三輪山麓の点描

昨日の続きです。

三輪山の麓にある桧原神社近くの井寺池のほとりに来ています。

大神神社(三輪明神)のご神体である三輪山の顔を、色んなところから撮ってみました。


▲豊作の柿・・・。熟してくると鳥たちのご馳走に・・・


▲天智天皇の万葉歌碑(東山魁夷氏筆)・・・裏側から見れば・・・
「かぐ山は畝火ををしと耳成と相あらそひき　神代よりかくなるらしいにしへも　しかなれこそうつせみもつまをあらそふらしき」
勿論、歌碑を正面から見れば、井寺池越しに霞む二上山が望めます。


▲この石碑の横からの柿畑。梢の先には二上山が・・・。


▲上の歌碑の隣には、古事記・倭建命の歌碑(川端康成氏筆)
「大和は国のまほろばたたなづく　青垣山ごもれる大和し美し」
下に見える池が井寺池です。


▲井寺池から降りてきた坂道から見返えると・・・ススキの向こうに三輪山が・・・。


▲同じ坂道から西方角には、中央のこんもりしたところが箸墓古墳。その先には二上山が・・・
桧原神社と箸墓古墳と二上山が東から西に一直線に並んでいるのが分かります。


▲今年の2月、盾持人埴輪が出土して一躍有名になった「茅原大墓古墳」を手前に・・・三輪山を・・・。
今も、墓の下段部の発掘調査がされていました。


▲茅原の丸池? 　水面にヒシが蔓延っていました。池の淵に建つ住宅との対比が面白いので・・・パチリ!

▲車窓から・・・パチリ!

三輪山は円錐形のため、何処から観ても同じ姿をしております。

三輪山のご来光と秋の雲

最近、空を見上げることが多くなってきました。特に夕焼け空なのですが・・・・。
でも、思ったような綺麗な焼けになかなか出会えません。

そこで、今朝は少しばかり早起きして、と言っても・・・6時過ぎ・・・。三輪山のご来光を撮りに・・・。
日の出の時刻は6時11分。でも、三輪山からのご来光となれば・・・かなり遅い時刻になるはず・・・。

桧原神社の麓にある井寺池から狙います。
6時30分にスタンバイ。なかなか顔を見せてくれません。
45分になって・・・山の稜線の一部と周りの雲が輝き始めましたが・・・それでもまだ見えません。

背を向けている西の空には、秋の雲。
見事な「すじ雲」が、空一面を覆っています。
これは絶好のチャンス!!　　　 これも撮りたい。
でも、ご来光も!! 

どちらも、撮りたい。

今日の雲は、流れが早くて・・・いつ消えてもおかしくない様子。
右に左に・・・カメラを廻し・・・撮り続けます。

やがて7時27分・・・三輪山の南肩の松の梢越しに、光が漏れ始め・・・ご来光です。
アッという間に陽があがります。
ハーフNDとPLフィルターを使って・・・狙いました。

三輪山のご来光と、秋の雲をご紹介します。



▲三輪山のご来光・・・7時27分。神々しい感じがしました。


▲南の空には、巻雲(けんうん)・・・・・別名「すじ雲」なのでしょうか?　この時は縦に並んでおりました。


▲やがて、横になって・・・・流れていきます。あまりの綺麗さに・・・うっとりします。


▲やがて・・・水平に・・・。


▲波状雲も現れて・・・ミックス状態に・・・。


▲北の空、柿の木の上には波状雲が・・・。縞模様に波立っています。


▲西の空には、波状雲が・・・・空一面に広がって・・・コチラに向って流れてきます。この雲は・・・ひつじ雲、うろこ雲、いわし雲、さば雲・・・どれなんでしょうね?　サメのエラか・・・・いやクジラのお腹のようでもあり・・・、。



▲明日香、吉野方面を臨むと・・・・高層雲(こうそううん)に覆われて、空一面が薄灰色か乳白色に染まっています。

天体ショーは7時50分に閉演。ご来光だけを撮るだけ・・・だったはずが・・・。

雲が現れて(気付いて)から30分間ほど・・・綺麗な雲は消えてしまいました。

それにしても、見事な秋の雲。
刻々と変わる姿・・・二度と同じ雲の形が撮れないとなれば・・・ついつい頑張ってしまいます。

これらの雲を独り占めしているようで・・・なんだか、ものすごく得をしたような気分のひと時でした。

ますます、秋の雲に惹かれているスターアニスです。

藤原宮跡の夕景

やはり立冬。
夕闇が迫る宮跡に佇んでいると、ススキの穂を撫でる風がちょっぴり冷たく感じます。

お月さんとススキ・・・秋の一コマをお届けします。









この日の夕焼けはイマイチ。
仕方ありません。

一層、風が冷たくなってきたため、風邪をひいては大変・・・今日はここまで・・・。

 

ちょっと ひと休み

今日は「立冬」。
冬支度に追われる頃になりました。
北の国では、初冠雪となるかも・・・と、TVで報じています。

でも、2.3日、曇り空が続いたにもかかわらず、例年に比べ寒くない日が続いています。
椿の蕾も膨らみ、菊の花も見頃を迎え、山の木々も秋色を濃くし始めました。

先日、近くの池を訪ねた折りに見かけた光景が、絵になっておりましたので、ご紹介します。
この白っぽい鳥は、シラサギかアオサギか・・・。周りで戯れるカモたちには眼もくれず・・・じっと佇んでおります。




やがて、静寂が戻り・・・ふたたび佇む・・・。
ここには、のんびりしたひと時がありました。

靄と柿のある風景

昨日は、山々に靄がかかり幻想的な雰囲気が漂っていました。
そんな光景を撮りたくて・・・近場をうろついてきました。




▲雲の上に「三輪山」の頂上だけが見えます。










▲「エンジェルストランペット」という花でしょうか?
この花は毒草とか・・・花の汁が眼に入ると失明するとか・・・。怖い、怖い!