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高槻の田んぼでホシクサを見たとき(昨日記事)、東海地方だけに生えるシラタマホシクサ:白玉星草(ホシクサ科ホシクサ属)の話を聞き、さっそく豊橋市の葦毛(いもう)湿原へ行ってきました。
葦毛湿原は、高山に多い火山系の高層湿原とは異なり、豊橋市東部にある弓張山地の山麓標高60~70mに広がる湿原で、湧水によって成り立ち、土壌が薄いという特徴を持っています。
葦毛湿原には、東海丘陵要素植物あるいは周伊勢湾要素植物といわれるこの地域固有の植物が多く、シラタマホシクサもそのひとつです。
小さくて目立たないホシクサと違い、シラタマホシクサは、花茎の高さ20~40cm、白い球形の頭花の直径が6~8mmとずいぶん大きくて、湿原に群生する姿は見ごたえがあり、とても同種・同属とは思えない程の違でした。
環境省RDBで絶滅危惧Ⅱ種に指定されている地域限定のシラタマホシクサは、遠路わざわざ見に行くだけのものがありました。