TheProsaicProductions

Expressing My Inspirations

prosaic journal

2014-11-24 | prose
 好天に恵まれた3連休。陽気につられて近くの遊歩道へお散歩に行きました。
今年は、落葉樹の葉もたくさん残っているので、桜の葉などもきれいに紅葉していました。
銀杏の葉は、あともう少し…という感じです。

先月見たオオオナモミも薄っすら紅に。


からすうりの実が真っ赤に熟していました。

「カラスウリの種は、打ち出の小槌の形をしているから財布の中に入れとくといいんだよ」
声をかけてきた通りすがりのおじさんが教えてくれました。
欲しいけれど、ちょっと採れない場所なので諦めました。帰宅して母にその話をしたら、そういえばそういう言い伝えがあると言っていました。そんなことを聞くと、無理しても採っておけばよかったな、と残念無念。
お散歩の醍醐味は、知らない人とも気軽におしゃべりできることにあります。
通りすがりに「こんにちは」と挨拶すると、大抵笑顔で「こんにちは」と返してくれます。
橋の上から川を眺めていると、近くで見ている人の泳いでる魚の名や亀なんかの話が聞こえてきて、「大きい蟹がいる!」という声に思わず「どこですか?!」「あそこあそこ」「どこ?」「はさみチョキチョキしてる」「あ、でかい」「もずく蟹だな」。
もずく蟹だったかどうかは定かではなかったけれど、自然が豊かだと会話も弾み、平和です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

romantic? flowers in autumn 3

2014-11-02 | photo
木にめり込んだUFO?に見えなくもないキノコ

桜の幹にキノコが生えるのは、樹木の勢力が衰えているためだそうです。
桜の木にとってキノコは悪者?
  
画像をクリックすると拡大します
悪者といえば、ケムシやイモムシ。左の画像のイモムシは、体長10cm以上あった巨大な黒い体が一見ヘビのよう。よく見ると、左の頭はすごく小さくて一生懸命葉っぱを食べていました。
中央の花は、ジャガイモの花に似ていますが、北米原産のナス科の帰化植物「ワルナスビ」。
なぜだかワルそうな名称です。
目つき悪く睨みをきかせていたのが、巨大カマキリ。お腹に卵を持ってるみたいで、カメラを近づけたのでにらまれたのでした。草薮の中にいたため巧くアングルが決まらなくて何度も撮っているうちに、無害と悟ったのかその後そっぽを向かれてしまいました。
草むらの厄介者といえば、このトゲトゲしたやつ。子供や犬が遊びに行って帰ってくると、セーターやズボンにくっついてる枯れたトゲトゲです。
名前を知らないので調べてみました。北米原産の帰化植物「オオオナモミ」といってキク科だということです。説明には、「ひっつき虫」の代表的なものだとありました。
あ~、そういえば子供の頃そう言っていたのを思い出しました。

最近は春以外の季節でも咲いているタンポポ。
たんぽぽの種を見るとBrothersQuayの作品を連想してしまいます。
たんぽぽの種よりふわふわの種がありました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

romantic flowers in autumn 2

2014-11-01 | photo
ピンク色のイヌタデは密集していてきれいです

  
ある一帯だけピンク色の花が占拠していました。カタバミを大きくしたような花です
画像をクリックすると大きくなります

付近の住人が種を捨てたのでしょうか、オシロイバナもあちこちで咲いていました

秋の花々も、春に負けないくらい色とりどりだなぁと下ばかり向いて歩いていたら、見たことがない不思議な花に出会いました。
あまり「美しい」という印象はありませんでしたが、珍しかったのでカメラに収めました。
帰宅して、ダメ元でネットで調べてみますと、これが秋の七草のひとつ「フジバカマ」と判明。

糸みたいな雌蕊が伸びて、とてもユニークな花です。キク科だということです。秋の七草で万葉集にも詠まれた藤袴ですが、最近はめっきり減って自生しているものは珍しいそうです。
調べていて、山上憶良の歌「萩が花尾花葛花なでしこの花女郎花また藤袴朝顔の花」
の「朝顔」ですが、朝顔に似た小さな花を見つけました。
   画像をクリックすると拡大
画像左の白い花が、朝顔に似た形をしていたので調べたのですがマメアサガオ(?)というのでしょうか、ひょっとしたらツルリンドウ(画像中央)の白バージョンかもしれません。
右側の赤い花も朝顔に似た花で、マルバルコウ草(ヒルガオ科)だと判明しましたが、同時に万葉の朝顔では有り得ない花だという事もわかりました。
この花は、熱帯アメリカ原産で江戸時代に観賞用として渡来し、帰化植物となって野生化しているのだそうです。
絶滅危惧種の藤袴も、帰化植物となった丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)も、人間に抜き取られたりされることなく、来年もひっそりと咲いてくれることを祈るばかりです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする