東海道39番目の宿場「池鯉鮒」
並木八丁を偲ばせる「知立の松並木」
並木八丁を偲ばせる「知立の松並木」
岡崎から国道1号線を西へ車を走らせると、広重の「東海道五十三次 池鯉鮒」の絵に描かれている馬市があったという、松並木があります。
国道1号「新田南」交差点を右折して、すぐの信号を右へ曲がると旧東海道、左折すると松並木の道路があります。
並木の間を走る車窓から見る約500mに渡る松並木は、壮観です。
並木の外側に遊歩道が設けられていて、馬市の跡の石碑やベンチなどがありますが、駐車場がないので車はそのまま国道まで抜けなければなりません。
国道1号線を西から来た場合は、御林交差点から入って並木道を走って並木が終わる信号の手前にコンビニがあるので、そこにティブレイクも兼ねて駐車させてもらって写真を撮ることもできます。
画像↑東から西を見る。この先国道に出る。
東海道の旅はここまで。
東海道グルメは、藤川宿の「イノちゃんドッグ」と岡崎「八丁味噌ラガー」。イノシシの肉で作ったソーセージは、スパイスが効いていて食べ応えあり。サイズは結構デカいです。カクキューの売店で購入した、八丁味噌が入ってるビールは、見たところ味噌っぽい色をしていますが、味は余りしません。何となく甘めで飲みやすかったです。温泉あがりに飲んだら最高です
岡崎市八帖にある八丁味噌工場カクキュー
道の駅藤川宿から国道1号線を西へ約20分。八帖交差点を南へ曲がり更に西へ曲がって鉄道の高架をくぐると、左手に「まるや」、右手に「カクキュー」という八丁味噌の工場があります。どちらも歴史があり工場見学もできるのですが、テレビドラマで有名にもなった「カクキュー」の方へ入りました。ドラマロケ地といっても、もう何年も前のことだから、見学者など大した人数ではないでしょう…と考えていたら、大型観光バスが2‐3台停まっていたし、一般駐車場のスペースも数少なくなっていました。
この分では見学は順番待ちかなぁ、と思いつつ受付のある売店へ入ると、ちょうど始まる個人客ツアーに間に合い、急いでグループのお尻にくっついて行きました。
昔使われていた看板や道具の展示、そして八丁味噌造りを紹介したリアルな展示がユニークです。ガイドさんの説明を聞いているうちに、後ろから団体見学のツアーが2組ほど入ってきて、いっきに混雑。出口を出てまた入口の方へ戻り、いよいよ味噌蔵へ入ります。
八丁味噌といえば、この石積みですね。大きな味噌樽が広い蔵内にいくつもいくつも置いてあり、辺りにお味噌の匂いが漂っていました。
昔の製法で、こんなに沢山作っているとは思っていなかったので、樽の多さに驚きました。
味噌蔵を出ると、待望の試食がまっています。八丁味噌と赤だし味噌の味噌汁飲み比べと味噌だれ付きコンニャク。好みの問題ですが、赤だしの方が飲みやすいです。これで工場見学ツアーは終了。
あとは、八丁味噌料理をいただける食事処と売店があります。五平餅を食べましたが、味噌はもちろん、団子型の餅が美味しかったです。土産は、八丁味噌ラガー(ビール)と赤だし味噌(箱)。見学後、受付で試食用味噌パックをもらえました。
八丁味噌の詳細はカクキュー
東海道53次の37番宿場「藤川宿」
以前、東海道の吉田(豊橋市吉田城跡)~御油~赤坂をめぐった時、藤川に寄らなかったことをずっと後悔していました。行こう行こうと思いつつ早や5年、ようやく行くことが出来ました。国道1号線から旧東海道へ車で入る場合、宿場の東側から入る方が入りやすいです。ただ、目立つ標識などがないのでわかりにくいかも。西からですと「藤川町西」交差点から斜めに入るのですが、入口手前に「藤川宿」と書いた大きな木製看板が立ってはいるものの、信号が青なら通り過ぎてしまう恐れも。徒歩で散策するのなら、国道沿いの道の駅藤川宿に駐車するのがよさそうです。
画像奥の国道から分かれて旧街道に入るとすぐ広重の浮世絵で有名な「東棒鼻」があります。正面から見るとこんな感じです。後方は芭蕉の句に詠まれた「むらさき麦」畑。
時期はずれなので、何もありませんでした。
宿場内の街道は、生活道路になっていて、国道の抜け道にもなっているのか、結構な速度で自動車が走っていました。宿場にはトイレが設置してある無料駐車場があります。
←手前が東棒鼻と曲手
更に西へ進むと「西の棒鼻」があります。ここに、浮世絵師・歌川豊広の歌碑がありました。
藤川の しゅくの棒ばな みわたせば 杉のしるしと うで蛸のあし
↑西から東を臨む。この辺りから松並木がちらほら。西棒鼻の後ろは小学校。
これを抜けると、国道1号線へ出ます。