今年の我が家の梅の実は5.7キログラム(212個)の収穫であった。梅ノ木は樹齢40年以上だが枝に付ける実は多くない。今年も梅干を作る。一粒一粒水気を取りながら梅の実を数えた。梅干は焼酎のお供でもあり手作り梅干は手を掛けた分美味い。疲れを取る源泉でもある。
うめぼしの歌
二月三月はなざかり
鶯鳴いた 春の日の
たのしい時もゆめのうち
五月六月実がなれば
枝からふるい落とされて
近所の町に持ち出され
何升何合計り売り
もとよりすっぱいこのからだ
塩に漬かってからくなり
紫蘇に染まって赤くなり
三日三晩の土用干し
思えば辛いことばかり
それも世のため人のため
皺は寄っても若い気で
小さい君らの仲間入り
運動会にもついて行く
まして戦のその時は
無くてはならなぬこの私
これは昔の尋常小学校読本巻五にのっている。この読本で勉強されたのは、明治43年度から大正6年度に小学校に入学した人達である。90歳から97歳の人達になる。
これから土用干しが始まるが専ら私の仕事である。一粒一粒ひっくり返しながらの皺のより具合が楽しみである。
うめぼしの歌
二月三月はなざかり
鶯鳴いた 春の日の
たのしい時もゆめのうち
五月六月実がなれば
枝からふるい落とされて
近所の町に持ち出され
何升何合計り売り
もとよりすっぱいこのからだ
塩に漬かってからくなり
紫蘇に染まって赤くなり
三日三晩の土用干し
思えば辛いことばかり
それも世のため人のため
皺は寄っても若い気で
小さい君らの仲間入り
運動会にもついて行く
まして戦のその時は
無くてはならなぬこの私
これは昔の尋常小学校読本巻五にのっている。この読本で勉強されたのは、明治43年度から大正6年度に小学校に入学した人達である。90歳から97歳の人達になる。
これから土用干しが始まるが専ら私の仕事である。一粒一粒ひっくり返しながらの皺のより具合が楽しみである。