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a trip to Gokayama Suganuma

2015-07-31 | trip
 東海北陸自動車道インターに近い方の世界遺産、五箇山菅沼合掌造り集落。
 こちらは、国道156号沿いに駐車場(相倉と同じく500円)があり、集落は道路と駐車場の高さから随分低い位置にあります。駐車場からちょっと歩いた場所に、集落が一望できるスポットがあるというので行ってみました。
  
 見渡せはしますが、草木が生い茂っていたのであまりよく見えませんでした(画像左)。 駐車場から集落まで遊歩道で下れますが、エレベーターもあるので楽です。エレベーターでB3まで降りると、着いた先はトンネルの中でした。左へ行くとキャンプ場、右へ行くと集落です。この日は暑かったのですが、トンネルの中は冷房が効いてるかと勘違いするほど、涼しかったです。
 菅沼集落は、相倉と違って団体客も大勢来ていて、合掌造りの家はほとんど土産店になっているため、華やかな感じでした。そんな中、集落の中心辺りに立派なしめ縄のある神社がありました(画像中央)。辺りに人気はありませんでしたが、社殿まで行ってお参りしてきました。社殿は、奥の赤いトタン屋根です。地主神社(じしゅじんじゃ、と読むのか、じぬしじんじゃ、なのか解りません)という小さな神社から集落方面を見ると、長閑な合掌造り集落の雰囲気がみられました(画像右)。
  
 江戸時代、五箇山は加賀藩の流刑地となっていたため、庄川に橋も架けられていませんでした。この奥深い山間の集落で、密かに鉄砲の火薬の原料になる塩硝を生産させて、加賀藩は富を得ていたのでした。加賀百万石にもウラがあったのですね。
 さて、橋が架けられないため、住民が使っていたという「籠の渡し」がこの菅沼地区に復元してあるとwebサイトで見たので、探してみました。エレベーターのあるトンネルをキャンプ場側へ出る途中の茂みの中に、それらしいものを発見。籠の所まで降りていける階段があったので、近くへ行ってみました。籠に乗れそうだったので、乗った姿を撮ってもらったのですが、揺れるし、もし籠が動いて川の上まで行ってしまったら…と、ちょっと冷や汗ものでした。

a trip to Gokayama Aikura

2015-07-28 | trip
 合掌造り集落の世界遺産で有名なのが、白川郷。
 しかし、すぐ近くにある富山県の五箇山合掌造り集落は、意外に知られていないようです。
私は白川郷を訪れたことはありませんが、以前富山市を旅行した時や岐阜県下呂温泉へ行った際、移築された合掌造り家屋を見学しているので、合掌造りはさほど珍しく感じませんが、母が一度五箇山集落へ行ってみたいというので、日本海側への旅行のついでに行ってみました。
  

 越中五箇山は、北陸自動車道と東名高速道路のどちからからでも東海北陸自動車道に入って、五箇山インターで出ればすぐです。インターを出て国道156号線を少し走ると、菅沼合掌造り集落があります。ですが、五箇山には奥にもう一つ相倉集落があって、そこも必見です。国道1本しかないので、迷うことはありませんが、かなりくねっていてちょっとした酷道です
 案内看板に従って山の中へ入って行くと、広い駐車場があります。1回500円ですが、集落への入場料と思えば高くはないでしょう。白川郷へ行ったことのある母によれば、こちらの方がコンパクトにまとまっていて、見学しやすいそうです。上の右の画像のような、屋根だけの原始合掌造りの家も残されていました。竪穴住居みたいでした。
 民俗館や伝統産業館など有料の見学施設もあり、伝統楽器「ささら」を教えてもらうこともできます。
←教えてもらう前のでたらめなやり方。音は鳴りません。
 見学料はさほど高くありませんが、「富山パノラマキトキトJOYFUL CARD」をwebサイトから印刷or携帯からアクセスして画面を見せれば、団体料金になります。県内の施設が結構割引になってます。