また榊莫山さんの本に載っていた「伊勢路の北畠氏館跡庭園」の入り口に建つ「石碑」を訪ねた。
私が知らないだけかも知れないが・・・。この庭園、かなり有名みたいだ。
桜井市から宇陀市へ、そして御杖村から三重県津市美杉地区に向かう途中に、大きな案内看板を何度か見かけた。
美杉地区にある北畠神社神苑の一部になっている「国指定文化財 北畠氏の館跡(やかたあと)庭園」だ。
今日は全国的に暑い。体温以上の暑さだ。
車から出るのが辛いほど暑い。この山奥でも道路上は38℃は超えてそう。
北畠神社の鳥居前に停め、木立の陰を探しながら境内に向かう。
境内には、杉の巨木が何本も聳えている。歴史を感じさせられる神社だ。
広い境内の中ほどにある社務所に向かう手前に石碑があり、生垣に囲まれた庭園が覗ける。
庭園面積850坪(2,805㎡)。入園料300円であるが、庭が目的でないので、垣根の隙間からレンズを覗かせて何枚か撮った。タダ撮りだ。ゴメンナサイ。
庭園は、室町末期頃、伊勢国司七代北畠晴具(ハルトモ)の時代に、著名な作庭者・細川高国の アドバイスによって造園されたと伝えられ、越前一乗朝倉庭園(福井県)、近江朽木谷秀隣 院庭園(滋賀県)などともに武将好みの野生味を残す名園として有名なのだ。
この庭園は数少ない神社の庭園であり(お寺の庭園は多いらしい)、しかも武将の作った庭らしく素朴であり、豪放であり、野性的な魅力があるといわれている。
昭和11年に、国の「名勝及び史跡」に指定され、500年を経ても当時の姿を保っている貴重な庭園である。
さて、目的の「石碑」であるが、碑に苔が張り付き文字がハッキリしない。 莫山さんが来られた時に写された碑の文字は、もっとハッキリ・クッキリしている。
碑を見られた莫山さんは、次のように述べておられる。
『わたしは、この庭園の碑を眺めながら、こりゃ名作やないけど、いい字だな、と思った。上から下へと、意外に書きづらい字がならぶ。が、この碑の文字は、軽くもなければ重くもなく、威張ってもいないし、遠慮のしすぎでもない。誰もが安心できる中庸の美が、この碑の魅力となっている。』
『ならば一字を、と問われたら、わたしは迷わず「庭」の字が一番、と答えよう。いいも、いいも、泣けてくるほどよい。ほかの字は、みんなこの庭のひき立て役である。』
この石碑には「名勝 史跡」と彫られているので、昭和11年以降のものだ。
「庭」という字をアップで撮ろうとしたが、彫られた中に苔が生えていてレンズ越しでは、よけい分かりにくい。苔を剥がしたくなるほどだ。
よし、この「庭」という字を練習したくなった。そのうちチャレンジしようと思う。
石碑には「名勝史跡 北畠氏館跡庭園」と彫られている。
この「庭」の文字は、莫山さんがお気に入りなのだ。
北畠氏の館があったところだ。北畠神社の鳥居をくぐり神苑に向かう。
北畠神社神苑の一部、850坪に武将好みの野生味を残す名園なのだ。
石碑の上には、椿の実が・・・。
私が知らないだけかも知れないが・・・。この庭園、かなり有名みたいだ。
桜井市から宇陀市へ、そして御杖村から三重県津市美杉地区に向かう途中に、大きな案内看板を何度か見かけた。
美杉地区にある北畠神社神苑の一部になっている「国指定文化財 北畠氏の館跡(やかたあと)庭園」だ。
今日は全国的に暑い。体温以上の暑さだ。
車から出るのが辛いほど暑い。この山奥でも道路上は38℃は超えてそう。
北畠神社の鳥居前に停め、木立の陰を探しながら境内に向かう。
境内には、杉の巨木が何本も聳えている。歴史を感じさせられる神社だ。
広い境内の中ほどにある社務所に向かう手前に石碑があり、生垣に囲まれた庭園が覗ける。
庭園面積850坪(2,805㎡)。入園料300円であるが、庭が目的でないので、垣根の隙間からレンズを覗かせて何枚か撮った。タダ撮りだ。ゴメンナサイ。
庭園は、室町末期頃、伊勢国司七代北畠晴具(ハルトモ)の時代に、著名な作庭者・細川高国の アドバイスによって造園されたと伝えられ、越前一乗朝倉庭園(福井県)、近江朽木谷秀隣 院庭園(滋賀県)などともに武将好みの野生味を残す名園として有名なのだ。
この庭園は数少ない神社の庭園であり(お寺の庭園は多いらしい)、しかも武将の作った庭らしく素朴であり、豪放であり、野性的な魅力があるといわれている。
昭和11年に、国の「名勝及び史跡」に指定され、500年を経ても当時の姿を保っている貴重な庭園である。
さて、目的の「石碑」であるが、碑に苔が張り付き文字がハッキリしない。 莫山さんが来られた時に写された碑の文字は、もっとハッキリ・クッキリしている。
碑を見られた莫山さんは、次のように述べておられる。
『わたしは、この庭園の碑を眺めながら、こりゃ名作やないけど、いい字だな、と思った。上から下へと、意外に書きづらい字がならぶ。が、この碑の文字は、軽くもなければ重くもなく、威張ってもいないし、遠慮のしすぎでもない。誰もが安心できる中庸の美が、この碑の魅力となっている。』
『ならば一字を、と問われたら、わたしは迷わず「庭」の字が一番、と答えよう。いいも、いいも、泣けてくるほどよい。ほかの字は、みんなこの庭のひき立て役である。』
この石碑には「名勝 史跡」と彫られているので、昭和11年以降のものだ。
「庭」という字をアップで撮ろうとしたが、彫られた中に苔が生えていてレンズ越しでは、よけい分かりにくい。苔を剥がしたくなるほどだ。
よし、この「庭」という字を練習したくなった。そのうちチャレンジしようと思う。
石碑には「名勝史跡 北畠氏館跡庭園」と彫られている。
この「庭」の文字は、莫山さんがお気に入りなのだ。
北畠氏の館があったところだ。北畠神社の鳥居をくぐり神苑に向かう。
北畠神社神苑の一部、850坪に武将好みの野生味を残す名園なのだ。
石碑の上には、椿の実が・・・。
一昨日、津軽方面に出かけ、あまり暑くて古民家の中にある喫茶店に入ったところ、書道の先生から贈られたという持統天皇の和歌を書にした「春過ぎて・・・」が飾ってあり、アニスさんのブログに在った明日香の風景と香具山に思いを馳せ見入っておりました。
此方は、昨日に続き涼しさが戻ってますが、暑さの折、お元気で・・・・。