簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

伊万里焼の里 (JR乗り潰しの旅)

2013-02-25 | Weblog
 唐津を出た筑肥線は、山本までは唐津線を走る。
駅を出て、唐津線の本牟田部を脇に見ながら(筑肥線にはこの駅は無い)唐津線を
超えると国道498号線に沿っ走る。
黄色に塗られたたった一両のジーゼルカーは、里山に溶け込むように、町並みを見
ながらのどかに行き、伊万里に向かう。



 筑肥線の終着駅・伊万里は“伊万里焼”で知られた焼き物の町である。
ホームに立つ駅名表示板は、12分割された伊万里焼で作られているのがいかにも
焼き物の里らしくて面白い。



 駅を出ると広い広場があり、そこを幹線道路が突き抜け、その向こう側に旧国鉄の
松浦線を引継いだ松浦鉄道の伊万里駅があり両駅は道路を跨ぐ陸橋で結ばれている。



 伊万里から伸びる駅通り商店街を暫く歩くと“古伊万里のからくり時計”がある。
21世紀の年の初めに最初の鐘を鳴らしたと言う鐘で、地元では、ここで待ち合わせを
すると幸せになれると言われている鐘である。



 そこを左に折れた辺りに“陶器商家資料館”、“海のシルクロード館”がある。
反対側のアーケード街の中ほどには、“黒沢明記念館”などもあり見所も多い。



 叉伊万里川沿いには遊歩道も整備され、そこを行くと“伊万里神社”がある。
川に架かる橋の欄干や町中にはいたるところに大きな伊万里焼の磁器人形も飾られ
ているので、そんな物を捜しながらの町歩きも楽しいものだ。(続)






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