木にめり込んだUFO?に見えなくもないキノコ
桜の幹にキノコが生えるのは、樹木の勢力が衰えているためだそうです。
桜の木にとってキノコは悪者?悪者といえば、ケムシやイモムシ。左の画像のイモムシは、体長10cm以上あった巨大な黒い体が一見ヘビのよう。よく見ると、左の頭はすごく小さくて一生懸命葉っぱを食べていました。
中央の花は、ジャガイモの花に似ていますが、北米原産のナス科の帰化植物「ワルナスビ」。
なぜだかワルそうな名称です。
目つき悪く睨みをきかせていたのが、巨大カマキリ。お腹に卵を持ってるみたいで、カメラを近づけたのでにらまれたのでした。草薮の中にいたため巧くアングルが決まらなくて何度も撮っているうちに、無害と悟ったのかその後そっぽを向かれてしまいました。
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名前を知らないので調べてみました。北米原産の帰化植物「オオオナモミ」といってキク科だということです。説明には、「ひっつき虫」の代表的なものだとありました。
あ~、そういえば子供の頃そう言っていたのを思い出しました。
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最近は春以外の季節でも咲いているタンポポ。
たんぽぽの種を見るとBrothersQuayの作品を連想してしまいます。
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ピンク色のイヌタデは密集していてきれいです
付近の住人が種を捨てたのでしょうか、オシロイバナもあちこちで咲いていました
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秋の花々も、春に負けないくらい色とりどりだなぁと下ばかり向いて歩いていたら、見たことがない不思議な花に出会いました。
あまり「美しい」という印象はありませんでしたが、珍しかったのでカメラに収めました。
帰宅して、ダメ元でネットで調べてみますと、これが秋の七草のひとつ「フジバカマ」と判明。
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糸みたいな雌蕊が伸びて、とてもユニークな花です。キク科だということです。秋の七草で万葉集にも詠まれた藤袴ですが、最近はめっきり減って自生しているものは珍しいそうです。
調べていて、山上憶良の歌「萩が花尾花葛花なでしこの花女郎花また藤袴朝顔の花」
の「朝顔」ですが、朝顔に似た小さな花を見つけました。画像左の白い花が、朝顔に似た形をしていたので調べたのですがマメアサガオ(?)というのでしょうか、ひょっとしたらツルリンドウ(画像中央)の白バージョンかもしれません。
右側の赤い花も朝顔に似た花で、マルバルコウ草(ヒルガオ科)だと判明しましたが、同時に万葉の朝顔では有り得ない花だという事もわかりました。
この花は、熱帯アメリカ原産で江戸時代に観賞用として渡来し、帰化植物となって野生化しているのだそうです。
絶滅危惧種の藤袴も、帰化植物となった丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)も、人間に抜き取られたりされることなく、来年もひっそりと咲いてくれることを祈るばかりです。