山中の田んぼの縁にコンクリートの水槽があり、どういうわけかそこにオオカナダモ:大カナダ藻(トチカガミ科オオカナダモ属)が白い花をつけていました。
南アメリカ原産の多年草で雌雄異株の沈水性植物、日本には大正時代にはいり、各地の池、湖沼、、日本では河川等に群生しています。
長さは1mを超え、葉は茎に密につき3~5輪生、広線形で縁には細い鋸歯があります。
日本には雄株のみ帰化し、6~10月、雄花は水面に柄をのばし直径1~1.5㎝3弁の白い花をつけます。
繁殖力が強く各地で害草化していますが、アナカリスの名で売られて水槽植物にされるほか、細胞の観察がしやすいので観察材料に使われるなど、使い道もあるようです。
(写真は水中から引き揚げたものです)