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「結婚できない男」日韓の比較

2009年11月03日 | ドラマを愉しむ
阿部寛演じる日本版四十男は、"偏屈"という言葉がぴったりする身勝手男。それに比べて、チ・ジニ演じる韓国版四十男は、愛嬌があってかわいいオタク男。愛嬌がある分、軽い気分で観ることができるが、軽快なコメディーで終わってしまっている。決してつまらない訳ではない。毎回面白く視聴できたのだが、日本版に比べると、リアリティが薄く、所詮テレビの中のオハナシになっている。

一方日本版は、阿部寛の演技こそが話の中心で、あまりの身勝手さに当初は共感できないのだが、舞台が日本であることのリアリティさと、回を追うごとに身勝手男の心の変化が面白くなってきて、どんどんと話に嵌っていく。特に、隣人のペット犬を預かる回で、いなくなった犬を探して池の中を走る偏屈男の変わり様、そしてそれ以降犬を見る目つきと犬が阿倍を見る目つき。犬もなかなかの役者です。

総合点では、日本版の方が愉しく観られたが、韓国版の軽いタッチのドラマとしては充分に愉しめる。それに女優陣は韓国の方がきれいだ。チ・ジニの相手役となる女医役のオム・ジョンファはとても綺麗。目周りは整形しているに違いないと思うのだが、それでも綺麗な大人の女。隣人のキム・ソウンも清楚なお嬢さんでとっても良い。

犬の違いも、ドラマの軽さ・重さを表している。日本版はブルドッグで韓国版はチワワ(だと思う)。可愛らしいがそれで終わっている韓国版に対して、パッと見は悪いがどんどん味を出してくるブルドッグ。ドラマの特徴がそのまま表れているキャスティング(?)だと思う。
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