![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/e9/fc0af066cb5fb7d7954dcaa95e3ae22f.jpg)
高層湿原の代表的な植物のひとつワタスゲは、八島湿原では、はるか遠く湿原中央部に咲いていたため、残念ながら双眼鏡で見るにとどまりました。
その代わりかどうか、女神湖の湖畔でサギスゲ:鷺菅(カヤツリグサ科ワタスゲ属)に出会いました。
北海道と本州の山地帯~亜高山帯に生える多年草、茎は鈍い3稜で、株をつくりません。
小穂は2~3個つき、花期には長さ0.5~1cmの長楕円形、花被片は糸状で多数あり、花のあと長さ約2cmほどに伸びて白い綿状になり、倒卵形の果穂を作ります。
和名はこの白い果穂を白鷺に見立てたものといいますが、多少名前負けしているようです。
(少し長くなりましたが、これで八ヶ岳・霧ケ峰周辺6月の花シリーズを終わります)