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金儲けの極意:金儲けの本は読むな、出版すること

2005年03月06日 | My Diary
2~3年前頃から金儲けに関する本が色々と出版されています。ブームの草分け的存在の『金持ちおじさん』シリーズは、今までに何冊出たことか。金持ちと言えば、やはりユダヤ人ということで、昨年についに出ましたね。そのものズバリ『ユダヤ人大富豪の教え』。

今さらながら読んでみましたが、この手の本にありがちな金持ちになるための心構えが書かれている本でした。宗教と同じで、何とでも言えるのがこの手の本のミソですね。こういった内容でなければ、残りはノウハウ本を騙った空想話(デイトレで○○円儲けました的な本はこれ)と相場が決まっており、その中間が私は欲しいんだあぁぁ...地に足のついたノウハウ本が..

でも、役立つ部分もありました。それは「ミリオネア・メンタリティ」と高い「セルフイメージ」を持つことという部分です。この世には豊かさが満ち溢れていて、人はどんどん豊かになれるという豊かさ意識(ミリオネア・メンタリティ)を持っている人は成功する。また、「自分はできる人間なんだ」という高いセルフイメージを持っている人ほど、幸せや成功、富を引き寄せる事ができるという。逆にお金に縁のない人は、せこい毎日を生きているから、人間もせこくなり、豊かさから縁遠くなると言うんです。

ツキがツキを呼ぶ、とも言いますよね。当っているかもしれないと思いました。ミリオネア・メンタリティは別としても、私の同期の人間でも、しょぼい仕事しかしていない人はしょぼく見えるし、その人の外見に現われる雰囲気で、どのランクにいるのかはだいだい判断できますね。セルフイメージは大切なんだろうと、我が会社の同僚たちの姿を思い浮かべながら納得しました。自分はどう見えているんですかね?

でも、豊かさ意識を高める手法が、銀行の預金通帳欄に自分でゼロを4つ加えて眺めることとは、ちょっと稚拙な方法ではないでしょうか。

この本の残念な点は、世の中には自由な人と不自由な人(会社勤めは勿論こっち)の2通りの人間しかいない、と第一章で言っておきながら、第二章からは勤め人に向けた成功を勝ち得る心得論になっていることです。この点では『金持ちおじさん』シリーズに負けていますね。経済的に独立している自由な人になれると言う以上は、資産が資産を生む手法を解説して欲しかったね。
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