令和7年2月6日(木)
2月2日の日曜日、富士市産業交流展示場「ふじさんめっせ」を会場に「富士市国際交流フェア」が開催され、私も会場を訪問し多くの関係者と意見交換させていただきました。
気のせいか、コロナ禍前に比べると出店ブースが少なくなったようにも感じますが、それでも、市民目線で草の根の国際交流を続ける皆さんの熱意は十分に感じられました。



規模が縮小されたと感じたのは、各国の食品展示販売を扱うコーナーが少なくなったからかも知れません。異文化体験は理屈抜きで「食」から始まります。それが少なくなった背景には、コロナ禍における食品の扱いが厳しくなったことも影響していそうな気がします。
以前会場を訪れていたときには、特別な目的があったわけではありませんが、外国に行かなくても行った気になれることが楽しみでした。ブースにはその国の情報が満載で、多文化を知る良い機会でした。
今もその楽しみは変わりませんが、幾度も足を運ぶことでなじみのあるブース、国ができ、そこで出会う方との度重なる交流が楽しみに加わりました。また、静岡県では地域外交を進めており、最近の話題は多文化共生のための相互理解とともに、国内での人材不足を補う外国人材の確保など、新たな課題を抱えてこちらから関心のある国のブースに立ち寄り、お話を聞く機会になりました。
在日外国人は留学や仕事など様々な目的で来日します。ここで出会う外国人は来日してから長く時間が経過した人が多く、流ちょうな日本語を話されます。来日当時の様子をうかがうと、今と比べ大変な苦労をされたことを話してくれました。例えば、文化の違いが大きな壁なることも少なくありませんでした。
外国人材に関連する話題に大変興味を示す方もいて、自分の母国人が日本に来ることになれば、何か支援することができないかと申し出てくれる方もいます。日本で働くためには様々な要件を満たす必要がありますが、来日してからの生活において、母国の関係者が寄り添ってくれることになれば、心強いと感じるでしょう。何よりも日本での生活を長く経験し、その知識に基づく助言はより効果的なものと考えます。
その他、日本で働きながら合気道の段を取得し、さらに上を目指して道場に通っている中東出身者とも話すことができました。私から、本県が今後「武道ツーリズム」に力を入れていくことを話すと、彼も来日した理由に武道を学びたいとの願望があったことを話してくれました。
彼の武道に対する想いは、「武道ツーリズム」の推進にも役立ちそうな気がして、今後連絡し合うために名刺交換をさせていただきました。
目的を持って参加した今回の国際交流フェアは、これまでに比べ大きな成果を得ることができました。
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