いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

源氏物語そして万葉集

2009年01月06日 07時57分29秒 | 兎に角書きたいの!
 
 新しき

 年の初めの

 初春の

 今日降る雪の

 いやしけ吉事   万葉集 巻き20・4516 大友家持

 昨年は源氏物語千年紀で盛り上がり多くの人が何らかの形で源氏物語に触れたであろう。今年は万葉集かなと私は思っている。

 今年はテレビ、ラジオで万葉集の教養講座が開設された。
 一つは、「NHK日めくり万葉集」の題名で教育テレビ1月5日(月)からスタートした。土日を除く月~金曜日の午前5:00~5:05とチト時間が早い。テキストは発行されている。

 二つ目は、「NHK万葉びとの言葉とこころ」の題名でラジオ第2放送1月からの木曜日午後8:15~8:45の放送が行われる。

 いずれの講座の最初に掲げられている歌は
   あかねさす
   紫野行き
   標野行き
   野守は見ずや
   君が袖振る   巻1・20 額田王

 原文は
   茜草指
   武良前野逝
   標野行
   野守者不見哉
   君之袖布流

 万葉集が編纂されたのは1200年以上も前に大友家持によってである。先にあげた「新しき…」は編纂者大友家持が4516首の最後に詠んで掲載した歌である。

 この1年万葉の世界に「雑貨」「相聞」「挽歌」を通じながら古代の思いそれが現代にも思われる共通項が多くあるだろうと楽しみながら心に留めていきたいと思っている。





コメント
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