新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

真夏の太陽を浴びて緋色の大花、モミジアオイ:紅葉葵 

2005-08-15 07:00:37 | 植物観察1日1題
夏の昼下がり、容赦ない太陽をうけて、モミジアオイ:紅葉葵(アオイ科)の大きい緋色の花びらも、これまた大きい掌状の葉も少しげんなりしているようです。
北アメリカ南部原産の大型多年草で、明治時代後半に日本に渡来したといわれます。英名Scarlet Rose‐Mallow(緋色のバラ葵)の通りよく目立つ一日花です。
根元から数本の太い茎を出し、高さ1.4~2mになります。花は大きく直径15cmくらいあり、濃い緋色です。花の大きさの割には花弁の幅が細く重なることがなく十分に展開するので、ハイビスカス類特有の花柱を突出させています。
モミジアオイの名はたぶん5裂した葉の形から来たものと思われますが、コウショッキ(紅蜀葵)の別名もあります。これに似た種類で中心部が紫で黄色い花弁のトロロアオイ(オウショッキ:黄蜀葵、花オクラ)がありますが、街ではあまり見かけないようです。