新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ハマサジ:浜匙(葉より目立つ花茎) 

2010-07-23 19:40:50 | 植物観察1日1題

南北に細長い成ケ島の浜の植生は、外海側(由良瀬戸側)と、内海側(由良湾側)で微妙に違うようです。ハマボウ、ハマゴウ、オカヒジキなど砂丘植生は外海側に、ハママツナ、ツルナ、カワラヨモギ、ハマサジなど塩沼湿地植生は、内海側に多く見られます。
ハマサジ:浜匙(イソマツ科イソマツ属)は、海岸の砂地や礫地にはえる2年草で、満潮になると海水をかぶるようなところに多く生えます。
厚くて滑らかな葉は根元に集まってつき、形がさじのような形なのでこの名があります。
8~9月、葉の間から花茎が伸び、ほうき状によく枝分かれして小さい黄色の花を多数つけます。
花茎は高さ30~50cm、花の長さ約7mm、白い膜質の萼も花のように見えます。
よく分枝した花茎は、枝が茂っているようにも見えて、根元に固まってつく葉と2種類の葉があるような気がします。
ドライフラワーでおなじみのスターチスと同じ仲間です。