何かをすれば何かが変わる

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東武鉄道の経営判断はいかに

2005-11-12 22:21:02 | JR西に学べ
「運転室に子供」懲戒解雇方針 東武鉄道に抗議1500件 (産経新聞) - goo ニュース

 社員への懲罰に、なぜ市民がここまで介入するのだろうか。鉄道の公共性? 

 運転士の行為や判断が、故意であったり、安易であったとしたら、ここまで抗議は増えないだろう。運行と家族への配慮の狭間での、とっさの判断に対し、違反承知でとりうる最善の判断をしたのだと評価されているのではないか。

 もちろん違反だから、何らかの処分は免れないだろうが、解雇とはいささか厳しすぎるように思う。違反と処分の同等性がないというか、釣り合っていないようだ。これで解雇なら、社内で解雇されるべき言動は、山ほどあるのではないか。

 まだ子供が小さく、親に甘えたい盛りなら、そういう場面に子供を連れていったことが、間違いの始まりだったかもしれない。いや、親の立派な姿を見せてあげたかったのかもしれない。ダダをこねて、運転席に乗せなければいけなくならないよう、そこだけは対策をとっておいてほしかった。

 子供に親の運転する勇姿を見せてきた鉄道関係者は少なくないはずだ。社内でも、万一そうならないよう、それなりの注意もわかっていただろう。その「万一」が起きてしまった以上、処分はやむをえないと思うが、罰則はあまりにも不当に重すぎる感が否めない。

 JR西日本でも、高見運転手がスピード超過した当の本人とはいえ、日勤教育をはじめ、定時運行にこだわり、利益重視を前面に出していた会社の体質が問われているのを、東武鉄道はどうとらえてきたのか。高見運転手が亡くなってしまったから、会社に矛先が向いているにすぎなくて、JR西日本はあそこまで言われるのはスジ違いだと思っているのだろうか。

 東武鉄道でも、定時運行を厳しく言われていたのではないだろうか。しかも、家族が原因だなんて、弁明できないし・・・。定時運行によるサービス第一を守ったがためのことなのだろうか。しかし、それは安全軽視と言われてもしかたないのかもしれない。遅れても、子供を引き離すべきだった。そういうところを、拠り所にしているんだろう、東武鉄道は。

 しかし、なんか釈然としない。人間味がない。頭の固さが目立つ。社員を大切にする、社員思いの様子が感じられない。

 公共交通機関だから、必要あらば乗らないわけにはいかないが、避けられる限り、ホテルや観光、遊園地をはじめ、東武の関連施設を利用することは遠慮しておこうと思う 
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