簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

中之条駅と四万温泉(JR乗り潰しの旅・吾妻線)

2020-01-10 | Weblog

 「何だぁ! これは?」
改札横の支柱に渡したネットに、見慣れないものが栽培されている。
「ツノメロン 別名=キワノ ツノニガウリ」と書かれている。
調べてみると、キュウリやメロンと同じウリ科キュウリ属の仲間で、
「角苦瓜」と書くアフリカ原産の果実で、食用の他、特徴的な外見か
ら鑑賞用にも栽培されているそうだ。





 この町の特産かと思い、中之条町のホームページを覗いてみたが特段
の記述がない。どうやら駅員のサービスの一環らしい。その前のホーム
には、地元から提供された渋柿を、駅員が皮を剥いて吊すという、つる
し柿も飾られていて、観光駅らしくきめ細かなサービスが目を引く。

 「中之条駅」は吾妻線の拠点駅である。
ここは1面1線の単式ホームと1面2線の島式ホームを持つ地上駅で、
この路線では珍しい有人駅でもある。四万温泉や沢渡温泉への玄関駅で
もあり、温泉の多い路線らしく、「四万・沢渡温泉口」と言う副駅名が
付けられている。





 四万温泉へは、この駅前からバスで40分ほどの距離で、片道930円、
往復で1860円だ。関越交通の路線バスが出ているほか、関東方面から
の長距離バスも乗り入れている。
またこの駅からバスで30分ほどの所には、縄文時代から湧き出る温泉、
沢渡温泉も有るが、まだここは訪ねたことがない。





 四万温泉は、四万川沿いに広がる温泉街で、大きく五つの地域に分
かれている。一般が利用できる共同浴場や露天風呂、日帰り施設など
も多く、国民保養温泉として第一号の指定を受けている。
新湯地区にある元禄年間創業の積善館は、県指定の文化財の宿で、大
正昭和の懐かしさが薫る「元禄の湯」は温泉ファンの人気も高い。(続)



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