２・８ おいてけぼりで庭掃除

「おまえが嫌そうだから・・・」と母親のための食料をしこたま買い込んで、夫は一人出かけていった。
義父がいるころ、いやがる夫の尻をたたいて実家に行っていたのを、私が喜んでしていたと思っていたのか。
ここで接触してきた弟と張り合っているのか、母親一人になってからの夫の動性、不思議。
そんな夫に腹が立つのは、私のやきもちか。

本当にひとりでいいのなら、いかにも私が悪いと言うような捨て台詞は言わないで、自由を与えて欲しい。

素直に「私も行きます」と言えば、「頼んだわけではない」という、母親と同じパターン。

３０年たっても理解できない母子である。

こんな愚痴をリアルタイムで話せる相手が私にはいない。
思いを言葉にして、客観的に判断し、よりよい方法を見つける。
後戻りもやり直しもできない人生の、これが私の生き方かな。

結局、廃墟の庭になりかけていたアパートの小さな庭を片付けた。
ブドウの木やアジサイ、バラの木の剪定をし、ぼうぼうの草をむしり、何とか人が住んでいるように見えるようにした。
２メートルを超えたアボカドの木が倒れかけているのを、紐で結わえて固定した。
剪定した枝を短く切ってゴミ袋に入れたら、中指にまめができて破れてしまった。

思わぬ発見もあった。
かまわなかった鉢植えの梅は、少ないけれど花開き、１０年以上前のシンビジュームの鉢には、３本もの花芽がついていた。１本は寒さにやられていたけれど。
危うく見過ごすところだった。
自然の命もたくましい。


朝　・ジャムトースト・コーヒー
昼　・カレー（中村やスパイシーチキン）・グレープフルーツジュース
夕　・ピザハットのピザ（チーズアンドチーズＭ）・ノンアルコールビール