スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

桜を訪ねて「大宇陀・榛原の里」 ⑭

2008-04-07 20:34:59 | 奈良県・三重県の桜探訪

昨日までの2日間は動きが取れなかったが・・・今日は午前中だけは動ける。
でも、今日は雨が降るという。
午前7時50分。自宅出発。
急がねば・・・・雨が降るまでに、何箇所訪ねることが出来るか・・・・。
帰宅したのが午前11時45分。4時間で13箇所の桜の木を訪ねることが出来ました。
3回に分けて紹介致します。

<宇陀市・大宇陀区の里>


▲又兵衛桜(大宇陀区本郷)。樹齢350年はかなり色付いてきた。今週後半に満開かな? 今回は遠くから眺めるだけ・・・満開になれば、再度来る事にしよう。


▲天益寺(てんやくじ 大宇陀区迫間)。何年か前に本堂などを焼失。この桜(樹齢300年)と椿の老木(樹齢200年)は、火の手から逃れたのです。


▲春日神社の「羽衣桜」。(大宇陀区春日)。樹齢350年の杉の大木の地上7メートルのところから樹齢40年ほどのヤマザクラが生えている。
著名な写真家が「羽衣桜」と名づけたそうだ。まだ蕾だ。



▲民家に咲く枝垂桜。(大宇陀区才ケ辻)この枝垂桜は毎年、撮っている。


▲光台寺の枝垂桜。(大宇陀区才ケ辻)。上の民家のすぐ近く。


▲才ケ辻・簡易郵便局(民家?)の枝垂桜とモクレン。


▲芳野川岸の桜。(大宇陀区古市場)。左奥に菟田野中学が見える。夜間はライトアップされるのです。

<宇陀市・榛原の里>

▲仏隆寺の千年桜。(榛原区赤埴)根周7.7m、樹高16m、樹齢900年を超える奈良県下最大最古の桜として有名。ヤマザクラとエドヒガンの雑種であるモチヅキザクラの一種とわかり、学術上でも貴重な存在です。まだ蕾が硬い。満開は来週末以降かな?



▲悟真寺の枝垂桜。(榛原区自明)樹齢200年の枝垂桜。

次は「室生の里」に向います。



『桜井市』発祥の地・・・「櫻の井」の桜

2008-04-07 19:24:17 | 奈良県・三重県の桜探訪

桜、つながりで・・・
桜井市の「桜井」という地名のはじまりといわれている「櫻の井」についての紹介です。
つまり、「桜」と「井戸」から『桜井市』についてのルーツを訪ねたのです。

この井戸は、桜井駅から南に500m、谷地区の西側高台にある「若櫻神社」の北側50mにあるのです。

民家の裏側にあって、2坪ほどの敷地に石組みされた「井戸」と謂れが書かれた石碑、そして桜の木が植えられています。
碑文には、次のように記されています。

『「櫻の井」は第17代履中天皇がめでさせられた清水で、桜井市発祥の地である。
井は深さ9尺余、径約2尺2寸 円形に積みあげた生まれ石は苔むして千五百有余年の昔を物語っている。井水は鏡の如く澄み、特別の甘味があり、水量豊で 昔から大和の七ツ井のひとつであった。
この地に稚櫻部氏の租神を祭る稚櫻神社の北に当り 井戸のほとりに桜が植えられていたことから「櫻の井」と呼ばれた。
またここは履中天皇の磐余稚櫻宮(いわよわかざくらのみや)の跡ともいわれている。
尚、櫻井の地名はこの「櫻の井」からはじまると云われている。』

桜井市という地名のルーツは、ここにあったのです。


▲「櫻の井」。桜井市発祥の地なのです。

▲近くにある「若櫻神社」の桜も満開です。