みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

ますむらひろし氏× 牧野立雄氏の対談

2019-01-13 16:00:00 | 賢治渉猟
 昨日(1月12日)岩手県立美術館へ行った。
《1 岩手県立美術館》(平成30年1月12日撮影)

それは、同館で行われる、
  アーティスト対談「賢治と盛岡―イーハトーブの夢を紡いだ街」
  講師:ますむらひろし氏(漫画家)× 牧野立雄氏(宮沢賢治研究家)
を聴くためにであった。
《2 》

《3 》


 ところで、ますむら氏が描く賢治作品にはなぜ猫が登場するのか以前からわからずにいた(それ故、敬して遠ざけていたともいえる。それがある理由があって今回は聴きに行ったのであった)。そして今回もそれはわからぬままであった。が、わかったことが一つあった。
 以前から、天沢退二郎氏や入沢康夫氏はいろいろなことを徹底して調べた上で論考等を書いているということを知り、やはり一流の賢治研究家は違うものだと敬服していた。そして今回の対談を聴き、やはりますむら氏も、作品を読み込み、徹底して調べてから描いているということを知って、やはり一流の方々は違うのだ、ということがわかったのだった。対談を聴くことができて、とてもよかった。

 その返りに眺めた
《4 岩手山が見事だった》(平成30年1月12日撮影)


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 賢治の甥の教え子である著者が、本当の宮澤賢治を私たちの手に取り戻したいと願って、賢治の真実を明らかにした『本統の賢治と本当の露』

             〈平成30年6月28日付『岩手日報』一面〉
を先頃出版いたしましたのでご案内申し上げます。
 その約一ヶ月後に、著者の実名「鈴木守」が使われている、個人攻撃ともとれそうな内容の「賢治学会代表理事名の文書」が全学会員に送付されました
 そこで、本当の賢治が明らかにされてしまったので賢治学会は困ってしまい、慌ててこのようなことをしたのではないか、と今話題になっている本です。
 現在、岩手県内の書店での店頭販売やアマゾン等でネット販売がなされおりますのでどうぞお買い求め下さい。
 あるいは、葉書か電話にて、『本統の賢治と本当の露』を入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金分として1,620円(本体価格1,500円+税120円、送料無料)分の郵便切手をお送り下さい。
      〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
               電話 0198-24-9813

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4 コメント

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ありがとうございます (田下 啓子様へ)
2019-01-15 18:26:41
田下 啓子様
 コメントどうもありがとうございます。
 お陰様で、何とか無事に今日の講演を終えることができました。
 少しずつですが、高瀬露の〈悪女〉の濡れ衣を晴らさんとする活動に対しての支援の輪が拡がっているのかなと、嬉しく思っております。
 また、最近では、従前の『露草協会』の活動に併せまして、

  『巷間流布している〈悪女 高瀬露〉の再検証を求める請願』

という署名活動も展開しております。この署名を沢山の方々にしてもらって、それも「宮沢賢治学会イーハトーブセンター」に直接お届けして、巷間流布している〈悪女 高瀬露〉の再検証をお願いするものです。

 そう簡単には目的を達成できないと思いますが、焦らず慌てずそして諦めずに草の根運動を続けてまいりますので、どうぞこれからも引き続きご支援お願い致します。 
                                                             鈴木 守
                                                         
 
返信する
Unknown (田下啓子)
2019-01-15 15:06:50
講演、おめでとうございます。
これまでのご苦労が実ってきたのですね。
高瀬露さんの濡れ衣をどうぞ剥がしてあげてください。応援しています。
返信する
そのとおりだと思います (田下啓子 様)
2019-01-14 11:25:38
田下 啓子 様
 花巻、今日は寒晴れで気持ちがいいです。御地は如何ですか。

 はい、仰有るとおり、私も賢治は猫が嫌いだったと思っておりました。そこで、以前〝521 佐藤隆房と桜地人館〟において、

 何かで、賢治は猫が嫌いだったと書かれていたような記憶があるが、もしそうだとすれば猫の案内に苦笑しているか?

と投稿したことがございます。
 また、教え子が山猫の真似をしたならば、賢治は嫌がって逃げ回ったというようなエピソードもあったと記憶しております。

 というわけで、ますむら氏がなぜ猫を登場させるか、その理由は未だもって私にはわかりません。

 ただし今回の対談を聴いて、彼が漫画のストーリーを展開する際に、並の賢治研究家(表現の仕方に問題がございますが)よりもよく作品を読み込んでいるし、その裏付けをしっかり取ろうとしているという姿勢に感心したのでした。

 そうですね、こうなるとなぜますむら氏は猫を登場させるのか、その訳が知りたくなってきました。

 ところで、明日は高瀬露に関する講演がありまして、小心者の私はどのように話を展開しようかと、今オロオロしております。
                                 鈴木 守
返信する
Unknown (田下啓子)
2019-01-14 07:29:49
おことばですが、どうも賢治は猫が嫌いだったようですよ。短編「猫」という作品に猫が嫌いと書いてありますが・・・。
返信する

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