いやはや、困ったことに、いま 「莫山(バクザン)さん」(失礼ながらこう呼ばせてもらう)にはまっている。
惹かれる文字と絵、そして生き方そのものに興味があるのだ。 <榊 莫山 先生の紹介>
昨日、北畠氏館跡庭園を訪ねたあと三重県上野市にある莫山さんのお宅に立ち寄ることにした。(けっして訪問でなく、見るだけなのです。)
ネットで住所を調べたが、「上野市」というだけで、詳しいことが分からない。仕方なく、地元で尋ねるしかなかったのだ。
そもそも、莫山さんのとりこになったのは、腰を痛めて動けないときに、「莫山書話」という本を読んだおかげ?なのだ。
地元の本屋に莫山さんの本を何冊か注文している。「野の書」「書百話」「漢字ちょっといい話」などを・・・。在庫があるのかないのか、まだ連絡がない。
気取らずわかりやすい言葉、読んでいて飽きない。絵や風景が浮かんでくる文体で、肩の凝らないものなのだ。それでいて、説得力がある。こころにグサッとくるときもある。
昔、NHKのある番組で、飄々とした口調で「書」のこと「文宝四宝」のことを話しておられた。
河内弁に大和ことばを交えた、飾りっけの無い、ボサボサ頭の「莫山おじさん」。
何回かの連続だったので、毎回楽しみにしていたのだ。
また、ある時は、自宅の菜園畑で、カブラをひいておられた。奥さん共々、農家のおじさん・おばさんの風貌だったと記憶している。
面白い人だ。西国三十三ヶ所巡りのお寺の境内にも、先生の書の石碑が迎えてくれた。どの作品も人間味ある詩書画だ。思わず佇みうっとりしたものだ。
この莫山さんの棲みかを覗きたくなって、上野市内の何箇所かをたずね、尋ね・・・。ついに、たどり着いた。
田舎暮らしとは知っていたが、やはり・・・というか、さすが邸宅という感じのお宅。もともと生まれはここ「上野市」。ここが昔からの実家なのかもしれないが・・・わからない。近所の人に聞いておくべきだった。
道路から少し入った小道。車で自宅の庭まで入れるのだ。
手入れの行き届いた日本庭園が広がる。庵のような屋根が奥のほうに見える。
オットこれはいけない。車が吸い込まれて庭の中に入ってしまいそうになる。
一旦手前の道まで戻り車を停め、歩いて自宅の庭前まで歩く。
下駄履きで、浴衣姿の莫山さんが、ウチワ片手に庭先から出てこられるのでは・・・と期待したが・・・。この暑さでは・・・とても無理だ。
広い庭には趣のある建屋・館が点在する。エアコンの室外機が音をたてている館がある。
今頃、筆を振るっておられるのだろうか。昼ごはんかなあ。
石垣で囲まれた屋敷の周りを歩きはじめたのだが、さも怪しいヤツだと言わんばかりに隣家のワン公が吠え続ける。やむ無く途中で諦め、ひき返した。
遠くから、屋敷を撮らせてもらった。
山ふところの木々に囲まれた、こんもりとした一帯が屋敷だ。
あまりの暑さで、長居は出来ず、車に戻った。
次の予定地である三重県上野市にある芭蕉五庵のひとつである「蓑虫庵」に向かった。
西国14番札所「三井寺」境内にある莫山さんの書。アチコチに作品があるのだ。
惹かれる文字と絵、そして生き方そのものに興味があるのだ。 <榊 莫山 先生の紹介>
昨日、北畠氏館跡庭園を訪ねたあと三重県上野市にある莫山さんのお宅に立ち寄ることにした。(けっして訪問でなく、見るだけなのです。)
ネットで住所を調べたが、「上野市」というだけで、詳しいことが分からない。仕方なく、地元で尋ねるしかなかったのだ。
そもそも、莫山さんのとりこになったのは、腰を痛めて動けないときに、「莫山書話」という本を読んだおかげ?なのだ。
地元の本屋に莫山さんの本を何冊か注文している。「野の書」「書百話」「漢字ちょっといい話」などを・・・。在庫があるのかないのか、まだ連絡がない。
気取らずわかりやすい言葉、読んでいて飽きない。絵や風景が浮かんでくる文体で、肩の凝らないものなのだ。それでいて、説得力がある。こころにグサッとくるときもある。
昔、NHKのある番組で、飄々とした口調で「書」のこと「文宝四宝」のことを話しておられた。
河内弁に大和ことばを交えた、飾りっけの無い、ボサボサ頭の「莫山おじさん」。
何回かの連続だったので、毎回楽しみにしていたのだ。
また、ある時は、自宅の菜園畑で、カブラをひいておられた。奥さん共々、農家のおじさん・おばさんの風貌だったと記憶している。
面白い人だ。西国三十三ヶ所巡りのお寺の境内にも、先生の書の石碑が迎えてくれた。どの作品も人間味ある詩書画だ。思わず佇みうっとりしたものだ。
この莫山さんの棲みかを覗きたくなって、上野市内の何箇所かをたずね、尋ね・・・。ついに、たどり着いた。
田舎暮らしとは知っていたが、やはり・・・というか、さすが邸宅という感じのお宅。もともと生まれはここ「上野市」。ここが昔からの実家なのかもしれないが・・・わからない。近所の人に聞いておくべきだった。
道路から少し入った小道。車で自宅の庭まで入れるのだ。
手入れの行き届いた日本庭園が広がる。庵のような屋根が奥のほうに見える。
オットこれはいけない。車が吸い込まれて庭の中に入ってしまいそうになる。
一旦手前の道まで戻り車を停め、歩いて自宅の庭前まで歩く。
下駄履きで、浴衣姿の莫山さんが、ウチワ片手に庭先から出てこられるのでは・・・と期待したが・・・。この暑さでは・・・とても無理だ。
広い庭には趣のある建屋・館が点在する。エアコンの室外機が音をたてている館がある。
今頃、筆を振るっておられるのだろうか。昼ごはんかなあ。
石垣で囲まれた屋敷の周りを歩きはじめたのだが、さも怪しいヤツだと言わんばかりに隣家のワン公が吠え続ける。やむ無く途中で諦め、ひき返した。
遠くから、屋敷を撮らせてもらった。
山ふところの木々に囲まれた、こんもりとした一帯が屋敷だ。
あまりの暑さで、長居は出来ず、車に戻った。
次の予定地である三重県上野市にある芭蕉五庵のひとつである「蓑虫庵」に向かった。
西国14番札所「三井寺」境内にある莫山さんの書。アチコチに作品があるのだ。
天真爛漫に見える風貌、印象に残っています。
字も天真爛漫ですね。
暑い盛りにも精力的にお出かけになっているご様子、
涼しい社内で拝見しています。
車の中の冷気と外の熱、落差は大変なものですね。
どうぞ、暑気あたりされませんように。