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trip to edo,or tokyo 4

2013-04-21 | trip
浅草寺はいつもお祭りみたいに人・人・人

 上野から浅草へ移動。ここでは人力車の人足が旅人を乗せようと、ずらっと並んで呼び込みをしていました。馬子みたいな人たちです。人を掻き分けながら仲見世を通り抜け、浅草寺へのお参りを後回しにして、まず伝法院を訪れました。
今回の江戸旅行の目的が、ここの大絵馬寺宝展と庭園拝観だったからです。年に2回ほどの特別公開の大絵馬は、ほんとうに「大」きくて圧倒される作品。勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟―「幕末の三舟」の扁額もあり、その書を見比べることもできました。
 そして私の一番の目的だった歌川国芳の『一つ家』。浮世絵版画の『当盛見立人形之内 一ツ家之図』とはまた違い、興味深く拝見しました。国芳の絵馬『一ツ家』は、吉原の妓楼の主人から、伝説「一ツ家」の場面を絵馬に描くよう依頼されたもので、浅草寺に奉納された国芳の絵馬を見た生人形師・松本喜三郎が生人形を作って見世物にしたところ、それを見た国芳が写して浮世絵版画を製作した、という曰くつきの作品です。
大絵馬展示室を出て、小堀遠州が築庭したといわれている回遊式庭園を散策。パンフレットには、中央の池には放生された鯉や亀が泳いでいる、と書いてありましたが、なんと鰻が居ました。これもお寺の人が放ったんでしょうか?
さて、裏手に回って、山東京伝の机塚を探します。浅草寺の隣りにある浅草神社の裏の駐車場にぽつんと建っていました。塚の裏には、大田南畝の碑文が彫ってありますが、煤けたようになっていました。隣りに説明板があります。画面奥に写っているのが浅草寺の裏側です。↑
裏ばかりなので、浅草神社の正面へまわってみました。浅草寺は何回か来ていますが、神社に来たのは初めてでした。
そして、ようやく浅草寺へ。参拝して振り返ると、仲見世はますます人でごったがえし。そんな人ごみの中、ふらふらとお店を見て回ったり、土産に雷おこしなど買ったりしているうちに、次の目的地、手染めの手拭い屋「ふじ屋」さんに到着です。

  ここでしか作られていない京伝の「艶次郎」手ぬぐい。
手染めなのですごく高いかと思っていたら、他の手拭屋さんの手拭いと変わらない価格だったので、国芳の「猫の東海道五十三次」も購入。レジカウンターでお店の人と少しおしゃべりもしました。
 お腹も減ったので、調べておいたラーメン屋を探そうかと歩いていたら、すぐ見つかって、行列もできてなかったから入って基本の醤油ラーメンを注文しました。隣りの席には普通に異国語を話す人たちがラーメンをすすっています。出てきたラーメンは柚子風味のさっぱり味東京ラーメン。柚子が入っていなければ、私の求める東京ラーメンに近かったんですが…でも、おいしかったです。
 この日観光する場所は残り2箇所でしたが、時間に余裕があるように感じたので、荷物を置きに旅籠へ一度戻ることにしました。この予定変更が、思わぬ番狂わせになるのですが。。。
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