簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

三角寺は遠かった(四国遍路の旅)

2014-05-19 | Weblog
 石鎚山の麓に位置する64番札所・前神寺から、次の65番札所・三角寺までは
45Kmの長丁場が待っている。
そのほとんどは国道11号線と並行する旧道を歩くことに成る。





 札所での参拝を終え、旧道を歩き途中JRの中萩までの10km余りを歩いて、そこ
から帰途に付いたのは一昨年の秋であった。
 そして年が明けて昨年の春、再び中萩の駅に戻り三角寺に向けて歩き始めた。

 列車を降り、駅前にのお蕎麦屋さんが無くなっていることに驚きながら歩き始めた
のが朝の9時が少し過ぎた頃だ。
この日は伊予三島の駅前の宿まで30Km近い行程である。



 順調であった。少なくとも歩き始めて暫くは何の問題もなく。
しかし、いくらも行かないうちに何となく膝の裏辺りに、違和感を覚え始めていた。
それでも「何か、何時もと違うな・・・?」と言った程度で、歩くことに支障があるわけ
でも無く、気にしなければそれはそんな程度で済んでいた。



 春とは思えないほど暑い日差しの中、昼食を摂るべき日影を求めて、途中休憩
も取らず少し強行したのがいけなかった。 市場川を越え、市民の森に向かう峠越
えの上り道で、違和感は確かな痛みに代わっていた。



 その後何度も繰り返す右足の“こむら返り”に苦しみながらも夕方宿に辿り着いた。
「ほっ」としたのも束の間、ベッドに横になった途端、道中庇って歩いていた左足まで
もが“こむら返り”を起こしてしまった。



 結局、翌朝まで両ふくらはぎの痛みが残り、敢え無くここでリタイアした。
こんなわけで、三角寺はその距離以上に遠かったが、今日から一年越しの挑戦が
また始まった。(続)




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コメント
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