TheProsaicProductions

Expressing My Inspirations

at the end of the year

2012-12-27 | Edo
としのくれに

今更に何かをしまん神武より二千年来(らい)くれてゆくとし

四方赤良(大田南畝)

意味:今更何を惜しむというのだ。神武天皇以来二千年、毎年暮れてゆく年なのに。
   (くよくよしないで新しい年を迎えよう)

 四方赤良(よものあから)こと大田南畝(蜀山人)が詠んだ狂歌。
 なかなかいいこと言ってます。
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Hokusai manga bookmark

2012-12-06 | prose
木製北斎漫画しおり
本『Shank's Mare』Ikku Jippensha
book 6 second part
京都大仏殿方広寺で柱の穴から出られなくなった弥次さんの騒動
洋書の挿絵は岩波文庫のものと違っている

 友人から届いた1通の封書。
 中から、北斎の「百物語さらやしき」ポストカードと
 北斎漫画のしおり がでてきました。
 どうやら『北斎展』を見てきたようです。
 しおりは、入っていた透明の袋に戻して保管です(笑。

 撮影するために選んだ『東海道中膝栗毛』のページですが、大阪京都編はあまり読み返していなかったので、この大仏の柱の穴くぐりは、奈良の大仏殿での話だと勘違いしてました。京都にそんな大きな大仏殿?と読み返してみたら、方広寺は、あの「国家安康」「君臣豊楽」の銘文で有名な梵鐘があるお寺で、この六編が刊行された文化四年には焼失していたそうです。
 もちろん一九先輩は、この梵鐘にまつわる家康と豊臣家の件には一切触れていません。当時庶民は知らなかったのでしょうか。それとも周知の出来事でも、公にはタブーだったのでしょうか。
 柱の穴くぐりをしようとして、途中で引っ掛かってしまった弥次さんに、喜多さんは酢を飲むように勧めます。「あーやっぱ昔から、酢は体を柔らかくすると信じられてたのね」と思いきや、喜多さんは「酢を飲むと痩せるということだから」と言ってます。ええ?江戸時代は酢を飲むと痩せると信じられてたんですか・・・
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