スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

長谷寺・ぼたんまつり

2008-04-19 22:19:55 | 出来事
今日から5月11日まで「花の寺・長谷寺」において、『ぼたんまつり』が催されています。

「ぼたん献花祭」の本日からスタートです。
午後1時、初瀬街の中ほどにある伊勢辻(井谷屋ホテル前)から『練り供養』がスタート。
本堂までの道のりを僧侶、稚児、彼岸講、観光協会などが列を作り、ご詠歌を唱えながら進みます。

稚児たちの石段を数える声も、お経のように聞こえます。
399、400、401・・・・???
山門からの石段は399段のはずだが・・・?
そうです、子供達は山門手前の石段から数えていたのです。
48段ほど増えるはずです。

本堂では、牡丹の献花、お点前による献茶のあと法要が執り行われました。

回廊両脇の牡丹は、一部が咲き始め、石楠花も満開です。
ヤマブキも御衣黄桜も満開です。
さすが、『花のお寺』です。

練り供養の参列に加わったためカメラ携帯が出来ず、お練りの様子を撮ることが出来ません。
法要のあと、境内に咲き誇る花たちを撮ってきました。


▲本坊の牡丹も咲き始めました。本堂をバックに咲いています。


▲回廊横の牡丹、満開でした。でも、この1輪だけ・・・、これからです。


▲本坊に咲く「御衣黄桜」。こちらの桜はやや白っぽい。 


▲本坊の「御衣黄桜」。こちらの桜はやや緑色です。


▲石楠花も満開です。


▲華やかな石楠花が見事です。



▲牡丹桜も満開です。



▲回廊の両脇には、蕾の牡丹が準備中です。


藩札(はんさつ)等について

2008-04-19 00:04:28 | 出来事

hikotaniyashojiさんから昨年11月24日に「藩札か、私札か?」の中で紹介した藩札などの詳細画像の掲載依頼を受けました。

同氏は、江戸時代から幕末・明治初期にかけて発行された大和・河内・和泉・紀州方面の藩札、旗本札等古紙幣を収集されておられ、かなりの収集家とお見受け致しました。

同氏から、これら藩札・旗本札などのカタログとして『大和紙幣図史』(著者:大鎌淳正 発行:柳沢文庫)なるものがあることを紹介頂き、早速、図書館で借りて参りました。

手元の藩札を1枚1枚調べました。同じものも載っています。
享保15年(1731年)の「藩札」、また同年の「旗本札」もあり、明和9年(1772年)の「御免銀札」もありました。
まだ、この図史を読み始めたばかりですが、かなり詳しく記述されていて、当時の藩の状態、人々の生活などの一端を知ることが出来ます。
なかなか良い資料を教えて頂きました。
またまた、嵌ってしまいそうです。

では、hikotaniyashojiさんのご要望にお応えして・・・藩札などを紹介致します。


▲表・裏。私人が発行した銀札で、幕府の許可を得て発行された「御免銀札」かな?。飯貝與(イイガイグミ)・・現在の吉野・上市の向い側あたりの集落。明和9年(1772年)発行。 


▲上と同じ「御免銀札」かな?。飯貝與(イイガイグミ)のもの。但し、口屋甚右衛門など7名の異なる名前が記載されています。かなり読みづらい。


▲藩札:郡山藩。享保15年(1731年)。表・裏。


▲藩札:小泉藩。宝暦10年(1760年)。


▲藩札:柳生藩。文化12年(1815年)。


▲藩札:柳本藩。文政13年(1830年)。

 
▲旗本札:根来氏?と言われていますが・・・?裏面の文字が消えています。表・裏


▲藩札:新庄藩。(櫛羅藩・現葛城市)と教えて頂きました。


▲旗本札:佐藤氏(十市郡豊田村、現橿原市)とか。縦16cm×横4cm。寛延4年(1751年)


▲旗本札:三河国長沢・松平家 大和通用札と教えて頂きました。2枚ありました。

他にも2枚あるのですが、全く判読できず、掲載致しませんでした。

hikotaniyashojiさん、この程度で如何でしょうか?
ご不明の点があればコメント願います。