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a trip to Gokayama the penal colony

2015-08-03 | trip
 2か所ある五箇山合掌造り集落の中間地点に、合掌造りの飲食店が集まる上梨地区があります。
そこから国道をそれて、橋を渡り山の方へ向かうと、流刑小屋があります。
近くに駐車場はなく、急な坂道なので駐車スペースもありません。私は、そこから更に上った所にある宿泊施設、五箇山温泉五箇山荘へ泊ったので、そこから徒歩で下って行きました。
   
ほんとに小さな小屋で、中は真っ暗でしたが、フラッシュをたいて撮影すると再現人形が写りました。夜間行くと怖いことでしょう。
 
 「流刑地」といえば、カフカの『流刑地にて』が頭に浮かぶのですが、ここには勿論「奇抜な装置」はありませんし、説明板を読んでも、仕置きなどが為された事実はないようです。
 その他に流刑地で有名なのが、能『俊寛』の鬼界が島。中学か高校だったかの教科書に載っていて、授業で録音された能を聞かされて、睡魔と闘ったことを覚えています。そのタイトルは『足摺』だったと思うのですが、それで私は俊寛僧都がいたのは足摺岬だと思っていました。今調べてみたら、足摺岬ではなくて、鬼界が島という南の孤島だと知りました。
 カフカの流刑地も熱帯地方のどこか。カフカは処刑装置の説明に終始していて、場所の描写はほぼありませんが…。
  
五箇山荘からの眺め(左)と五箇山尽くしの料理(右)

五箇山の特産品は、五箇山豆腐。縄でしばって持てるくらい堅いお豆腐です。旅館の食事にも出されましたが、私は正直普通のお豆腐の方がいいかなぁ。
お土産には、五箇山豆腐の燻製「いぶりとっぺ」(450円前後)を購入しました。スモークチーズから旨味をとったような感じ?でした。