TheProsaicProductions

Expressing My Inspirations

a trip to Eiheiji Temple and Foods

2016-07-17 | trip
  
 福井県縦断旅行最終日。芦原温泉から芦原街道を福井市まで下り、福井県立博物館へ立ち寄りました。無料駐車場完備、入館料100円、70歳以上無料。昭和30年代の町並みを再現した部屋や、レトロな国産車が陳列してあったりしますが、昭和レトロだけでなく縄文弥生の出土品の展示もありました。かなり大きな博物館でした。博物館から車で30分くらい山の方へ走って、永平寺に到着。市営駐車場に止めると随分歩くことになるため、参道まで車で上ると商店の人が道沿いで駐車してくれと手招きしていました。どうせなら近い方がいい、とお寺の正面のお店に1台分空いていたので駐車しました。車のキーを店の人に預け、そこで昼食を食べました。
 さすが観光地。たくさんの観光客がお寺の入口で記念撮影していました。境内は、樹齢何百年?というような木々が生い茂り、荘厳な雰囲気をかもしだしていました。
  
 通用門で参観料500円を払い中へ入ると、1つの部屋へ集まって、注意事項と簡単な説明をお坊さんからされました。そのあとは、てんでに順路に沿ってお寺の中を写真を撮りながら自由に見学できました。山の斜面に建っているので、それぞれの建物をつなぐ階段が結構急でした。禅寺ですが、お堂の中は中々絢爛豪華でした。以上で福井旅行終了。
 道中、福井名物グルメも食べてきました。
  
 道の駅若狭おばまのフードコーナーでは、焼き鯖寿司がついた鯖の竜田揚げ入りうどんセット。水まんじゅうも付いてて美味しかったです。美浜温泉旅館での夕食は、ズワイガニと海鮮会席。カニは時期が終わっていましたが、身が詰まってて、ミソも濃厚で満足。イカの酢味噌和えも美味。やはり日本海は海の幸です。日本海側でも内陸部だとお蕎麦。丸岡城のお蕎麦屋さんで食べた「越前おろしそば」は、つゆにおろし汁が入っているぶっかけ蕎麦で、暑い日にはさっぱりしてて美味しいです。
  
 芦原温泉での夕食も、ズワイガニと海鮮。こちらの蟹の方がひと回り大きく、他の料理も豪華でしたが、すでに前日カニ1杯食べていたので、ちょっと食傷気味。当分カニは食べなくてもいい…と思いました(贅沢)。永平寺参道での食事は、ソースかつ丼にしました。薄いカツをさっとソースにつけて、ご飯の上にのせたものですが、ソースがくどくなく肉も薄いから、揚げ物が苦手でも大丈夫でした。永平寺は胡麻豆腐も名物なので、お土産に買って家で食べました。ちょっと変わっていて、違う種類の胡麻がマーブル状に流し込まれていて、ちょっとお高いお豆腐。甘味噌だれをつけると美味しいですが胡麻豆腐の味がしなくなり、つけないと胡麻の味がほんのりしますが物足りない味…上品なお味といえばいいのでしょうか、微妙でした。
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a trip to Toujinbou

2016-07-11 | trip
北陸自動車道を丸岡インターから出て、インターからほど近い丸岡城へ行きました。丸岡城の駐車場の所に食事処があって、そこで名物越前おろしそばを堪能。庭園の横にあるテラス席からは丸岡城の天守閣の上部が見えました。小腹を満たすには丁度良い量のお蕎麦でした。
 城見学はなしで、そこから田んぼの中の一般道をひたすら三国に向けてドライヴ。
  
 三国は、男大迹(おおど=継体天皇)王の生誕地とされています。母親の振媛(ふるひめ)は容貌端正で大変な美人だったと伝えられているので、男大迹もイケメンだったんじゃなかろうか…と。『日本書紀』では、父親が応神天皇の5代後の子孫で、母親が垂仁天皇の7代後の子孫となっていて、何とか天皇の血筋を引いていることから、子のなかった先王の後継ぎとして候補の挙げられたとなっています。最初は丹波国の倭彦王だったそうですが、弱腰になって逃げてしまったため、男大迹を三国から迎えることになりました。音頭取りは、大伴金村。
 日本海方面へ田園地帯を抜ける道路を北へ曲がると、三国の町に入りました。といっても、三国の市街地には行かず、丘に上る道を進みます。登り切った所に、目的地「出世山古墳公園」がありました↑。
 復元してある古墳が4つほど。そのうち1基が石室内部に入れますが、崩れていたのをコンクリートで固めたため、遊園地の遊具のような感じがしました。公園の中心にはレプリカ銅鐸があり、鳴らし放題でしたが、詳しい発掘の説明がないため、史跡というより単なる町の公園でした。しかし高台にあるので展望は良く、三国港の方まで見渡せました。三国神社の辺りに振媛の宮殿があったとしたら、出世山古墳群は彼女らの一族の墓地だったのでしょうか。とにかく福井県は古墳群がたくさんあります。
  
 出世山古墳から5分ほどで、東尋坊へ到着。晴れててよかったです。最高の見晴らしです。希少な柱状節理が見れて満足。
 市営駐車場は500円ほど取られますが、奥の方へ入って行くと商店の駐車場がいくつもあり、私は東尋坊まで歩きたくなかったので、東尋坊に一番近い(一番奥の)お店やさんの駐車場に止めました。そこからも雄島や海喰洞(かいしょくどう)が見えました。エレベーターで下へ降りると店の中に出て、正面がすぐ記念撮影場所でした。岩場にはどこにも柵がないので、自己責任で散策です。この日のためにぺったんこの靴を履いて行きましたが、さすがに先端まで行って下を覗くことはできませんでした。ベタな観光名所と侮らず、来てよかったと思える場所でした。
 遮る物がなく、岩からの反射熱もあって、かなり暑い。駐車料金の代わりに店内で冷たい物を買って、一休み。2日目は芦原温泉泊。

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a trip to Tsuruga

2016-07-09 | trip
 翌朝、美浜温泉から国道27号線で敦賀市へ向かいました。バイパス道路は綺麗で走りやすく、天気もよくて快適なドライヴ。20分くらいで鮮魚市場の日本海さかな街に到着。ひと回り買物して、気比の松原へ。真っ直ぐ日本海方面へ向かうと松林が見えてきました。駐車場は松林の間の細い道路を入った先です。来る前は駐車場までどうやって行くのか心配でしたが、松林の中を走れるのは感動です。足腰弱い人でも安心。駐車場の目と鼻の先は、美しい砂浜。すでに観光客や釣り人がちらほら。写真を撮っていたら、学校の遠足らしい観光バスが数台入って来たので、早々に次の目的地へ向かいました。駐車場は海水浴シーズンは有料になるようです。
 
 気比の松原から東へ5分ほどで気比神宮が見えてきました。裏の駐車場の入口がわからなかったため、参拝者用駐車場に車を止め、正面から入りました。大きな赤い鳥居。午前中から観光ツアー客が大勢来ていましたが、敷地内に入ると不思議と人の姿が減ったように感じました。空気も違います。事前に調べて、長命水というパワースポットがあると知っていたので、きょろきょろ探すと、目立たない場所に亀さんの口からちょろちょろと水が流れておりました。パワースポットという割には、みんな知らないのか素通りで、私ひとり喉を潤しました。
  
 本殿で参拝を済ませ、一休みしようと思い、裏にある喫茶処へ行きましたが開いていなかったので、がっかりしていると、その奥に何やら神社らしいお社が。誰も来ないひっそりした場所に「角鹿神社」はありました。
 年代は明確ではないですが(私は4世紀頃ではないかと)、朝鮮半島の南部にあったとされる大加羅という国からやって来たツヌガアラシト(別名ウシキアリシチカンキ)という名の王子が、崇神天皇の時代に越の国の笱飯(けひ)の浦に一艘の船で来た、と『日本書紀』の垂仁天皇の巻に書かれています。それによると、彼らの額には角が生えていて、それでその地を「角鹿(つぬが)」と名付けたそうです。王子が越国に着いた時、崇神天皇が亡くなり垂仁天皇が即位したので、3年垂仁天皇に仕えた後、帰国する折、彼の国の名を先王・御間城(みまき:崇神天皇の名前)の名前に改名せよと言われ、大加羅が「みまな(任那)」と云われる由縁を伝えています。「みまき」→「みまな」は苦しいですけどね。何にしても、朝鮮半島の南にあった国の王子が気比の海岸に来たことは、事実のような気がします。『日本書紀』では天皇に謁見する目的で出発し、海岸線伝いに出雲国から回って来た(要するに奈良が目的地)ようになっていますが、それは肯定しかねますが。
  
 そんなことを考えながら散策していると、観光バスが止まっている横に何やら鳥居と石碑があり、写真撮ってる人たちが。何だろうと行ってみると、奈良時代以前にあった気比宮殿の跡地だそうで…。気比神宮の下も発掘すると遺構が出てくるのでしょうね。
 気比神宮を後にして、北陸自動車道で一気に丸岡へ。
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a trip to Wakasa & Mikata

2016-07-08 | trip
北陸の古代史を訪ねて御食国(みけつくに)若狭と
縄文時代の遺物を見に、三方五湖へ行きました

 初めての福井県の旅。福井県は通過したことはあっても、ちゃんと見て回ったことがなかったので、色々調べに調べました。
 目的は縄文弥生時代の遺跡見学だったので、小浜市の若狭歴史博物館と国道27号線沿いの古墳群、そして何といっても外せないのが、鳥浜貝塚の出土品を展示している三方五湖畔の縄文博物館。さらに、越の国発祥の地「つぬが」こと敦賀の気比神宮。せっかくだから気比の松原も行きたいし東尋坊も見てみたい…蟹も食べたいし温泉も楽しみたい。永平寺も行ってみたい…。2泊3日に抑えるため、諦める名所旧跡の多い事…。旅は小浜市からスタートでしたが、市内の観光地や古寺、鯖街道関連は今回はパスし、道の駅若狭おばまから東へ車を走らせました。
  
 道の駅から車で10分弱。遠敷(おにゅう)にある福井県立若狭歴史博物館は、無料駐車場完備、入場料300円、70歳以上無料です。地図上で「遠敷」が読めなかったのですが、どうやら元は「お丹生(にゅう:硫化水銀or酸化鉄の産地)」の当て字だというようでした。
 そんな古代若狭の国の匂い漂う地にある博物館。しかし館内撮影禁止のため、パンフレットとスタンプの画像です。↑鳥浜貝塚出土の漆塗り櫛はレプリカです。ここは古代だけでなく若狭の歴史を展示しているので、仏像の展示室も充実していて(レプリカが多いですが)よかったです。意外にも、若狭の地理的なことを立体地図上に光でマッピングした装置(ヒストリーマップ)が、解りやすかったです。鯖街道は1つじゃなかったんですね。他にも、解体新書が展示されていたりして、なぜ?と思ったら、杉田玄白と中川淳庵が小浜藩医だったんです。思わぬところで江戸に遭遇しました。
  
 次に向かったのは、上中という地区にある若狭町歴史文化館。国道27号線へ向かおうと、博物館の駐車場を出てスグの角地に古墳らしきものがありました。草木が生えてなかったので整備中なんでしょうか。国道27号線・丹後街道沿いにも、小さな前方後円墳がたくさん点在しているので寄りたかったのですが、現存する古墳は整備していないから解りづらいそうです。27号を熊川宿方面へ行く手前で南へ折れると、若狭町役場上中庁舎があり、歴史文化館はその建物の中の1室でした。よくある地域の出土品を展示した部屋なのですが、展示品が明日香村とか桜井市だとかに負けてないです↑。受付もなく勝手に入室できるのも驚きです(入館無料)。上中周辺の古墳から土器・鎧・装飾品など豊富な物が出土したということは、若狭国も越国に引けを取らないほど豊かな国だったに違いありません。ここは、行ってよかったです。

 再び丹後街道に戻り、三方五湖方面へ向かいました。途中、脇袋古墳群という田んぼの中に点在する古墳群があり、それは車窓から少し見ることができました。こんもりした木々ですけど。街道から脇道に入る面白そうな場所が点在していましたが、時間がないので三方まで一直線。三方から三方五湖方面へ逸れて、今回の旅行最大のお目当て「若狭三方縄文博物館」に40分弱で到着。湖に面した公園の中に、古墳みたいな建物があり、2階(?)に入口がありました。
  
 「縄文のタイムカプセル」と呼ばれる鳥浜貝塚に関するものが展示してある博物館は、無料駐車場完備、入場料500円です。受付からエレベータで降りると、縄文後期の埋没林の杉の大株が出迎えてくれます。私は漆塗り櫛の実物が見れると期待していたのですが、ここのもレプリカでした。本物は特別展示があったようです。ちょっと残念でしたが、たくさん並べられた丸木舟を見たら心が躍りました。縄文後期~晩期の丸木舟で、古代日本海文化は丸木舟に乗った海人族によって繁栄したんじゃないかという推測の信憑性が強まったからです。(ユリ遺跡出土)
館内は撮影禁止。鳥浜貝塚については、鳥浜貝塚が詳しいです。
 丹後街道へ戻り、美浜方面へ。1日めは美浜温泉で宿泊。ぬるめのお湯にじっくり浸かり、体を癒し肌もツルツル。夕食は、ズワイガニ1杯!と海の幸。
 
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