サンシチソウ:三七草(本能寺攻めに準備した薬草) 2010-10-31 07:52:48 | 植物観察1日1題 明智光秀が本能寺に向かうとき、保津から嵯峨に通じる今でいう明智越えの途中の“土用の霊泉”に三七草を漬けてそれを鎧の下に秘めて進軍したと伝わります。 サンシチソウ:三七草・山漆草(キク科サワギク属)は、慶長年間に中国より渡来した高さ50~150cmの多年草で、葉は互生し、大形で羽状に分裂します。秋、深黄色の管状花だけの頭花を散房状につけます。 光秀が用いたように、古くから、葉をもんで外傷、止血、打ち身、はれ物に薬効があるとされてきました。写真はある薬科大学の薬草園で撮影したものです。