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成ケ島の浜辺にクズに似た3小葉と少し大振りな紫色の蝶形弁の花をつけたつる植物が茂っていました。
福神漬に使われるなた豆に似た大きい豆果をつけるのでこの名があるハマナタマメ:浜鉈豆(マメ科ナタマメ属)は、関東以西の砂浜にはえる多年草で、茎は砂地や岩の上を横にはい、多くの葉を出して繁茂します。つるは強くて折れにくく、互生する葉は長柄をもつ3出複葉で、厚くて少し光沢があります。
6~9月、長さ2~3cmの淡紅紫色の蝶形花を咲かせますが、面白いのは、ほかのマメ科の花と逆向きで、おおくは旗弁が下向きになることです。
名の通り豆果は大きく、幅3~5cm、長さ5~10cmもあるそうですが、食べられるとは書いていません。