TheProsaicProductions

Expressing My Inspirations

aging with depeche mode

2016-11-23 | music
Depeche Mode Video Singles Collection
輸入盤 DVD3枚組 紙製化粧箱入り 2016年11月18日発売

 オリンピック同様4年に一度のペースで新作をリリースするようになったDepeche Mode。来年がその4年めに当たるので、そろそろ新情報でもないかとウェブサイトを覗いてみたら、11月にDVDを発売すると書いてありました。
 『シングル・コレクション』― デビューした1981年から2013年に発表した現時点での最新アルバムまでのシングル曲の映像、全部で55本が3枚のディスクに収録されています。ビデオやDVDなど映像作品はまともに持っていなかったので、購入しました。
  
 発売日よりやや遅れて届いたDVD。3連になったディスク・スリーヴはシンプルかつお洒落だけど、ディスクを傷つけないように取り出すのが難でした。
 箱の中には、収録映像のタイトルなどをリストアップした、カラフルなブックレットが封入されています。
こちらもシンプル&お洒落で、デザイン性重視のため文字が小さいのが難(^^;ですが、別に作品の解説などが書いてあるわけでもないので、読む必要もないです。映像監督さんの名前を確かめたい人には辛いかもしれませんが…(私です)
 さて、55曲作品+メンバーのオーディオコメンタリーを合わせると、6時間以上にもなります。ここは数日に分けて1枚ずつ見ていけばいいのですが、せっかちな私は全部見たい!…で1枚めから一挙に見てみました。
 ALL PLAYを選択すると、すぐにミュージック・ビデオが始まりました。ヴィンス・クラークが映ってる“Just Can't Get Enough”。アイドルとして扱われていたデビュー当時の彼らは、ひよこみたい?サウンドもピコピコですし。初期の頃の映像は、ピストルズのドキュメンタリーやキンクス、ストーンズ、ニール・ヤング(!)などのMVで有名なジュリアン・テンプルの作品。でも私は、クライブ・リチャードソンという監督の作品の方が好みです。実は初期の映像を持っていないので購入したのですが、あれ?みんな見たことあるなぁと思ったら、断続的にYouTubeで見ていたのでした。でも、マーティンの全裸が映ってるのに気づけたのは収穫でした。
 見たことあるのは、早送りとスキップしてサクサク見てゆきます。1986年になると、アントン・コービンが映像担当になります。アントンの映像は、作品としての質が高くシリアスな映像ばかりでオフシーンなどなかったと思っていましたが、ちょっとだけありました。1990年代になると、どうしてもU2の映像と似た感じになってるな、と感じました。
 見てると思って実は見ていなかった映像が、3枚めに多くありました。買わなかったアルバムPlaying The Angel収録曲の映像です。3枚めのディスクにはEnjoy the Silenceのリミックスヴァージョン('04 )があり、それがアニメーション仕立てで面白かったのですが、同じ監督さんがPreciousも作っていて、こちらもアニメと実写を組み合わせた異色な作品でした。
 4半世紀以上過去の映像から順に見ていくと、映像技術の向上もわかります。80年代は、MTVにありがちのボディコンシャスなおねぃちゃんが必ず登場したり、メンバーの顔の大写しが出てきますが、今でいうプロジェクション・マッピングの走りのような画像もあり、なるほどなぁと感心。勿論現在に近づけば、凝った映像も増えていきます。2009年のWrongは、メンバーは一瞬しか映りませんが、最後まで目が離せない作品となっています。ですが、最後は目を覆いたくなるような結末で、MVにしてはえぐすぎます。
また、Hole to Feedはもう一度見たいと思わないほどグロテスクな映像でした。
Disc 1 Just can't get enough ~ Behind the wheelまで
Disc 2 Little15 ~ I feel loved まで
Disc 3 Freelove ~ Should be higher + ボーナスビデオ4曲
各ディスク最後にオーディオコメンタリー収録

 そして、2017年春にはニューアルバムSpiritがリリース予定です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする