって罹災したが、それにも負けずに健気に頑張っている(花巻から見て東に位置する)大槌町の子どもたちを支援したいという方がおられましたならば、下記宛先に図書カードを直接郵送をしていただければ、大槌町教育委員会が喜んで受け付けて下さるはずです。新設された小中一貫校・大槌町立『大槌学園』の図書購入のために使われますので、大槌の子どもたちを支援できることになります。

 〒 028-1121
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   なお、大槌町教育委員会事務局の電話番号は
        0193-42―6100
   です。

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