いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

あのときの娘②

2005年12月20日 17時01分15秒 | 娘のエッセイ
 平成11年12月20日の娘の病状日記

 胃の内視鏡検査・発病発見から83日目
  ① 朋子チャーハンが食べたいとのリクエストに妻朝作って持参した。
  ② 朋子胃の内視鏡検査で細胞を摘出した。
  ③ 15時30分病室へ朋子寝ていたので、メモを置いて帰ろうとしたら目を
    開け言葉を交わす。
  ④ 朋子 今日6階までジユースを買いに行ったら階段の上り下りがきつく
    体力の無さを痛感したと話す。実家では階段を上り下りするので年末
    は自分の家に帰ると言う。
  ⑤ クリスマスまでは病院に居る。と語る。 
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一緒にお風呂

2005年12月20日 08時52分50秒 | 娘のエッセイ
 五月の初め、何の気無しに引き出しの整理をしていた時、トモちゃんの結婚
式の時にみんなでホテルのロビーで撮ったスナップ写真が出てきまして、楽し
い新婚生活を送っているんだろうと思っていた矢先のお知らせだったものです
から、あまりに 突然で 本当に どうしてーと言葉を失いました。
 私には あの時の 幸せ一杯で、カヅさんの隣で微笑んでいた姿が 昨日の
ことのようだったんです。
トモちゃんとは一つ違いで、自分の上が兄であるせいかお姉さんがいたらいい
なと、幼い頃から接していました。
 お盆休みで「常磐町」でよく一緒に遊びました。トモちゃんが 専門学校の
頃だったでしょうか?
いとこの中では唯一(大きくなってから)お風呂に入ったりもしたんです。そ
の時 好きだった男の子の話をお互いにしたりと 楽しい思い出ばかり。
 今回のエッセイを頂き 何度も何度も読み返し生前の写真を見て三十四年間
と言う あまりに短いじんせいだったけれど本当にキラキラと輝き 多くの人
達に愛され多くの人達に愛を与えていってしまったんだと 痛感しました。
 私が、このエッセイの中で 一番 好きで印象に残った文章があります。
「掌の温度」での……
  『誰かを励ます時 人はその人の手を握る。喜びを分かち合う時も 手を
   取り合う。また、苦しい時、悲しい時も 愛する人の手は何ものにもか
   えがたく貴い……』
 ご葬儀の時には、ただただ悲しくて、悔しくて お話しすることができませ
んでしたけれども、こんな ステキな彼女のこと、てんごくでのお仕事が も
うすでに たくさん待っているのだと私も思います。
 梅雨も本格化し、うっとうしい日々が続いていますが、どうぞご自愛くださ
いますように。
最後になりましたが、朋子ちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。乱筆
乱文お許し下さい。とり急ぎお礼まで
 PS 和様へ どうか、トモちゃんの分まで 頑張ってこれからも歩んでほし
       いと願います。     
       彼女も望んでいるはずですから……。

              平成12年6月30日    従姉妹 道子様
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