相変わらず、莫山さんの書を追っかけております。
「石碑を見るだけなんて、ついて行けないわ!」と、カミさんも呆れております。
「山粕問屋屋敷跡」の石碑
昨日、榊莫山さん揮豪の碑を求めて、三重県境近くの宇陀郡曽爾村山粕(やまがす)にある「山粕問屋屋敷跡」の石碑を見に行ってきた。
国道369号線、室生寺に向かう道を左に見て、栂坂峠を過ぎたすぐの分かれ道との正面にこの石碑があった。あの独特な莫山さんの文字が遠くからでも認識出来る。
往時、この曽爾村山粕は、長谷寺~伊勢神宮の「伊勢参り」の本街道であったところで、馬や、篭の手配、 荷物、手紙の配送などを行い、賑やかな宿場が形成されていたところだ。今は、その面影も無い。
問屋屋敷跡として建てられたこの碑は、新国道と旧道の堺にあり、左側は旧道に続いているのだ。
そういえば、莫山さんの住まいは三重県上野市、曽爾村とは直線距離ではそんなに離れていない。親戚があったのかも知れず、頼まれて書かれたのかも知れない。
安倍文殊院の東門に建つ大石碑
もうひとつの石碑は、桜井市安倍文殊院の東門に建つ大石碑。
この石碑の文字も榊莫山さんのものだ。
平成16年9月、「安倍晴明公壱千回大法要」記念として建立されたもので、この石は5mを越す名石「大島石」である。
「三人寄れば文殊の知恵」という言葉で知られる安倍文殊院は、大化元年(645年)に阿倍倉梯麻呂が創建した安倍寺が前身である。
天橋立の切戸文殊、山形県の亀岡文殊と並ぶ日本三文殊の一つ。この中でも安倍文殊院だけが文殊様と直接対面することができる。
快慶作の本尊文殊菩薩騎獅像(重要文化財)は、高さが約7mもあり文殊像の中では日本一の大きさを誇っている。横に従う優填王なども快慶の作で、重要文化財に指定されている。
境内には文殊池に阿倍仲麻呂にちなんだ金閣浮御堂が立ち、精巧に造られた石室をもつ文殊院西古墳(特史)、巨石を積み上げた閼加井古墳(知恵の窟)から「知恵の水」が飛鳥時代から涸れることなく湧き出ている。
私は、この湧き水で書初めをした記憶がある。
また、平安時代の陰陽道の大家として有名な安倍晴明像が安置されている。
知恵にあやかりたいとする「受験祈願者」が後を断たず、地元では「安倍の文殊さん」と親しまれている。
一茶の句 「青梅や 餓鬼大将が 肌ぬいで」 榊莫山さんの揮豪だ。
昨日、紹介した「道明寺」にあった一茶の句碑。ヒキノさんから「莫山さんの書のアップは・・・・」とのことで・・・ありました。あとで使おうと思っていたのですが・・・。
それにしても、味わいのある文字です。見飽きません。
「石碑を見るだけなんて、ついて行けないわ!」と、カミさんも呆れております。
「山粕問屋屋敷跡」の石碑
昨日、榊莫山さん揮豪の碑を求めて、三重県境近くの宇陀郡曽爾村山粕(やまがす)にある「山粕問屋屋敷跡」の石碑を見に行ってきた。
国道369号線、室生寺に向かう道を左に見て、栂坂峠を過ぎたすぐの分かれ道との正面にこの石碑があった。あの独特な莫山さんの文字が遠くからでも認識出来る。
往時、この曽爾村山粕は、長谷寺~伊勢神宮の「伊勢参り」の本街道であったところで、馬や、篭の手配、 荷物、手紙の配送などを行い、賑やかな宿場が形成されていたところだ。今は、その面影も無い。
問屋屋敷跡として建てられたこの碑は、新国道と旧道の堺にあり、左側は旧道に続いているのだ。
そういえば、莫山さんの住まいは三重県上野市、曽爾村とは直線距離ではそんなに離れていない。親戚があったのかも知れず、頼まれて書かれたのかも知れない。
安倍文殊院の東門に建つ大石碑
もうひとつの石碑は、桜井市安倍文殊院の東門に建つ大石碑。
この石碑の文字も榊莫山さんのものだ。
平成16年9月、「安倍晴明公壱千回大法要」記念として建立されたもので、この石は5mを越す名石「大島石」である。
「三人寄れば文殊の知恵」という言葉で知られる安倍文殊院は、大化元年(645年)に阿倍倉梯麻呂が創建した安倍寺が前身である。
天橋立の切戸文殊、山形県の亀岡文殊と並ぶ日本三文殊の一つ。この中でも安倍文殊院だけが文殊様と直接対面することができる。
快慶作の本尊文殊菩薩騎獅像(重要文化財)は、高さが約7mもあり文殊像の中では日本一の大きさを誇っている。横に従う優填王なども快慶の作で、重要文化財に指定されている。
境内には文殊池に阿倍仲麻呂にちなんだ金閣浮御堂が立ち、精巧に造られた石室をもつ文殊院西古墳(特史)、巨石を積み上げた閼加井古墳(知恵の窟)から「知恵の水」が飛鳥時代から涸れることなく湧き出ている。
私は、この湧き水で書初めをした記憶がある。
また、平安時代の陰陽道の大家として有名な安倍晴明像が安置されている。
知恵にあやかりたいとする「受験祈願者」が後を断たず、地元では「安倍の文殊さん」と親しまれている。
一茶の句 「青梅や 餓鬼大将が 肌ぬいで」 榊莫山さんの揮豪だ。
昨日、紹介した「道明寺」にあった一茶の句碑。ヒキノさんから「莫山さんの書のアップは・・・・」とのことで・・・ありました。あとで使おうと思っていたのですが・・・。
それにしても、味わいのある文字です。見飽きません。
関西方面はまったく土地勘がないので地図を広げながら、この辺あたりだななどと推測しております、安倍清明はあの陰陽師ですよね
莫山さんの書は特徴あってすぐ分かりそうですね
莫山さんの揮毫の石碑アップ良いですネ、この独特の字は莫山だけの字ですか、このような書体があるですかね?
どうぞ・・・。
コメント・・・ありがとうございます。
亀岡文殊堂・・・日本三文殊の一つとして有名ですね。
大和・安倍文殊院も、受験者の合格祈願など学問の上達を願う参拝者が多いですね。
私も幼少の頃、書道の上達を祈願するため、水を持ち帰り習字をしたことがあります。