TheProsaicProductions

Expressing My Inspirations

I stay at HOME

2020-04-09 | music
Depeche Mode - Home (Official Video)
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I like Shadows Behind The Sun

2019-10-15 | music
RIDE [@ Rough Trade East; 17/08/2019]





but...my favorite is Vapour Trail
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Johnny Marr at Ohana Festival 2018

2018-10-03 | music

 
9月29日カリフォルニア・ビーチのフェスで
Johnny MarrがThe Smithsの往年の曲を演った
やっぱりジョニーはギター弾いてなんぼ

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Marr's new album out 15 June (^^♪

2018-04-10 | music
Johnny Marr - Call The Comet - Official Album Trailer [HD]


これはelectronicぽいです

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Guten appetit ! Blixa's risotto

2018-02-23 | music


 Einstürzende Neubautenのブリクサ・バーゲルドがイカスミのリゾットを作っています!
 味は・・・美味しいようです。米の歯ごたえが絶妙だと・・・
 その後、食べて太ったのか、ビールで太ったのか、単なる中年太りなのか…
 いろんな意味で丸くなりました。

 私が日本でノイバウテンのギグを見たのは90年代。
 音楽ライヴというよりは前衛芸術パフォーマンスみたいで衝撃的でした。
 CDで音楽だけ聴くよりも、視覚があった方が楽しめます。
 その後、ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズのメンバーで来日した時は
 すでに太っていました…それもまた衝撃的でした(*_*;


西ベルリン時代(まだ東西ドイツが統一される前)のブリクサ君
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tea break

2017-12-09 | music
Death In Vegas - Dirge (live on Later)
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Marr and The charlatans

2017-08-02 | music

The Charlatans 『Different Days』
26 May 2017

 1988年に結成、レコード・デビューも1990年という、RIDEと同時期に現れたUKバンド、ザ・シャーラタンズ。
 90年代のブリットポップ、マンチェスタームーブメントが盛り上がる中、ストーン・ローゼスと似たようなダンスサウンドのバンドがいくつも誕生し、一時ヒットし消えてゆきました。彼らもそんなムーブメントの中でこそ人気があるバンドなんだろう…つまりムーブメントが終わればいなくなるのでしょう…と思わせるような、特に特徴的なサウンドでもなく歌も上手くもありませんでした。おマンチェと云われたバンドには、彼らよりもっと優秀なのがたくさんいたからです。ところが、残ったのはシャーラタンズだけでした。
 私は1995年発表の4thアルバム(バンド名と同じタイトル)にやられました。ティム・バージェスがまだファルセットボーカルを取り入れる前で、3rdまでの聞き取りづらいフワフワした歌い方から、浮遊感を残しつつ少し芯のある声になり、何を置いても楽曲がよかったのです。特にロブ・コリンズのハモンドオルガンは大好きでした。彼のハモンドがあってこそのシャーラタンズサウンドでした。このアルバムで、彼らが単なるマンチェ・ムーヴにのったバンドではない事を証明されたと思います。このまま順風満帆にいくものだと思っていました。
 悲劇は突然やって来ました。翌年ロブが交通事故を起こして亡くなってしまったのです。97年に発表された5thアルバムは、録ってあったロブのパートが使えたので、実質そのアルバムがロブの遺作となりました。シャーラタンズは、それ以前にもマーティン・ブラント(b)がうつ病になったり、ロブが刑務所行きになったりと、メンバーに不幸があったりしましたが、彼らの結束は固く解散することはありませんでした。ロブ亡き後のシャーラタンズの音楽は、時代と共に変わってゆき、私はそれを好きにはなれませんでした。ロブの代わりに鍵盤担当でトニー・ロジャースが加入した後何年かして彼らのライブに行きましたが、ロブを思い出して(彼のいた時期のライヴも見ているので)しんみりしてしまいました。それ以来、シャーラタンズからは離れて(もう聴くこともない)いました。それから何年かしてドラムのジョン・ブルックスが脳腫瘍で亡くなり、現在は4人で活動しています。
 今回、13作めのニューアルバムを購入したのは、シャーラタンズの曲が聴きたかったからというより、ゲストにJohnny Marrが参加しているからでした(最終曲にはポール・ウェラーが参加)。
 久しぶりに聴いたシャーラタンズ・サウンドは、彼らの過去のアルバムほど興奮するようなものではありませんでした。しかし、ジョニーが参加したPlastic Machineryは90年代のシャーラタを彷彿させる曲で、ジョニーのチャカチャカしたギターフレーズが聴こえて、少し胸が高まりました。実のところ、そのギターフレーズがマーのものなのか、マーク・コリンズが弾いてるのかはっきり解りませんが(笑)
 1曲だけだと思っていたら、もう1曲 Not Forgottenにも参加していました。しかもこの曲は、4thアルバムの頃のグルーヴ感のある楽曲に、ジョニーのチャラチャラ音がスパイスとなって、アルバムの真ん中を盛り上げてくれてます。ゲストはいないけれど、Let's Go Togetherはいい曲ですし、P.ウェラーが参加した曲はスタイルカウンシル調?でアルバムの最後にぴったりな曲。
1曲目から聴いていった時は、シャーラタンズこういう方向性なのか?!(2~3曲は80年代エレポップ調)と不安になりましたが、最終的には満足する内容でした。

 さて、ソロ・アルバムがいまいちかな?と感じたジョニー・マーですが、最近はライブでThe Smithsの曲をプレイしているそうで。ようやく「スミスの呪縛」が解けたと思うと嬉しいです。アンディ・ルーク(元スミスのベース。マーの幼馴染)とも共演しましたし。マーの動画を見ていたら、最近のステージで着ていたシャツが、The Smithsの1984年ハンブルグ・ライヴで着ていたのと同じじゃないか…と。
←これが最近のジョニマ 痩せたってこと?物持ちがいいってこと?

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ride is back after 21years!

2017-07-20 | music
RIDE @6Music Fes. on Mar.2017

 今から四半世紀前、英国のポップシーンに“ブリットポップ”と云われたロックバンドたちが一世を風靡した時期がありました。ブリットポップというカテゴリーに括られたバンドサウンドは、Beatlesに代表されるような親しみやすい普遍的なポップサウンドなので、今でも脈々と受け継がれて(日本でも)います。
 同じ時期に、shoegazing band(日本ではシューゲイザーと呼ばれた)と呼ばれたポップバンドも現れました。ブリットポップもシューゲイザーも音楽的には差異はありませんが(ブリットポップは英国出身じゃないとNGですが)、後者は「靴ばかり見つめてる=下ばかり向いてプレイしている」というイメージからきています。1990年に平均年齢20歳でオックスフォードからデビューしたRIDEは、“シューゲイザー”の代表格バンドでした。
 ディストーションを目いっぱい効かせた轟音ツインギター、躍動するパワフルなドラム、地味そうに見えても轟音ギターに負けないデカいリズムを刻んでいたベースギター、ポップでメランコリックなメロディーにのっかるお経のようなヴォーカルと美しいハーモニー。
 シューゲイザーと呼ばれたバンドでも、実際ライブに行ってみると、ちゃんと前向いて演っていましたけれど(笑)。
 シューゲイズというのはあくまでもメディアが勝手につけたものなので、彼らのサウンドはアルバムを出す毎に変わっていきました。そのうち“シューゲイザー”は死語となります。私もすっかり忘れていました、再結成したRIDEがニューアルバムを出すまでは。
  
 1996年に解散した彼らは、2014年に再結成し(オリジナルメンバー4人)21年ぶりのニューアルバム『Weather Diaries』を今年6月16日にリリースしたのです。その時のメディアの記事に「シューゲイザー」「shoegazing 」という単語が彼らを紹介する形容詞に使われているのを見ました。そんな形容でミレニアル世代に伝わるのか疑問ですが、解散する前に作った3rdと4thアルバムでは、既にシューゲイザー・サウンド(歪んだ轟音カオティック節)は鳴りを潜めていました。
 あれから21年・・・彼らもオジサンになりました。スタジオミュージシャンをやっていたロズことローレンス・コルバート(ds)とミュージシャンを辞めて小売店チェーンの店長をやっていたというスティーヴ・ケラルト(b)は不思議と変わっていません。ロズは相変わらず細腕です。アンディ・ベル(g & vo)はハリケーン#1(去年アンディ抜き再結成で来日)、オアシス(ベーシストに転身)、ビーディ・アイと継続して見ていたせいか、こんなもんだなという感じでしたが、アニマルハウス以降知らなかったマーク・ガードナー(vo & g)のさっぱりした頭には驚きました。3月のBBCラジオ音楽フェスでは帽子も被らず、堂々としたパフォーマンスで好印象を受けました。
 もう20代の爽やかイケメンたちではないんです。でも、アルバム1曲目のlannoy point、先行シングル曲charm assaultやhome is a feelingはデビュー当時のRIDEを彷彿させる楽曲。変わり種はall i wantとrocket silver symphonyでしょうか。メランコリックなライド節は健在ですがディストーション轟音カオティック・サウンドは影を潜め、普通のブリティッシュロックに仕上がっています。
 drive blind, vapour trail, leave them all behind, chrome waves(シングルヴァージョン)が好きな私は、新譜で気に入ったのはhome is a feeling でした。
 新曲では見れませんが、過去の曲の演奏では長々轟音カオティックギターを披露しています(Depeche Modeも出演していたグラスゴーでのBBC チャンネル6音楽フェスの動画)。
現在ツアー真っ只中のRIDE。8月19日のサマソニ(東京会場)にやって来ます。

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mode is going backwards

2017-03-18 | music
Depeche Mode SPIRIT deluxe edition 2CDs
March 17, 2017
their 14th studio album

 「10年ひと昔」という言葉があるように、10年も経てば「新しい」ことが「古く」なります。ところが、20年以上になると「一周まわって新しい」ものになる事があります。
 Depeche Modeの新作『SPIRITS』を聴い瞬間、そんな感覚を持ちました。
 先行リリースしたシングルWhere's The Revolutionを聴いた時は、前作同様の路線でいくのだなぁと思ったのですが、アルバムの1曲目Going Backwardsは、これまでのオープニング曲と趣きが違っていて、普通のロックな曲だったことに肩透かしをくらった感でした。そして、この曲のサビのコード進行が往年のDM節で、私の琴線に触れました。
 全体的にスローなナンバーで占められた静かな印象のするアルバムです。前の2作と比べると、物足りないかもしれません。しかし、サウンド作りが丁寧で、リズム(パーカッション類)が前作よりしっかりしているように感じました。
 ドラムを担当しているのが、プロデューサーでもあるJames Fordという人物。英国のクラブミュージック界の超人気デュオSimian Mobile Discoの人で、ジェームズ・フォードさんは、プロデューサーとしても第一線で活躍しているそうです。そんな最先端のアーティストにリズムを担当してもらったのだから、これだけいい音ができたのだと思います。ジェームズさんにしてみたら、英国テクノの走り(?)でもあるDepeche Modeのアルバムに参加できたのだから、張り切ったことでしょう。そしてジェームズさんの好みのDMサウンドは、80年代末~90年代のサウンドではないでしょうか。中には、So Much Loveのように、Photographic(1st album収録)×A Question of Time(5th album収録)みたいな曲があったり、Nine Inch Nailsの初期の音に似た感じのパーカッシヴな曲You Moveもあり…と私の泣き所を押さえてきます。
 今作もデイヴ作の曲が3曲、マーティンとデイヴの共作が1曲。
あとはマーティン作が8曲の全12曲ですが、今回自分が気に入った曲が、デイヴ作のものでした。No More(This is The Last Time)・・・90年代っぽいです(そしてちょっとNINぽいです)。
 デラックス仕様は、リミックス盤が付いていますが、このリミックス・ヴァージョンは余程のDMファンでなければ、不要かと思います。
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aging with depeche mode

2016-11-23 | music
Depeche Mode Video Singles Collection
輸入盤 DVD3枚組 紙製化粧箱入り 2016年11月18日発売

 オリンピック同様4年に一度のペースで新作をリリースするようになったDepeche Mode。来年がその4年めに当たるので、そろそろ新情報でもないかとウェブサイトを覗いてみたら、11月にDVDを発売すると書いてありました。
 『シングル・コレクション』― デビューした1981年から2013年に発表した現時点での最新アルバムまでのシングル曲の映像、全部で55本が3枚のディスクに収録されています。ビデオやDVDなど映像作品はまともに持っていなかったので、購入しました。
  
 発売日よりやや遅れて届いたDVD。3連になったディスク・スリーヴはシンプルかつお洒落だけど、ディスクを傷つけないように取り出すのが難でした。
 箱の中には、収録映像のタイトルなどをリストアップした、カラフルなブックレットが封入されています。
こちらもシンプル&お洒落で、デザイン性重視のため文字が小さいのが難(^^;ですが、別に作品の解説などが書いてあるわけでもないので、読む必要もないです。映像監督さんの名前を確かめたい人には辛いかもしれませんが…(私です)
 さて、55曲作品+メンバーのオーディオコメンタリーを合わせると、6時間以上にもなります。ここは数日に分けて1枚ずつ見ていけばいいのですが、せっかちな私は全部見たい!…で1枚めから一挙に見てみました。
 ALL PLAYを選択すると、すぐにミュージック・ビデオが始まりました。ヴィンス・クラークが映ってる“Just Can't Get Enough”。アイドルとして扱われていたデビュー当時の彼らは、ひよこみたい?サウンドもピコピコですし。初期の頃の映像は、ピストルズのドキュメンタリーやキンクス、ストーンズ、ニール・ヤング(!)などのMVで有名なジュリアン・テンプルの作品。でも私は、クライブ・リチャードソンという監督の作品の方が好みです。実は初期の映像を持っていないので購入したのですが、あれ?みんな見たことあるなぁと思ったら、断続的にYouTubeで見ていたのでした。でも、マーティンの全裸が映ってるのに気づけたのは収穫でした。
 見たことあるのは、早送りとスキップしてサクサク見てゆきます。1986年になると、アントン・コービンが映像担当になります。アントンの映像は、作品としての質が高くシリアスな映像ばかりでオフシーンなどなかったと思っていましたが、ちょっとだけありました。1990年代になると、どうしてもU2の映像と似た感じになってるな、と感じました。
 見てると思って実は見ていなかった映像が、3枚めに多くありました。買わなかったアルバムPlaying The Angel収録曲の映像です。3枚めのディスクにはEnjoy the Silenceのリミックスヴァージョン('04 )があり、それがアニメーション仕立てで面白かったのですが、同じ監督さんがPreciousも作っていて、こちらもアニメと実写を組み合わせた異色な作品でした。
 4半世紀以上過去の映像から順に見ていくと、映像技術の向上もわかります。80年代は、MTVにありがちのボディコンシャスなおねぃちゃんが必ず登場したり、メンバーの顔の大写しが出てきますが、今でいうプロジェクション・マッピングの走りのような画像もあり、なるほどなぁと感心。勿論現在に近づけば、凝った映像も増えていきます。2009年のWrongは、メンバーは一瞬しか映りませんが、最後まで目が離せない作品となっています。ですが、最後は目を覆いたくなるような結末で、MVにしてはえぐすぎます。
また、Hole to Feedはもう一度見たいと思わないほどグロテスクな映像でした。
Disc 1 Just can't get enough ~ Behind the wheelまで
Disc 2 Little15 ~ I feel loved まで
Disc 3 Freelove ~ Should be higher + ボーナスビデオ4曲
各ディスク最後にオーディオコメンタリー収録

 そして、2017年春にはニューアルバムSpiritがリリース予定です。
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head like a hole -NIN

2014-02-12 | music



初期のNINはカッコイイ。
実は素敵な照明器具が見れるPV?




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music for the photos

2013-07-01 | music
"anton corbijn:inside out"
a klaartje quirjn's film 2012

 ポップからへヴィまでジャンルにこだわることなく、第一線のミュージシャンを被写体にしてきた音楽フォトグラファーの軌跡を収めたドキュメンタリー映画『アントン・コービン:伝説のロック・フォトグラファーの光と影』を観ました。
 アントン・コービンと言ってピンとこない人でも、写真を見れば、「ああ、この写真、この人が撮ってたんだぁ」と思うはず。デヴィッド・ボウイのフンドシ写真とか。映画は、アントンが30年以上にわたって撮ってきた有名アーティストたちの写真を、ざっと見せることで、彼がどんな写真家であるか説明します。U2は彼の顧客のトップ・リストに上がっていますが、メタリカやビートルズのメンバー(故ジョージ・ハリスンとか)まで撮っていたとは知りませんでした。
 監督は、アントンと同郷オランダ人のクラ-チェ・クイラインズという女性。4年間密着取材して撮った映像は、膨大な量だったと思いますが、巧みに90分弱にまとめてありました。
 ロック・フォトグラファーという裏方職人の表の顔(仕事中)と裏の顔(オフ)とは?華やかなショウビズの世界で、どんな風に働いているのか?セレブのパーティやらなにやらで、おいしいおこぼれもあるんじゃないの?長身で、若い頃は結構イケてたし…。などと週刊誌の芸能ニュースを読むような好奇心もあったのですが、すぐ否定されました。

 アントンが多くのミュージシャンに支持される理由は、クライアント(被写体となるミュージシャン)が「こんな感じがいいな」と漠然と思っているような画像に撮ってくれるから、だそうです。U2のボノは「写真の自分になりたい」とまで言ったそうです。確かに、アントンに撮られた被写体は、かっこいいんですが嫌味がありません。そこには、彼自身の性格が投影されているかのようです。ダークでシリアスなトーン、適度な緊張感と安堵感のバランスがとれたアングル。映画で、オフのアントンが自己について語っていて気付きましたが、彼の写真の特徴は、彼の性質そのものだと思いました。真面目serious―パーティは苦手、どこにでもいそうな仕事人間、といった感じです。そうはいうものの、ショウビズの世界でそんなにストイックでいられたの?映画の中には、一緒に仕事をしたミュージシャン達のインタビューも挿入されています。
 当たり障りの無い中で、付き合いの長いデペッシュ・モードのマーティンだけが、おちゃめなエピソードを暴露してくれました。2人の居た場所は、久しぶりに訪れたビリヤード場。マーティンはTシャツに短パンというリラックスしすぎな格好で、さりげなく「こんなこともあったよね」とアントンの若気の至りを暴露すると、アントンは真っ赤になって照れ笑い。このドキュメンタリー映画の中で、唯一、彼の「素」が垣間見れたショットでした。
 そのDepeche Modeの13作目のアルバムが今年3月下旬に発売されました。4曲ボーナス・トラックが付いている初回限定盤を購入。写真集を兼ねた紙のスリーブで、50歳を過ぎたオッサンの写真集もないだろ、と思いましたが、撮ったのはアントン・コービンです。サングラス掛けてるとU2と似てますね。
 さて、メンバーが3人になってから曲作りのマーティンへの比重が重たすぎるのか、デイヴ作の曲も増えて、今回は5曲。そしてマーティンとの共作が1曲。先行シングル『Heaven』がアコースティックピアノをフィーチャーした、暗くて重たいノスタルジックな曲だったので、私の好きなDM路線かと思っていたのですが、全曲新曲にもかかわらず、以前聞いたことあるような―BROKENは最初A QUESTION OF TIMEですし―メロディが耳に付くのは、私だけでないでしょう。こういった現象は、長く続いているバンドにはよくある事ですが、今作はサウンドの面でも80・90年代の音、それも2nd『A Broken Frame』とか3rd 『Construction time again』のような初期の音が散りばめられていたので、無性に1stから6thまで聴きたくなり、ひっぱりだして聴いてしまいました。
左:2nd 右:3rd ジャケ写:M.アトキンス
 そこで思いました。まさか作曲者のマーティンが昔の曲を忘れてるわけないですし、仮にそうだとしても他の人が「これ、あの曲に酷似してないか?」くらい言うでしょうから、これは故意にやっているのではないか、と。全作持っているファンは、懐かしのサウンドに胸がキュンとなり、『Violator』以降のファンは古いアルバムを買い求めて聴くかもしれない・・・そんな効果を狙って?
左:4th 右:5th  ジャケ写:M.アトキンス
 この頃のスリーブ・フォトは、マーティン・アトキンス氏で、2ndと3rd に写ってる人物はmuteレコードの社長・ダニエル・ミラー氏です。泣きのメロディとハンマービートの融合が絶妙なエレポップを確立した『some great reward』、現在のDMには欠かせないオカルト的ゴシック・サウンドを打ち立てた『Black Celebration』、その延長上にある『music for the masses』、アメリカで成功を射止めた『101』。ここが頂点だと私は思いました。正直、アメリカへ渡った後の『Violator』は余り聴く気が湧かない作品でした。ジャケ写をアントン・コービンに変えたのも『101』からで、マーティンはアントンの映画で「とにかくアイドル的な印象を排除したかった。アントンの写真はシリアスだろ?」と語っていました。確かに、アントンのジャケ写は、DMの妖しいダークな面を全面に出したもので、その後の宗教的なサウンドとシンクロしていました。では、M.アトキンスの写真がアイドル的か、といえば、こちらはDMというメンバーのイメージというよりは、アルバムの音を連想させる冷徹な印象のアート作品だと思いますが。
 ジャケ写も変わり、時代も変わって音も変化しましたが、『songs of faith and devotion』の後アラン・ワイルダーが脱退し、3人になってしまった『ULTRA』『exciter』は、なんとか穴埋めできていたので、アランの脱退はさほど影響なかったのかと、いままで思っていました。しかし、今作『Delta Machine』を聴いて、そうでもなかったと感じました。Delta Machineの気持ち悪くなるようなリズム、単調で粗いリズム。前作『sound of the universe』でも感じてましたが(11枚目のアルバムだけは持っていません)、今回はひどいです。パーカッションなどのアレンジもやっていたアランがいないからか、と思ってしまいます。これが今のエレクトロニカだ、といわれてしまえば仕方ないですが。だとしたら、今のサウンドは「詰めが甘い」音が多いのかな、と思います。
残念です。
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about dm's “heaven” film

2013-02-02 | music
from DepecheMode new single “heaven" video

 デペッシュモードの新シングルHeavenの映像に、ブラザーズクエイ風のオブジェみたいなカットが出てきます。
see youtube →HEAVEN
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depeche mode year again

2013-01-31 | music
Delta Machine
Depeche Mode's forthcoming album

 2013年3月26日リリース、日本では28日発売されるDepeche Modeの13枚めのスタジオ録音フルアルバム『Delta Machine』からシングルカットされた1stシングル『Heaven』が、米ロサンジェルスのラジオ番組サイトで試聴できます。
 随分前からデペッシュ・モードは4年毎に活動することになっていて(マーティンによると、最もいいサイクルらしい。)前のアルバムが出て、もう4年経ったんだと月日のたつ早さを実感しました。新譜をリリースしてワールドツアーも始まるようで、ロンドン五輪と重ならないサイクルでよかったですね、と要らぬ心配をしてしまいました。
 さて、日本での人気は海外に較べるとぐっと低いのですが、―それは多分日本はデビュー当時から彼らの音楽を評価してきて、アメリカなどでは大分遅れてブレイクしたせいだと思います― それは彼らのサウンドのマンネリ化も要因の一つではないか、と思います。それは彼らも承知の上。今度のアルバムは、壁をぶち破って有機的なデペッシュ・モード・サウンドを作り上げた(デイヴ談)そうです。
 シングル『Heaven』は、ミドルテンポのダークなサウンドで、「オーガニック」なところはアコースティックぽいピアノが入ってるところとか?何にしても、一聴してすぐ我等がDMサウンドだとわかる、ファンには堪らない音に仕上がってます。DMの一番いい時期のサウンドに回帰してるんだとか。1曲しか聴いてませんが、期待は膨らみます。
 初回限定2枚組み+アントン・コービン激写28Pブックレットと通常1枚が同時発売。限定盤のおまけは、Heavenの別バージョンとかじゃないです。
Heavenの試聴→KROQ
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Russel Brand from rock of ages

2012-10-03 | music
2012年日本公開映画『Rock Of Ages』のワンシーン
アレック・ボールドウィンとラッセル・ブランド
似てなくて申し訳ございません。

 『ロック・オブ・エイジズ』は、1980年代のLAメタル真っ盛りのハードロックを愛する奴らを描いたミュージカル映画です。音楽が当時のヒット曲で構成され、ロック(特にへヴィメタルやアメリカンハードロック)ファンにはマストな作品に仕上がっています。
 ・・・と気取った書き出しをしましたが、正直私は80年代のアメリカンロックって、商業的すぎて敬遠していました。80年代はマドンナやマイケル・ジャクソンなど超ビッグなポップシンガーが出ていて、どっちかというとROCK不毛の時代なんて言われていたと記憶してましたが、改めて振り返ってみると不毛どころか、いい曲いっぱいありますね。映画は、基本アメリカのハード系ロック(といっても聴き易いポップなロックです)で構成されているので、何故あのバンドの曲が出てこないんだと思っても、仕方ありません。それに歌詞と台詞をリンクさせるので、どうしても使える曲が限られてしまいますし。そんな制約があるにもかかわらず、この作品はとても巧みに楽曲が使われていました。
 監督は『ヘアスプレー』のアダム・シャンクマンだと知っていたので、面白いこと請け合いではありました。それに私の好きな(お馬鹿)ラッセル・ブランドが出演していますし。カリスマ・シンガー役のトム・クルーズにも少しは興味ありました。ストーリーは大した事ありませんが、ロック好きなら曲を知らなくても十分楽しめるようになっています。『glee』で80年代のヒット曲をやっているので、小中学生でも楽しめそうです。
 劇中で歌われた曲の内、わかるのもあるし曲は聴いたことあっても誰がやってたかわからないのもありました。後で調べたら、結構多くのバンドやシンガーを取り上げていました。
 ガンズンローゼス(トム・クルーズはアクセル・ローズから指導を受けたらしいです。道理でアクセルちっくでした。)、ナイトレンジャー、デイヴ・リー・ロス(ヴァンへイレン)、ポイズン、フォリナー、エクストリーム、ウォレント、ボン・ジョヴィ、トゥイステッド・シスター、デフ・レパード、クォーターフラッシュ、REOスピードワゴン、スターシップ、ジャーニー、パット・ベネター、ジョーン・ジェット、ホワイトスネイク(英だよね)、スコーピオンズ(独です)など。
 これらの楽曲を出演者が歌っています。トムの歌声もアクセルみたく高い声でした。KISSはTシャツで登場。ハノイ・ロックスは、貼ってあるポスターで登場でした。ヨーロッパはカナダだからダメなのかと思っていたら、ミュージカル版ではファイナル・カウントダウンが使われているそうです。それとMR.BIGも。メタリカは使えるような歌詞なかったのでしょうか?
 音楽は白人ロックばかりですが、メアリ・J・ブライジが出演していてジャーニーの曲なんかを歌っていました。他に、どこかにミュージシャンが出てやしないかと見たのですが、今の彼らの顔を知らないのでわかりませんでした。スキッド・ロウのセバスチャン・バック、エクストリームのヌーノ・ベッテンコート、ナイトレンジャーのジョエル・ホークストラ、REOスピードワゴンのケヴィン・クローニン、そしてHRじゃないけれどデビー・ギブソンが出ていたそうです。(MR.BIGのメンバーもいるかもしれない)
 さて、この映画の見どころは音楽やトム・クルーズだけじゃありません。ロックの殿堂バーボンルームのオーナー役アレック・ボールドウィンおやじと共同経営者役のキモいラッセル・ブランドの演技が、超笑えます。どこまでが演技でどっからがアドリブなのかわからない…ええっそんな展開?マジっすか?!という2人のストーリーが可笑しいです。ていうか、吐きそうなくらいキモかったです(笑)。でも考えてみれば、80年代は、エイズが同性愛者の病気って思われていた時代でしたね。ラッセルとアレックのキモいシーンを見ながら思い出したのが、『続膝栗毛』の善光寺参詣へ向かう弥次さんと喜多さんのシーン(一九先輩画)でした。
『東海道中膝栗毛』完結後、その発端として弥次郎と喜多八は昔男色関係だったとしています。

 ラッセル・ブランドは、2008年アダム・サンドラー主演『ベッドタイム・ストーリー』(笑えるハートウォーミング・ムービーです。)に出演していたのを見た時、そのピュアなお馬鹿人ぶりがなんとも印象的で、彼の独特な笑いの演出にハマりました。
 調べてみたら、英国人だったんですね。納得。しかもThe Smithsの熱狂的なファン(ペットの猫にモリッシーと名付けてるほど)だそうで、意外な共通点を見つけました。

 因みにマニアックな音楽ファンを誘ってみたら、The Bandの1971年のライブ盤Rock Of Agesの映像化かと思った、と言われ断わられました。

映画の公式サイト→ROCK OF AGES
 
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