簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

沿線の車窓風景(水島臨海鉄道に乗る)

2022-09-02 | Weblog
 西富井駅で国道1号線を越えると、凡そ800mで福井駅に到着する。
駅の少し手前の線路脇には、倉敷中央高等学校が立地している。
この駅が出来るまで生徒の通学は、西富井駅を利用していたらしい。
 
 国道越えもあり、より近くて安全便利な最寄り駅として、平成に入り
開業したのがこの駅で、この路線では比較的新しい駅である。





 福井駅辺りで一旦地上に降りた水島臨海鉄道水島線は、浦田駅を過ぎ
ると再び高架の上を走るようになり、やがて弥生駅に到着する。
水島工業団地向けの自動車など、交通量の増加に伴い、平成4(1992)
年に高架化された区間である。

 周辺は大規模な住宅団地、マンションやアパートが立ち並ぶ、倉敷や
水島地域のベットタウンとしても発展をする地域だ。
商店やスーパー、小さな工場や事務所なども多く、賑やかな家並みが車
窓を流れるなか、時折田畑も姿を現わす長閑な地である。





 まだ訪れた事は無いが、浦田駅から南西に1キロほど行った連島大江
地区には、明治時代に活躍した詩人・薄田泣菫の生家があるらしい。
誕生から幼少期をここで過ごした泣菫は、晩年健康を害し、再び生家に
戻り、闘病生活を続けるも甲斐なく、68年の生涯を生まれたこの地で閉
じたという。





 高架線はその先で弥生駅、栄駅、常盤駅、水島駅と駅を重ねて進むが、
その駅間は本当に近い。弥生駅と栄駅の間は700m、次の常盤駅との間は
400m、そこから水島駅までは600mほどだ。
水島地区の中心的地域だけに、2㎞にも満たない間に3駅が連なっている。
ホームに立てば、直線の線路の先に隣の駅に停まる列車が見える程に近い。(続)



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