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杉の木の下に落ちていたといって、友人から頂いたカヤラン:榧蘭(ラン科カヤラン属)が、淡黄色の小さな花をつけました。樹木や岩に着生し垂れ下がる常緑の多年草で、葉は長さ2~3cmの披針形で、光沢はなく、表面に縦の溝があります。
花期は3~5月、上部の葉のつけねから細い花柄をのばし、淡黄色の花を数個ずつつけます。花は直径7~8mmで、1日でしぼみます。
左右に開いて着く葉の形が針葉樹のカヤに似ているというのでこの名がありますが、葉はむしろイヌガヤに似ています。
高い木の上にあって、見つけにくいカヤランですが、風などで地上に落ちたのを見て知ることが多いようです。