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a trip to ancient Izumo 1

2017-05-24 | trip
島根県立古代出雲歴史博物館

 これまでに、青森県「三内丸山遺跡」福井県「鳥浜貝塚」など日本の古代遺跡を観光してきて、太古の日本海沿岸地域の文化的な繋がりを感じてきました。「古代日本海文化」とか「環日本海文化」と言われています。そこで今回は、越の国(福井県)とも交流があった出雲国(島根県)を訪ねてみました。
 島根県はずいぶん昔に、出雲大社や松江城など観光ルートを巡ったきりでした。一般の観光ルートなら電車やバスで行けますが、古代遺跡を巡るとなるとやはり車を使うのがベストです。遺跡までの道路は山の中でも整備されて走りやすいですし、博物館や遺跡に併設された資料館には無料駐車場が完備されていますから、安心です。
 出雲大社で参拝して、拝殿の裏手にまわって2000年に出土した本殿の巨大柱の跡を見学。
  
大木3本を1つに束ねた柱の様子を表した図が、数カ所石畳にはめ込まれていました。宝物殿の方に説明板と一部分の再現模型がありました。本物の柱は東隣りにある歴史博物館内にあるので、行きました。(↑画像右:境内遺跡から出土した宇豆柱)
 広い駐車場から館内の長い廊下を歩いて行くと受付カウンターがあり、チケットを買います。常設展だけですと610円(宿泊所やお店に割引チラシが置いてあります。490円)ですが、特別展や企画展があると別料金になります。この時は開館10周年記念企画展「出雲国風土記 語り継がれる古代の出雲」を開催していました。遠方からだと前売りWEBチケットを利用するとお得です(この時は200円引きになりました)。展示室前ロビーにガラスケースに入った宇豆柱が鎮座していました。常設展示室には、宇豆柱から想像した古代出雲大社本殿の模型が飾られています。これも見ものなのですが、一番の目玉は荒神谷遺跡と加茂岩倉遺跡から出土した銅剣・銅矛・銅鐸の展示でしょう。
遺跡にも同じものが展示してありますが(発掘現場にもありますが)、それらは全てレプリカ。本物はこの博物館でしか見ることができません。荒神谷遺跡から出土した358本の銅剣と、上には新しい銅の色が光るレプリカ銅剣もディスプレイしてあって、圧倒されました。そしてガラスケースには銅鐸が。模様もはっきり残っています。ガラスがあるため見難いですが…。荒神谷と加茂岩倉を訪れる前の予備知識をつけるためにも、ここは必見です。
 見ている最中、いつの間にかガイドさんが傍らにいて、色々説明してくださいました。展示品を見て気分が高揚していた私は、ついついガイドさんと色々な事を話してしまい、90分ほどで見学できるところを時間が足らなくなってしまったくらいでした。企画展の方は、駆け足になってしまいちょっと勿体なかった気が…。ミュージアムショップやカフェも行きたかったのですが、いけずじまいでした。
 じっくり見学する場合は、3時間くらいの余裕を持って来た方が無難かもしれません。

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