新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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初秋の八方尾根(2)ミヤマダイモンジソウ:深山大文字草

2005-08-29 06:55:27 | 植物観察1日1題
降り続く八方尾根の岩陰にミヤマダイモンジソウ:深山大文字草(ユキノシタ科)が雨に濡れて咲いています。
高山帯の岩隙や斜面に草地に生える多年草で、花は左右対称ですが、花弁の形は不ぞろいで、上の3個は長さ2~5mmの披針形、下の2個は線形で0.3~1.2cmと長く、全体が“大”の字に見えます。雄蕊は10個で、暗赤紫色の葯を持ちます。
花の形に特徴があるので、名前を忘れていても花の形を見れば思い出せる便利な花です。
園芸種として改良された品種も多く、この時期、園芸の店頭を賑わせています。