TheProsaicProductions

Expressing My Inspirations

a trip to tokyo/edo Ⅱ

2014-04-27 | trip
十思公園の近くにあった小さな寺院の前に建てられた看板
明治期の小伝馬町は名所だったようです

 江戸時代、長崎出島から江戸参府にやって来た和蘭カピタン一行が宿泊した、オランダ宿長崎屋。北斎がその様子を浮世絵で残していますが、跡地に案内看板が立っています。
ちょうどJR新日本橋駅4番出口辺りだそうです。このすぐ近くに時の鐘もあったそうで、現在は小伝馬町の十思公園内に移設されています。
 長崎屋跡のある江戸通りをまっすぐ行き、左の路地を少し入ると十思公園があります。ここには昔牢獄があって、平賀源内や吉田松陰が投獄されたことで有名です。
公園入口の説明看板。今は児童遊園地になっています
 
松陰先生終焉の地碑が、遊具の奥に見えます。

 ぐるっと左を向くと時の鐘がありました。 

近所の親子連れが遊ぶ小さな遊園地ですが、改築工事を始めているようです。
 公園の向かいにある大安楽寺は、処刑場跡に建てられたお寺で、境内には「牢獄塚跡」と赤文字で書かれた石碑があります。
 伝馬町牢獄屋敷の敷地は広く、長崎屋からここまで歩いて5分ほど。蔦屋重三郎死後、耕書堂は小伝馬町へ移転しましたが、結構物騒な界隈だったと思うので、その後の耕書堂の行く末は想像に難くはありません。
 江戸通りに戻り、道路を渡って路地に入ると大伝馬町本町通りにでます。
 馬喰町方面へ行けば初代蔦重の耕書堂跡地。

                
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a trip to tokyo/edo

2014-04-24 | trip
人形師 辻村寿三郎氏のアトリエ兼お店『ジュサブロー館』
人形町駅4番出口より徒歩3分弱

 東京日本橋の定宿から歩いて行ける距離に、ジュサブロー館がありました。地下鉄駅からスグですが、ちょっと小路に入るのでどこだかわからないでいました。事前に調べて地図通り行くと、植木鉢がいっぱい置いてあり入口が見えない入りにくそうな雰囲気のお店。特に買うものがあるわけでもなし、多分高価で買えないでしょうし、入るのにちょっと勇気を出して中に入りました。お店というには余り売り物がなく、狭い売り場の片隅にお人形が置いてありギャラリーということで。お店の奥に人形教室があり、お弟子さんたちが真剣にお人形を制作していました。ジュサブロー先生はいらっしゃるのかな?と覗いてみると、ちょうどお弟子さんに教えている和服の後ろ姿が見ることが出来ました。ネットで調べたら、広島に辻村寿三郎人形館というのがあるようです。
今回の東京/江戸の旅での食事は、「ちょっと変わったものを」と思い、丸善日本橋店にあるカフェで、ハヤシライスを食べてみました。ここのハヤシライスは丸善創業者の早矢仕 有的にちなんで命名されたとされる「早矢仕ライス」を出しています。どこがどう違うのか…。実はちゃんとしたハヤシライスというのを食べたことがなかったので、違いが判りませんでした。しかし、この早矢仕ライスが「スタンダード」なのでしょう。濃厚なルゥなのにしつこくなく、美味しかったです。ちょっと割高感はありますが、場所が落ち着いていて穴場です。
疲れていたので夕食はホテルでパンとワイン。宿の近くにいっぱいある、まいばすけっとで買った小瓶の赤ワイン。コレド室町2と3がオープンしていて、美味しそうなベーカリー(コレド室町3地階)で焼きたてパンを購入。とても混んでいて選べる状況ではなかったから、ドライフルーツやチーズなどが入ったハード系パンばかりになってしまい、フィリングがどっさり詰まっていて満腹になりました。
 でも、ラーメンは外しません。

東京駅ラーメンストリート内「ひるがお」の塩ラーメン。青ノリが入っている魚介系塩味。美味
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A.Warhol 15minutes eternal at Mori Art Museum

2014-04-20 | art
アンディ・ウォーホル展 永遠の15分
森美術館 2014年2月1日-5月6日
展示スペース見取図

 森美術館の10周年記念展になったのが、ポップアートの祖アンディ・ウォーホル。
 ちょっとでもアートに関心のある人なら誰でも知っていて、崇め奉られていますが、正直私はあんまり好きではありませんでした。といっても、彼の作品で知っているのはヴェルヴェット・アンダーグランド・アンド・ニコのアルバム・ジャケットの「バナナ」のイラストや、スープ缶、マリリン・モンローなど有名人のド派手な色のシルクスクリーン作品くらいです。英マンチェスターあったクラブFACTORY(インディレーベルでもありました)は彼のアトリエの名前から拝借したとか、作品とは関係ないことは知っていても、実際ちゃんと作品を見たことはありませんでした。
 まだ見に行くか迷っていた時、チラシの整理をしていたら昔のウォーホル展の半券を見つけました。色が違いましたが、今回の展覧会のチケットとほぼ同じデザイン。いつ行ったのでしょうか。全く記憶にありません。でも半券があるということは、見に行ったはずです。自分ひとりで行ったはずないのですが、誰と行ったのかも思い出せません。行ったことさえ思い出せないほど、私にとってウォーホルの作品は印象の薄いものだったということなのでしょうか。いえ、おそらく私の頭が悪いせいでしょう。ちょうどラジオの語学番組のトピックにもなっていて、少し知識もついたので行ってみました。
 ポップアートと言えばカッコいいですが、訳すと「大衆芸術」。どこか江戸浮世絵と似たものなんじゃないか、と思いつつ、彼の初期作品から観ていきました。
 ウォーホルは最初から金髪のカツラをかぶったアーティスティックな人物、と思っていましたが、最初はちゃんとした会社人間で、就職活動している時や広告会社勤務時代の体験が、彼をポップ・アート(大衆芸術)という分野に向かわせたということに、ちょっと驚きました。彼も努力の人だったと知って、少し親しみが持てるようになりました。
 この展覧会は、ウォーホル作品展覧会の中でも最大規模だそうで、絵画だけでなく、写真や映像、再現されたシルバー・ファクトリーや生前集めていた様々な品物も展示してあり、作品が好きになれなくても興味深く見ることができました。彼のコレクションの中に、日本を観光した時買ったと思われる品々もあり、広重・写楽・歌麿の浮世絵図録や、古書店で売っていそうな複製浮世絵などが混じっていました。方法は違っていても、同じ版画の大量生産品なので関心があったのでしょう。
 彼の残した言葉に「15分間の名声―In the future,everyone will be world-famous for 15 minutes.」というのがあるのですが、皇居の二重橋を背景に連れの人たちと並んで写ってるウォーホルは、普通の外国人観光客のおじさんに見えて、それまでの異次元のアーティストというイメージが薄れ、15 minutes of fameの真意が何となくわかったような気がしました。
 ミュージアムショップには、たくさんのグッズが売っていましたが、私が気に入ったグラフィックデザイナー時代に制作したメルヘンチックなイラストを使用したグッズはなく、少々がっかりして何も買わずに帰りました。
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IMT within the JP Tower

2014-04-16 | art
Intermediatheque
丸ノ内JPタワー内にある東京大学総合博物館インターメディアテク

 2010年12月に訪問した、小石川植物園内にある東京大学総合研究博物館小石川分館が、'13年に建築ミュージアムとなってリニューアル。

 それまで展示していた医学研究標本などは、東京駅丸ノ内口からすぐの新築JPタワーKITTEの中にオープンした、学術文化総合ミュージアム・インターメディアテクに移され、無料公開されている、と聞いていたので行ってきました。
 日本郵便株式会社がリニューアルしたビルの2-3階に位置するインターメディアテク(IMT)は、近代的なビルの中にあって、そこだけ特別レトロな雰囲気の内装に仕上げてあり、床の古い木の質感と年代物の標本や棚類から醸し出される独特の空間は損なわれていませんでした。
 小石川分館では、常設展示は写真撮影OKだったのですが、IMT内では禁止なのが残念。展示スペースが広いので、標本も大きな象やキリンの実物大骨格標本やら、様々な動物のはく製やら、見応えは十分ありました。ちょうど、同じ帝大だった京都大学総合博物館からも標本コレクションが展示してあり、東西のサイエンス・アートが一度に見られました。
 5月11日まで開催の「東大医学 蘭方医学からドイツ近代医学へ」のコーナーにあった、男の頭部(↑上画像左のパンブレットに半分だけ写っている)は、江戸時代オランダのカピタンが幕府に献上した人頭解剖模型を、奥医師桂川甫周が拝見して制作させたもの(だったと思う)だそうです。この半分顔面がめくれた男の模型、西洋だったらワックス(ロウ)で作られるのだろうけれど、木製。すごい手業です。もちろん『解体新書』も陳列されています。
 2フロアを使っているので、全部をしっかり見ると結構時間がかかります。これで無料、駅から歩いてすぐの距離にあるから、時間潰しや待ち合わせにも使えそうです。
 
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ADMT at carettaShiodome

2014-04-14 | art
Ad Museum Tokyo
港区カレッタ汐留ビル内にあるアド・ミュージアム東京のエントランス

 
前々から行きたかった、アド・ミュージアム東京(ADMT)に行ってきました。

 新橋駅から地下道を歩いていくと、カレッタ汐留の入口があるので、↑ここから入場。
 ADMTの常設展示は無料なので、カウンターの受付嬢に軽く挨拶して入りました。さすが電通だけあって、展示スペースもおしゃれです。日本の広告の歴史がわかるように、年代順に陳列されていました。
 「江戸期」のコーナーに、歌舞伎役者が宣伝する広告チラシがあり、「富士やまがたに蔦」のマークが。耕書堂蔦屋重三郎が制作したチラシ発見です。年代が蔦重死後なので2代目のものですが、広告チラシまで作っていたんですね。
 テレビCMが見ることができるコーナーでは、生まれる前のモノクロ映像のCMや、カップヌードルやウォークマンなど話題になったCM映像が視聴できます。全部視聴するのは時間がかかるので興味本位で見てみた中で、市村崑監督の「歯みがき」のCMが衝撃的でした。朝の歯みがきなのに、清々しさがまるでない!
 20世紀の広告やテレビCMは、懐かしさを感じました。そうそう、あったあった!という感じで。
 現代広告は、日本だけではなく海外のものも紹介されており、スクリーンに映し出された公共広告に、啓発されました。
      月曜休館。土・日祝日は閉館時間が早いです。
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tumulus~Otsudani

2014-04-11 | trip
昔話に出てきそうな大津谷の風景

 霞間ケ渓からふれあい街道を北上すると、道路脇に茶畑が広がります。この辺りは揖斐郡池田町で、揖斐茶が特産物です。揖斐の地名は、木曽三川―木曽川、長良川、揖斐川―のひとつ、揖斐川からきています。
 このあたりの茶畑や木々の間には、こんもりした塚が点在しています。その塚は、6世紀末~7世紀初頭以降に作られた古墳で、茶畑の中に普通に点在しています。中には石室の中が見えるものもありました。
 岐阜県最大級の群集墳「願成寺西墳之越古墳群(がんじょうじにしつかのこしこふんぐん)」と言うのだそうです。願成寺は地名。
 現在見つかっているだけでも111基。墓場の中の茶畑ってことでしょうか。
 ぐるっと見渡して数えただけでも、9基ほどありました。
 町が一望できる素晴らしい眺めの場所です。古代人がここにお墓を作ったのも納得です。
 ふれあい街道を更に北上してみると、整備された公園がありました。山から川が流れていて橋がかかり、両脇に桜が咲いていて、霞間ケ渓に似ていますが、こちらは駐車場が広く、バーベキューができるようになっていたり、梅園もあったりします。大津谷公園というのですが、あまり知られてないのか規模の割に空いていました。まだ整備中なのでしょうか。
ピンクの橋がかわいらしい

 赤坂宿から霞間ケ渓に行く途中に、道の駅池田温泉があります。すぐ近くに池田温泉という温泉施設もあり、道の駅には無料の足湯があったので、足だけ入湯してきました。つるっとしたいいお湯でした。産直市場もあり、揖斐茶の茎茶を購入。薫り高く美味しいお茶です。


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the 57th station of Nakasendo "Akasaka"~Kamagatani

2014-04-10 | trip
中山道57番目、美濃赤坂宿
岐阜県大垣市

 歌川広重の『中山道六拾九次之内』に描かれている宿場「赤坂宿」を少しだけ見学。

描かれている杭瀬川は、昔水運として使われていたそうで、橋のたもとに港跡がありました。

杭瀬川に沿って北上すると、国の名勝天然記念物「霞間ヶ渓(かまがたに)」があります。
桜の名所として有名なので行ってみました。
池田山のすそ野に広がる公園。
山の上の方にも桜が咲いていました。


道の駅池田温泉から霞間ケ渓を抜ける「ふれあい街道」側から下方を眺める

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mt.fuji,buildings&sky

2014-04-05 | photo
新幹線車窓から♪

(^^♪


六本木ヒルズ

汐留ビルの谷間


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blooming in profusion

2014-04-03 | photo


  これは桜じゃありませんが…


しだれ桜


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