酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

国民年金と失業時代

2021-10-11 14:40:21 | Weblog
若い頃に数回失業生活を送りました。
ありがたいことに全て自己都合での退職で、解雇や倒産はありませんでした。

性格的に、次の仕事を決めてからの転職はしたくないタイプでした。
しばらく失業してもなんとかなるだけのお金があったからでもあるでしょうし、在職中に次を探すことに妙な抵抗感があるという不器用な性格もあるでしょうし、せっかくだからしばらくのんびりしたい(これが一番かな)という理由もある。
なので、退職したらしばらくはのんびりしてから転職していました。

若い頃ですから、先のことなんて考えちゃいません。
年金なんて未来永劫もらえないと決めつけていたので、国民年金への加入手続きは一切しませんでした。
手続きしてないから督促状も来ません。
なので、国民年金には一回も払ったことがないのです。
(人生のほとんどが会社員なので、年金は会社が勝手に天引きするこのだという感覚でした)

退職を考え始めてから、任意加入を考えるようになりました。

国民年金は20歳から60歳までの40年間・480ヶ月を納めると満額となります。
過去2年以内なら遡って払えますが、それを過ぎたら欠格期間になります。
しかし60歳時点で480ヶ月に満たない場合は、65歳まで未納分を払うことができます。
これが任意加入です。

私の場合は数年分の未納期間がありましたが、幸い65歳までの任意加入期間内で支払えるものでした。
ねんきんネットでシミュレーションをして、付加保険料も含めて未納分は全部払っておいた方が得だと判断しましたが、この手続きをした時は、なんだか若い頃のツケを支払ったような気持ちになったっけ。

若い頃に支払っておいたほうが、年金保険料が安くて得だったはずです。
でも、当時は収入も低かったし貯金もそんなにはなかった。
そもそも、年金なんて自分には関係ないと思い込んでいました。
もしタイムマシンがあって当時に戻れたとしても、やっぱり払わないような気がする・・・・。


国民年金は付加保険料の400円を含むと月17010円ですから、年間で20万円を超えます。
仮に3年未納だとしたら60万円超、なかなかの額です。

未納分を払えば将来の年金受給額は増えますが、早死にしたら損をして、長生きしたら得です。
(何歳まで生きたら元が取れるかは、ねんきんネットでシミュレーションしてから各自で計算してください)

どちらがオススメかは、その人の考えと懐次第でしょう。
私は未納分の数十万円は長生き保険だと思って、想定外の長生きをした場合のために支払うことにしました。
(幸い、それだけの余力がある)
でも人に勧めることはしません。
情報として伝えることはしますが、経済的に厳しい人が無理に払って早死にしたら後悔するでしょう。
人によっては、何十年か先のことより今のお金を優先したほうがいい場合もあります。
それはその人が判断することですが、私にとって任意加入は若い頃のツケを支払える有難い制度です。

このあたりは年金を何歳から貰うと得なのか問題と同じで、自分の寿命次第なので現時点では誰も正解は分かりません。
どれが得だったのかが分かるのは、早死にした時か一定以上長生きした時、いずれも結果が出てからですので、現時点での損得は誰にも分かりません。

任意加入は60歳の誕生日の前日からしか手続きできないので、60歳前の人はまた手続きに足を運ぶことになります。
このあたりはちょっと面倒ですね。

国民年金はクレジットカード払いもできるし、前納すれば割引になってお得です。
(クレカのポイントと割引でダブルでお得です)
このあたりは住民税と違って払いやすいシステムです。
(住民税は自治体にもよるけどカード払いはできなかったり、できても手数料がかかったりする)
任意加入だけでなく、国民年金を払っている人は、これを機に前納を検討したほうがいいですよ。
少しでも得をしましょう。
コメント
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