いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

上野は七分咲き

2007年03月29日 09時24分53秒 | 兎に角書きたいの!
 昨日は妻の公休日で「オルセー美術館展」へ出かけた。まず上野の改札口で驚いた。出口は超だの列である。帰りは混みますので切符をお求め下さいのアナウンスに従って購入しておいた。凄い人で、散策の人美術館へ向かう人などで人人で溢れていた。
 オルセー美術展では、一般1,500円・65歳以上800円の恩恵に浴して入場した。作品は、パリ・オルセー美術館の所蔵品140点の展示であった。エドガー・ドガ、クロード・モネ、フインセント・ファン・ゴッホなどの作品が並ぶ中に妻の長年の思いの中にあったゴッホの「アルルのゴッホの寝室」(1889年作)があった。7年前、東京都美術館でのゴッホ展を待ち焦がれていた妻は、入院中の長女の看病で鑑賞することを諦めた。ゴッホの作の中で、アルルで描かれた「アルルの星空の…」をことのほか気に入っていた。妻の代わりに私一人で出かけ星空の作品のいろいろなグッズを購入してきた。いまも家のあちこちに飾ってある。
 この「アルルのゴッホの寝室」の絵は、美術館入り口に大きく拡大されてPRの役目を果たしている。そして、入場券に印刷されているエドゥアール・マネの「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」(1872年)も鑑賞の目的の一つであった。これも色々な「すみれ」の陶芸品を蒐集している妻の大好きな花なのである。
 長女は亡くなったが、妻にとっては忘れがたい美術展である。作品の鑑賞を終えて桜並木を散策した。両側は花見の青いシーツが敷かれそこには、28日18時~
とか30日の13時~とか表示されている。空いている時間帯に三々五々そのシートを利用して宴会をやっている。そして、10メートル置きぐらいに分別のごみ箱6個を一組として設置されている。桜の木のわきの下あたりに1輪桜の花が、多くの人のシャッターの対象とされていた。
 公園の入り口の石段には常時似顔絵を画く人がいる。今日は10人ほどがいてそれぞれ筆を動かしていた。私も一度、娘と一緒に画いてもらったことがある。似顔絵は結構好きで、今家に8枚ほどがある。
 散策のついでにアメ横の商店をのぞきのぞき御徒町駅で入場しようとしたらシャットアウトされた。駅員に尋ねると購入した駅でないと入場できないのですと証明書を手渡された。
 上野の桜は、七分咲き今度の週末には報道合戦でその模様の放映がされるであろう。桜の咲き誇る色合いを見れば自然に心が浮かれてくる。早めの桜観賞でした。
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