何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

本を読む理由

2011-03-19 22:25:18 | Book Reviews
「本を読む理由 たとえばある人間の悩みと成長 ハイブロー武蔵・著、総合法令、2001年3月9日

p.39-40 なぜ、本を読む人は変わるのだろうか。
 それは、自分という人間を客観的にそしてときにクールに、ときに熱く見つめられるからだ。
 本を読み、変わっていく人は、だんだん自分にふさわしい生き方を見出せるようになるのだ。幸せや成功というものに近づいていけるのである。

p.47 自分の仕事と会社に誇りを持とうと自分に誓った。人に評価じゃない、自分の納得できる仕事ができるか、それによって会社に貢献し、さらに社会に役立つ仕事に挑戦していきたい。それを自分に問うのだと誓った。

p.49 本の内容より本を読む行為だということだと私も思っています。何かしら本を読んで、一人になって、自分のことや人生のことを考えるという、その「自分との対話」(江藤淳)、「著者と読者の共同作業」(吉川英治)が、より重要ではないか。
 結論として、あとに頭に残るかどうかは二の次ということではないでしょうか。

p.50 (読書の)決め手は「読んだ量」ではなく「書物の種類」でもなく「人間の自己反省力」であるといわれる。

p.53 行動する人、真剣に仕事をする人は失敗するのが当たり前である。重要なことは、その失敗から次につながる「何か」を得ることだ。その柔軟な姿勢が、次の成長を与えてくれる。
 人が成長していけるか、会社が元気に生き延びていけるかは、この学ぶ姿勢、謙虚な態度にあるといえる。 #RM

p.83 「リーダーと似非リーダーとの違いは目標にある」

p.95 この二人(井深大、盛田昭夫)を見るとよい仕事とは人を愛すること、人を思うことの中からこそ生まれるものだとつくづく教えられる。

p.128 人を傷つけることはしまい、伸びてもらいたいとの気持を有する人が叱るとこ、部下は伸びる。そうじゃないとき、たとえば、自分の権威を示したいとか、自分を越えて欲しくないとか、自己満足(自分は部下をきつく指導しているんだという気持)のために叱るとき、部下は、潰れる。

p.160 尊敬されない指導者、リーダーを擁する組織は弱い。
 組織におけるリーダーの存在、役割は大きい。キーワードは“尊敬”である。そしてリーダーへの強い信頼である。

p.181 「なぜ、あんなタイコ持ちたちを側に置かれるのですか」と聞いた。
 「君も将来、社長になったらわかるよ。とにかく、社長は孤独だ。だからあんな奴等がまわりにいてくれるとホッとする。そして、優越感に浸れる。あんな奴等より、自分は数段上だってね」とその社長は答えた。

p.201 悪い“ワンマン”は“強いトップ”とは違う。悪いワンマンは自分の利益、自分の感情の満足のためだけに権力を使う。強いトップは、組織をよくするため、社員を愛するため、決然と先頭に立って闘い、部下を信頼し、優秀なリーダーを育て、責任は自分が取るとの覚悟をもつ人のことである。

p.266 意味もなく偉ばり虚勢を張る人は無能な上司と決まっている。他人に虚勢を張る人はつまらない人に決まっている。
 自分の地位、肩書き以外に誇るものがないのである。自信がないのだ。だから、課長、専務、社長といった名前が大好きである。○○さんなんて呼ばれるとカチンと来る。「役職で呼びなさい」なんていうのもいる。

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