いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

細密画家熊田千佳慕氏登場!

2009年01月15日 07時34分34秒 | 兎に角書きたいの!
 昨日の読売新聞一面に「長寿革命」欄に97歳になる熊田千佳慕氏が登場した。それによると

 虫は私、私は虫だー。
 横浜市の画家、熊田千佳慕(97)は、仕上げに昆虫の目を描き込む瞬間、そう感じる。筆の先端を操り、糸より細い無数の線の連なりが昆虫の形や色を紡ぐ。…

 今、我が家には熊田千佳慕氏の記述したもの「平成21年花模様のカレンダー」「蜂の絵の色紙」「千佳慕の横浜ハイカラ青年記(サイン入り)」の本、「ファーブル昆虫記の虫たち②③⑤」などがある。

 千佳慕氏は報道の通り97歳で現役として活躍されている。氏の生い立ちはについては上記の「千佳慕の横浜杯から青年期記」に詳しく述べられている。

 氏は70歳の時に「昆虫記」を描いた作品がイタリアのボローニャ国際絵本原画展に入選し、有名画家の仲間入りを果たし、80歳で開眼し花、虫の微細さを描写し、90歳では心身の老いと疲れを感じて「二分の力を残して」作業を終えるようになったら作品には「豊かさ」というものの新たな評価が加わったと語った。

 「僕に『老後』はない。」として熊田氏は70歳からの「成長する老い」を生きると。

 熊田千佳慕氏のこの生きる姿勢に後押しされる。今私は70代。人は心の持ちようである。一度でもいいから熊田千佳慕氏の絵と文に接して生きる生命力の強さを感じ取って欲しいと私は願う。細密で柔らかく暖かい絵にきっと感動すると思う。

 たまには違ったトキメキに出会うのもまた人生に彩を添えて楽しいものである。
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